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*「ここは オルフィーの町だよ。
*「くんくん…このニオイおぼえてる!
おにいちゃんたち 前もこの町に
来たことあるでしょ!
*「びっくりした?
ある日突然 ハナがきくように
なっちゃったんだよ。
*「エヘヘ。まるで
犬になったような気分なんだ。
ワオーン!なんちゃって!
キーファ「ははは!
まるで ガボみたいだな!
ガボ「ワオーン!
マリベル「ま 真実を知らない方が
しあわせってことも あるわけよ。
キーファ「あいかわらずだな。
ここの町の人たち。
マリベル「あいからわず
平和そのもの って感じだわよ。
マリベル「いったい誰の おかげなのか
わかってるのかしらね!
マリベル「ふ〜ん。
あれから あんまり 町のようすは
変わっていない みたいだわね。
*「ええ 天気じゃあ。
*「なぜか知らんが 町の近くにゃ
魔物が おらんように
なったらしい。
*「わしが思うに これは
伝説のオオカミの おかげに
ちがいないのじゃ。
ガボ「白…い……。
*「おおっ そうじゃよ!
よく知っておるな。
その白いオオカミじゃ!
*「昔も今も ずーっとこの地方を
守っていてくださる。
ホンに ありがたいことじゃ!
マリベル「フン!
伝説のオオカミだけの おかげじゃ
ないっていうのにさ!
マリベル「まあ いちいち
私たちの すごさを説明するのも
大人げないから 許してあげるわ!
キーファ「へえ。
ガボたちは 本当に
頼られていたんだなあ。
*「町の西にある 神の山には
大昔この地方で 大あばれした
魔物が 封印されています。
*「最近 その魔物が神の山を
抜け出したとかいう うわさも
ありましたけど……。
*「いまだに何も 起きないってことは
単なる うわさだったんですね!
マリベル「何を ねぼけたこと
言ってるのかしら!
マリベル「自分が どうなってたのか
教えてやりたいわね!
キーファ「プッ!
知らぬがホトケ ってやつだな。
きっと 長生きするぜ!
*「ねえ 知ってる?
伝説の白いオオカミって
この地方の 守り神さまなのよ。
*「昔から 何か大変なことが起きると
どこからともなく 現れて
必ず解決してくれたんですって。
*「でも 白いオオカミなんか
いないという人も いるの。
ただの伝説だって。
*「でも私は いると思うな!
*「人間でいえば どこかの国の
王子様みたいに 品があって
カッコよくて ステキなのよ。
*「ねっ そう考えたら
ロマンチックじゃない!
マリベル「あなた 長生きするわよ。
まあ 世の中 知らない方が
しあわせってこともあるわけよ。
キーファ「ぷっ! くくっ!
言っても 信じないだろうな!
ぷぷっ!
ガボ「ひでえなあ ふたりとも!
ガボ「オイラだって オオカミの中じゃ
すっごく カッコ良かったんだぞ!
*「ニャーン!
*「ふう。やっと 終わったよ。
ベッドメイクも けっこう
ちから仕事なんだよ。
*「わたしの か細いウデには
きつくってね。
あっはっは!
*「おやっ?
お客さん 見た顔だね。
*「商売がら いちど見た顔は
忘れやしないんですよ。
まって。当てますからね!
*「え〜とね。あれだ。
となり町の まむし売り!
ねっ 当たったでしょう!
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「ほ〜らね。もう バッチリだ。 |
いいえ |
*「えっ ちがう? *「わっはっは! |
*「まあ あんたたち。
たしか魔物を退治したって
言ってた子たち だったわよね。
*「あの時は 信じなくて
悪かったねえ。
*「あのあと 本当に
魔物が いなくなったんで
びっくりしちまったよ!
*「うちの ママったら
しつけには すっごく
うるさかったんだけど……
*「なんだか ここのところ
急にやさしくなったみたい。
う〜ん。どうしてかな。
*「ピチャピチャッ。
*「ふう……。だめだわ。
どうしても 手を使わずに
食べてしまうんです。
*「これじゃあ とてもとても
子供に しつけどころじゃ
ありませんわよね。
キーファ「あっ オレも子供のころ
そうやって食べて 怒られたぞ。
あっはっは!
ガボ「ゴクッ……。
マリベル「それじゃ ガボにだって
しつけは できないわね。
*「ブルルーッ ヒヒーンッ!
*「ワンッワンッ!
*「きっと みなさんは
いろいろな国や 町を
旅して いるんでしょうね。
*「ああ わたしも旅をしてみたい……。
ねえ そうだわ。
いっしょに連れて行ってくれない?
はい/いいえ | |
---|---|
はい/いいえ |
*「うふっ じょうだんよ。 *「わたしには つらい冒険なんて *「だから あなたたちのこと |
*「あたしゃ この町でも有名な
動物ぎらいだったんだよ。
*「でも 何だか知らないけど
近ごろ むしょうに
生き物が かわいく見えてきてね。
*「何かいっぴき 家で飼おうと
思っているところなのさ。
*「どんな動物が いいかねえ……。
ブタなんか どうだろう?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうかい! |
いいえ |
*「う〜ん。 |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうかい! |
いいえ |
*「う〜ん。 |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうかい! |
いいえ |
*「困ったねえ。 |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうかい! |
いいえ |
*「ちょっと 待っとくれよ。 (ループ) |
マリベル「ちょっと アルス!
適当に 答えるんじゃないわよ!
マリベル「あとで 文句言われたら
あんたの せいだからね!
キーファ「オレも 自分の部屋で
ネコでも 飼いたいなあ。
*「あんたがすすめて くれたから
○○を飼うことに決めたよ、
ありがとうよ。
*「ポリポリ……。
この前 ノミに食われたところが
まだ かゆいんだ。
*「動物いなくて これだもん。
飼ってる家は たいへんだろうな。
わーっ かゆいよー!
*「よいしょの こらしょっと。
あやっ あんたらかい。
また 遊びに来ただかね。
*「いやね。
あれからずいぶん 白いオオカミを
探したんだけど見つからないんだよ。
*「まさか 魔物にやられたりは
してないと思うけど……。
ああっ 心配でならないだ。
ガボ「おっちゃん。
*「うん? なんだい ぼうや。
オラに 何か用かい?
ガボ「おっちゃん ありがとう。
*「あははっ ぼうや なんだか
かんちがいしてるだな?
*「オラ ぼうやと 会うのは
今日が はじめてだあよ。
マリベル「ふふふ。初めてのようで
初めてじゃ ないんだな これが。
ガボ「おっちゃん。
また 悪い魔物が 来ても
オイラが 守ってやっからな!
*「わっはっは! まるで ぼうやが
伝説の 白いオオカミみたいな
ことを言う……
*「……ま まさか!?
*「……。
*「は…はは。
いんや そんなはずは ないやな。
まったく何を 考えているだか。
*「そ…そっだ!
それより あんたらに
たのみがあるだ。
*「どこかで 白いオオカミを見たら
伝えてくんな。
*「また ケガをしたときには
オラが 治してやっから
いつでも 戻って来いってな。
ガボ「……ありがと おっちゃん。
オイラ伝えておくぞ。約束する!
*「うんうん。
気をつけて行くだぞ。
*「ケガ……しねえようにな。
*「気をつけていくだよ。
旅の無事を 祈ってるからな。
*「おおっ あなたがたは!
いつぞやは お世話になりましたな。
何とか無事に 暮らしておりますぞ。
*「なんと! その少年があのときの?
伝説の白いオオカミだといわれるか!
*「ふ〜む……。
想像していた 姿とはずいぶん……
*「あっ?いやなに。
なかなか かしこそうな少年ですな。
あっはっは!
*「ところで 魔物が封印された今も
相変わらず気になることがあります。
それは……。
*「神の山の あの封印の岩戸は
中からは絶対に 開けられぬはず。
だとすれば……。
*「何者かが 外からトビラを開け
魔物の封印を 解いたという以外に
答えは見つからんのです。
*「あの魔物をも あやつるような
別の存在が あるのかないのか。
*「この 事件のうらには
まだまだ 重大なナゾが
隠されているようですな!
マリベル「そうね。
あたしも 何かの存在を
感じるわね。
キーファ「封印を 解いた存在か。
有り得るな……。
ガボ「ガルルルーッ!
*「スピー スピーッ。
よく眠っているようだ……。
*「ここの納屋に つながれていた
白いワンちゃんが
伝説の白いオオカミだったんでしょ。
*「あ〜あっ 失敗したな。
もっと早くに 知ってたら
サインもらっておいたのにな。
*「あっ。
オオカミは サインできないか!
わたしって おちゃめ!うふっ。
マリベル「今なら サイン
出来るんじゃない?
マリベル「でも 字がきたなくて
読めないかもね。
おほほ!
キーファ「ガボの サインねえ……。
キーファ「オレは いらないな!
ガボ「サ……イン……?
選択肢によって変化
*「やあ あんたかね。
あんたが えらんでくれた
ブタだけど……。
*「やっぱり 家の中で
飼うもんじゃ なかったかねえ。
すごいにおいで まいったよ。
*「でもまあ なんといっても
動物は かわいいもんじゃな。
ほっほっほ!
*「やあ あんたかね。
あんたが えらんでくれた
ウシだけどね。
*「やっぱり 家の中で
飼うもんじゃ なかったねえ。
家が狭くなって 困ったよ。
*「でもまあ なんといっても
動物は かわいいもんじゃな。
ほっほっほ!
*「やあ あんたかね。
あんたが えらんでくれたから
ネコを飼ったんだよ。
*「やっぱり 家の中で
飼うならネコだよね。
ありがとさん だったねえ。
*「しかし 飼えば飼うほど
動物とは かわいいもんじゃな。
ほっほっほ!
*「やあ あんたかね。
あんたが すすめてくれた
イヌを飼ったんだよ。
*「やっぱり飼うならイヌだよ。
かしこさが ちがうね。
*「しかし 飼えば飼うほど
動物とは かわいいもんじゃな。
ほっほっほ!
選択肢によって変化
*「ブヒ〜ッ!
*「ンモウ〜ッ!
*「ゴロゴロゴロ……。
*「ワンワンワンッ!
選択肢によって変化
*「ひ〜ん!
かわいいけど おハナが
まがっちゃうよー!
*「ひ〜ん!
毎日ミルクが飲めると思ったのに
このウシ オスだったんだ。
*「ひ〜ん!
おかずが お魚の日は
いつも取られちゃうんだよおー!
*「ああっ!?
また クツが片方しかない!
いつもどこかにやっちゃうんだよおー!
マリベル「アルス あんた
とりあえず 感謝されてるみたいで
よかったじゃない。
マリベル「適当に やっても
どうにか なるもんだわね。
キーファ「そうそう。
飼ってみれば なんだって
かわいいもんさ!
ガボ「飼ってもらうと いつでも
メシを もらえるのか?
うらやましいぞ!
重たい石のふたが しっかりと閉められ
魔物は再び 封印されている。
マリベル「ふう…よかった。
ちゃんと 封印されているわね!
マリベル「さあ アルス。
これで 安心したでしょ?
さっさと山を おりるわよ!
キーファ「あはは!
これでフタでも 開いてたら
えらいこと だったよな!
キーファ「よし アルス!
気がすんだら 山をおりようぜ!
ガボ「あいつ あれから ずっと
あの中で 何してんのかな。
*「ここは 森の中の村
ウッドパルナ。
どうぞ ゆっくりしていってね。
ガボ「へえ〜。
ここは ウッドパルナってのか。
ガボ「アルスたちは
ここに来たことがあるんだろ?
キーファ「ウッドパルナ……。
この名前には 悲しい意味が
あるんだったよな……。
キーファ「おお。平和 平和!
すべての世界が こうこなくちゃな!
ガボ「久しぶりだな ここ。
マリベル「ああ。
やっとここも 普通の町っぽく
なったみたいね。
*「ここは オルフィーの町じゃよ。
*「町の者はみな 動物たちへの
感謝の気持ちを 忘れずに
暮らしているのじゃ。
*「それだけ 動物たちには
大きな借りが あるんじゃよ。
ほっほっほ。
マリベル「わかってるじゃん!
生き物に 感謝するっていうのは
とってもいいことよ!
ガボ「オラ なんだか うれしいぞ!
キーファ「そうそう いいことだ。
ちゃんと わかってるじゃないの。
確かにこの町は 借りがあるもんな!
*「この町の 名物
動物たちへの感謝祭も終って
そりゃあ 静かなものさ。
*「祭りのあとの 静けさとは
よく言ったもんだよな。
わっははは!
*「あれれ!?
あんたら前に 祭りのイベントで
優勝した人たちじゃないかね!
*「いやあ すごかったねえ。
初めて挑戦して 優勝するなんて
おどろきだよ まったくさ!
マリベル「ふふん。
あたしが ついてるんだから
優勝するに 決まってるじゃないの!
*「はるか大昔に この町は
とっても おそろしい魔物に
おそわれたことが あったのよ。
*「なんでも 町中のみんなが
動物の姿に 変えられちゃってね
そりゃあ大変だったらしいわ。
*「そのとき現れた 神さまの使いに
救いを求めてくれたのが
動物たちだったらしいのよ。
*「つまり 町が救われたのは
動物たちの おかげなのね。
だから この感謝祭が始まったの。
*「でも 古い 言い伝えだから
どこまで 本当なんだか
わかりゃしないんだけどね。
ガボ「ホント ホント!
キーファ「そうそう。
ぜ〜んぶ 本当さ。
なっ アルス!
*「今度の お祭りのときには
私も ぬいぐるみを
着せて もらうんだよ!
*「うふふ。
すっごく 楽しみだな!
*「むかし町を救った 勇者さまの
仲間のなかには 動物のことばが
わかる人がいたんだって!
*「ぼくも 動物さんのことばが
わかったらいいのになあ……。
*「そしたら おいしい木の実や
果物なんかが たくさんある場所を
教えてもらうのに!
マリベル「かわいいものね。
子供の 考えることって。
欲がないのは あたしと同じだわ!
ガボ「オラも 動物の言葉
わかるぞ アルス。
*「ゴゴゴ ゴヒーン……。
キーファ「いくらなんでも
こりゃ 甘やかし過ぎ
ってやつじゃ ないのか?
マリベル「気持ち よさそうに
寝てるじゃないの。
*「うわっ! おどかすなよ!
こっちは 自宅だ。
お客の来るところじゃないぜ!
*「感謝祭のときには 町のみんなが
動物たちの ぬいぐるみを
着るざますが……
*「わたしに似合う かわいらしい
ぬいぐるみなんて
どこにも ないざますわね!
ガボ「かわいらしい……。
キーファ「……。
マリベル「……。
*「うちの子ったら 一日中
おもてで 遊んで来たと思ったら
つかれて寝てしまったの。
*「こんな時間から 寝ちゃうと
夜 寝られなくなっちゃうのに……。
本当に 困った子だこと。
*「むかし この地方には
伝説の白いオオカミがいて
この町を守ってくれていたのさ。
*「その最後の オオカミの名前が
え〜と……。
ガボ「ガボだよ おっちゃん。
*「ああん?ガボ?
わっはっは!
そんな 変な名前じゃないだろう!
*「さしずめ 坊やは
白いコブタってとこかな。
わっはっは!
*「あれ お客さん。
泊まるんならカウンターの向こうに
まわっておくれ。
*「感謝祭の時には ぬいぐるみを着て
彼と デートしてるの。
*「うふふ。
まるで 仮装パーティーのようで
ドキドキしちゃうんだ!
*「もぐもぐ……。
*「ペッ! ペッ!
うひゃあ まずい!
*「ウマや ウシたちって
よく こんなものを
食べられるなあ。
ガボ「グウ……。
う…うまそうだな……。
マリベル「やだ! 信じらんない!
この人 動物のエサ食べてるわ!
キーファ「おいおい。
そんなもの 食うなって!
*「おおっ みなさんか!
オルフィーの町に ようこそ。
寄ってもらえて うれしいですぞ。
*「これからも 近くに来られた時には
必ず 顔を見せてくだされよ。
かんげいしますぞ!
ミミ「うふふ。
とうとう長老さまに 押し切られて
この格好に 逆もどり。
ミミ「でも それだけ わたしって
本物の ウサギさんみたいに
かわいらしいって ことかしらね!
マリベル「あたしには わかるわ。
ここには 人間のチカラをこえた
何かが ある。
マリベル「アルスは ニブいから
わかんないでしょうけど。
ガボ「水の上に 住んでて
さむくねえのかなあ?
キーファ「ずいぶん 神秘的な
ところだな アルス。
*「にゃ〜ん…。
トビラは 不思議なチカラで
閉ざされていて 開かないようだ。
”神は その姿が ほろびようとも
そのチカラは 永遠の時を
伝えられる。
”神は われら 民の復活への奇跡を
この世に 遺産として 残された。
”われら 神の兵は そのひとつを
永遠に 守りつづける民。
”かならずや 神の石を もって
復活への案内人と ならん。
キーファ「神の石……?
何のことなんだ?
*「永き時を 私は 待ちつづけている。
かつて この地を 照らした光が
今は なくとも…。
*「この世に 永遠は ない。
やがては 私の役目も
終わるときが 来るはず。
*「どこかに眠る 神の遺産……
浮遊すると伝えられる 神の石が
その時を 知らせてくれるだろう。
キーファ「あの兵士
何を待ってるんだろうな。
マリベル「永遠にって あの人
いったい いつから
ここにいるわけ?
ガボ「神の遺産っての まだ
眠ってるのか?
んじゃ 起こさねえと!
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