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アイク「これまで 圧倒的な強さで
かしこさランキング世界1位だった
アズモフはかせが転落……。
アイク「だが これは本人のポイントが
急に 落ちたためなんだ。
アイク「いったい アズモフはかせに
なにが 起こったというのだろう?
マリベル「アズモフはかせ ランキング
落としちゃったんだ……。
まあ 仕方ないか。
マリベル「今まで あんな とぼけた
おじさんが トップだったのが
不思議なくらいだもんね。
ガボ「アズモフのおっちゃん
かしこさ世界一じゃ
なくなっちまったんだ……。
ガボ「いったい
どうしちまったのかなあ?
なんか 心配だぞ!
メルビン「そうでござるか。
アズモフどのが……。
じつに 残念でござるなあ。
メルビン「知り合いに 世界一かしこい
人が いるというのは なかなか
じまんでござったのだが……。
*「ありゃりゃ どうなってんだ?
かしこさランキングのトップが
入れかわってるぞ。
*「うわあ ショックだなあ。
オレ トップの アズモフはかせの
ファンだったのに……。
*「ぐー ぐー。
兵士は 立ったまま寝ている……。
*「ああ お前たちか。
通っていいぜ。
*「え 合言葉だって?
なに 言ってんだ。
あれは もう なくなっただろ。
*「エテポンゲのヤツが あんなものは
非合理だとかぬかして
とりやめになったじゃないか。
*「今は 見覚えのないヤツだけを
入らせないように みはってんだ。
おまえらは おぼえてっからいいぜ。
ガボ「ここって あの おもしれえ
山賊のおっちゃんたちの
アジトだろ?
ガボ「みんな 元気にしてっかなー。
マリベル「この山賊のアジトって
なんか においそうで あたし
きらいなのよねー。
マリベル「ねえ アルス。
こんなとこ さっさと
出ましょうよ。
*「エテポンゲってば 前は あんなに
とろそうなヤツだったのに
きゅうに アタマよくなったよな。
*「最近じゃ ぼうしなんか
かぶっちゃって カッコつけて
やがんだぜ。
*「まったく 人間 変われば
変わるもんだよ。
*「ああ だれか 生き埋めに
してえなあ……。
*「最近じゃ ひとを 生きうめにする
夢まで 見るようになったんだ。
ああ うめてえよう。
*「ちくしょう。
どうして オレが メシのしたく
しなくちゃなんねえんだ。
*「料理当番なんて 前は
エテポンゲの仕事だったのに……。
まったく 気にいらんぜ。
*「最近の エテポンゲの仕事ぶりは
まったく みちがえるよ。
*「なんだか しゃべりかたまで
変わっちまったもんなあ。
*「まあ オレは 以前のほうが
あいきょうが あって
好きなんだけどな。
*「かしらも 今じゃ すっかり
エテポンゲを しんらいして
右ウデあつかいだもんなあ。
*「なにを 決めるにも アイツに
意見を もとめるくらいなんだぜ。
ホントに すごい変わりようだよ。
*「アズモフはかせと ベックなら
山奥の塔の調査から
かえってきてるぜ。
*「でも なんか様子が 変なんだ。
ベックが ぼうしが どうとかって
さわいでいたし……。
*「いったい なにが
起こったってんだろうな?
アズモフ「ベックくん そんなに
あわてふためいたところで
どうにも なりませんよ。
アズモフ「もう少し 落ち着いたら
どうですか?
ベック「とてもじゃないですけど
ボクには 落ち着いてなんて
いられませんよ。
ベック「はかせ わかってるんですか?
はかせの大切な ちしきのぼうしが
盗まれちゃったんですよ。
ベック「と とにかく 犯人を
見つけだして ぼうしを
取り戻さなくちゃあ……。
アズモフ「だけど わたしもキミも
ドロボウの姿すら 見てないし
これといった 手がかりもない。
アズモフ「こんな状況で 犯人を
見つけようと いってもねえ……。
アズモフ「それに もし 犯人を
見つけたとしても すなおに
ぼうしを 返すとは かぎらない。
アズモフ「相手が ぼうりょくに
うったえてきたら わたしたちじゃ
どうしようもないでしょう。
アズモフ「ざんねんですが
ぼうしのことは あきらめましょう。
ベック「で でも はかせ。
それで いいんですか……。
アズモフ「おや アルスさんでは
ないですか。いつの間に ここへ
いらっしゃったのですか?
アズモフ「例の山奥の塔では 本当に
お世話になりました。
アズモフ「むさくるしい所ですが
どうぞ ごゆっくりしていって
ください。
ベック「どうも アルスさん……。
ごぶさたしてます。
アズモフ「塔を 調査できたおかげで
伝説は 真実を 伝えるものと
ほぼ確信できました。
アズモフ「当分は この調査結果を
まとめる仕事に 追われそうですよ。
ベック「そ そうだ アルスさん。
あなたがたに おねがいが
あるんです。
ベック「じつは はかせが
大事にしていた ぼうしが
何者かに 盗まれ……
ベック「……モガモガ。
アズモフ「ベックくん。
もう いいと 言ったでしょう。
ベック「で でも はかせ……。
ベック「……わかりました。
もう 言いませんよ。
アズモフ「申し訳ありませんねえ。
ちょっと今 ごたついておりまして
彼も 気が立っているんですよ。
アズモフ「どうぞ 気になさらないで
ください。
マリベル「あら? ベックくんてば
なんだか 熱血してるわね。
マリベル「アルスも ボケ〜ッと
ばかりしてないで 少しは
彼を 見習ったら?
ベック「ああ アルスさん。
べつに なんでもありませんよ。
気にしないでください。
ベック「いったい はかせは
なにを 考えてらっしゃるのかが
わからないだけなんです。
ベック「かしこさを 高める 大切な
ぼうしを 盗まれたのに それを
探そうともしない。
ベック「その上 この間なんか
ぼうしなしで ランキングに
登録してしまうし……。
ベック「自分から ランキングを
下げるようなことを するなんて
理解できないでしょう?
ベック「…いえ はかせのことですから
すべては 深い考えが あっての
ことだとは 思っているんです。
ベック「ですが ぼくには
そのお考えが わからなくて……
それが くやしいんです。
メルビン「そのような 貴重なぼうしを
ねらって盗むとは……犯人は
ただ者では ないでござるな。
マリベル「へえ……それじゃ
はかせの順位が 下がったのは
ぼうしを盗まれたせいなんだ。
マリベル「そんな大切なぼうしを
盗まれるなんて あの人
やっぱり どっか抜けてんのよね。
ガボ「ぼうしが 盗まれたのかあ。
じゃあ 犯人は きっと
ぼうし好きなヤツだな。
ベック「はかせは ちしきのぼうしが
なくとも もちろんりっぱな
大学者なんですが……。
ベック「ボクは やっぱり はかせに
かしこさ世界一で いてほしいんです。
ベック「ですから アルスさん。
ムリにとは いいませんが
ぼうしを 探してもらえませんか?
ベック「……いえ やっぱり いいです。
はかせが 必要ないと
おっしゃってるんですから……。
アズモフ「……そうですか。
ベックくんが そんなことを……。
アズモフ「みなさん これは 彼と
わたしの間のこと。あまり
気になさらないでください。
*「えっ? はかせのぼうしが
盗まれたんだって?
*「ふ〜ん それでベックのヤツ
さわいでたのか。
*「しかし その盗っ人も
ぼうしなんて 盗んで
どうしようってのかねえ?
*「この間 はかせの家のまわりを
あやしいヤツが うろついてるのを
見ただよ。
*「えらく きたないかっこうの
男だったけんど ありゃあ
なにもんだったんだべ?
マリベル「きたないかっこうの
あやしい男ねえ……。
マリベル「アズモフはかせ 意外と
いかがわしい つきあいでも
あったんじゃないかしら?
メルビン「きたないかっこうの男?
いったい 何者でござろうか?
*「じつは オレ。
この家の床下で ひそかにネコを
かってるんだ。
*「あっ にょうぼうには
言わないでくれよ。あいつは
ネコぎらいだから かくしてんだ。
*「アズモフはかせの話だと
本当に あの山奥の塔が
伝説の塔らしいじゃないか。
*「あたしゃ ぜんぜん
信じてなかったけど あの人が
言うからには 本当なのかねえ。
*「この町には すごい学者が
いるそうですな。なんでも
かしこさ世界一だとか。
*「えっ! 今は ちがう?
いや それでも まあ
大したものじゃありませんか。
*「しかし そうなると
新しく世界一になった人は
さぞ 喜んでいるでしょうな。
*「どうも 話によると この町の
伝説は 本当に起こったことを
伝えているらしいですね。
*「そうだったら おもしろいなあとは
思っていたけど まさか 本当に
そんなことが あるなんてねえ……。
*「アズモフは 子供のころは
空ばかり 見上げて ボケ〜っと
しているような子じゃった。
*「それが今では りっぱな学者さま。
人間 どう成長するかなんて
わかんないもんだねえ。
*「きくところによると じつは
この町の伝説は 本当のことだと
いうじゃありませんか。
*「だとしたら ふしぎなチカラを持つ
この老楽師とは いったい
何者だったのでしょう?
*「本当に 神の使いだったのか?
それとも?……いずれにしても
きょうみ深い話ですよね。
*「この町の 北の山奥にある塔には
なんでも 凶悪なモンスターが
住みついているそうだ。
*「えっ? 自分たちが倒したって?
……へえ アンタたちがねえ。
*「ウワサのモンスターも あんがい
見かけだおしだったってことか。
*「へっ アズモフはかせのぼうしが
盗まれただって!?
オ オレは 犯人じゃねえぞ。
*「それにしても あのぼうしに
目をつけるたあ その犯人
タダ者じゃねえな。
*「ぼうしのチカラを 知ってたとは
きっと よほど 物知りなヤツに
ちがいないぜ。
マリベル「物知りねえ……。
でも あの人 ぼうしのこと
ベラベラしゃべっていたし……。
マリベル「じつは ちしきのぼうしって
けっこう 有名なんじゃないの?
*「アズモフはかせは やっぱり
すごい人だよなあ。
*「普通だったら あの伝説が
本当にあったことだなんて
思いつきもしないよ。
*「なおかつ その思いつきを
実際に 証明しちゃおうってのが
ますます すごいところだぜ。
*「今日は 天気が いいから
ず〜っと 山奥にある 古い塔が
よく 見えるよ。
*「あそこの モンスターって
おにいちゃんたちが
やっつけちゃったんでしょ?
*「アズモフはかせから きいたんだ。
おにいちゃんたち 強いんだねえ。
ガボ「そうだぞ。オイラたちは
強えーんだぞ。
アイク「ほほう。アズモフはかせは
ぼうしを とられたために
順位を 下げられたわけですか。
アイク「ひとのものを 盗むとは
まったく けしからんヤツが
いるものですな。
アイク「それに くらべて
アズモフはかせの なんと
いさぎよいことでしょうか。
アイク「順位が 下がるのも おそれず
自分の実力を 試そうとするなんて
なかなか できませんよ。
アイク「今後も がんばっていただいて
ぜひ今度は 実力で トップを
とってもらいたいですな。
*「ありゃりゃ どうなってんだ?
かしこさランキングのトップが
またまた 入れかわってるぞ。
*「しかも 今度 トップになった
エテポンゲなんてヤツは 名前も
きいたことねえぞ。
*「いったい どうなっちまったんだ。
かしこさランキングは?
メルビン「エテポンゲとは……
世の中には 奇妙な名前の人物が
いるものでござるなあ。
ガボ「エテポンゲだってさ!
おもしれえ名前だなあ。
マリベル「エテポンゲ?
……どっかで きいたような
名前よねえ……?
※宿屋に話しかけても反応のない老人がいる(セリフの設定ミスか)
ガボ「思い出したぞ!
ここに エテポンゲってヤツが
たしかに いたぞ!
ガボ「なんか おもしれえ 話し方
するヤツだったなあ。
マリベル「そうそう エテポンゲって
たしか ここの山賊のなかに
そういうヤツが いたはずよ。
マリベル「……えっ? それじゃ
アイツが 今のかしこさ世界一ィ?
……怪しすぎる。
*「ああ おまえたちか。
相変わらず 元気そうじゃねえか。
*「どうだ あの時の石版は
なにかの 役に立ったのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうか。それじゃあ あの石版を *「それでこそ オレも あれを |
いいえ |
*「なんでえ。それじゃ やっぱり *「いや そんなことはねえ。 *「その時まで くれぐれも だいじに |
マリベル「アルス!
そんなことより 今は そっちの
エテポンゲに 用があんでしょ!
エテポンゲ「なんですか キミたちは?
今 わたくしたちは だいじな
相談を しているんです。
エテポンゲ「いそぎの用事で ないなら
後に していただきたいですな。
エテポンゲ「えっ わたくしが
アタマのよくなるぼうしを 盗んだ
犯人じゃないかですって?
エテポンゲ「な なにを しょうこに
そんなことを……。
失敬な 人たちですね。
*「おい 今の話は 本当か?
そういえば 近ごろの こいつは
たしかに 様子 変わりすぎだぜ。
*「そう。そのぼうしを
かぶりだしたころから ずいぶん
アタマが きれるようになったよな。
*「……もし おまえが 犯人なら
正直に 白状しな。まさか
このオレに ウソはつけねえよな?
エテポンゲ「かしら……。
わ わかりました。
エテポンゲ「……すいません。
ぼうしを 盗んだのは たしかに
わたくしです。
エテポンゲ「いつも まわりから
バカにされていたのが くやしくて
つい 魔がさして……。
エテポンゲ「ぼうしは お返ししますし
ランキングの登録も 消しますので
どうか おゆるしください。
アルスは エテポンゲから
ちしきのぼうしを もらった。
*「まったく バカやろうが!
自分のための盗みは ごはっとだと
いつも 言ってるだろうが!
エテポンゲ「ごめんなさぁ〜い。
うちも 一度くらい 人から
ほめられて みたかったのん。
エテポンゲ「2度としないから
おねがい ゆるしてぇん。
*「だあっ! もう いい。
それより そのランキングとやらの
登録を とっとと 消してきやがれ。
エテポンゲ「ハ〜イ!
メルビン「まあ だれにでも
魔がさすということは
あるでござるよ。
メルビン「ここは 罪をにくんで
人をにくまず。エテポンゲどのを
ゆるすでござるよ。
マリベル「……フウ。
なんとか ちしきのぼうしを
取り返すことが できたわね。
マリベル「で どうするの?
このぼうし アズモフさんに
とどける? それとも……?
マリベル「……って 冗談よ。冗談。
このまま ネコババなんて
するわけないじゃない!
ガボ「オイラ やっぱり ぼうしを
かぶってない時の エテポンゲのが
おもしろくて 好きだな。
*「今回は 手下のやらかしたことで
迷惑かけちまったみたいだな。
*「まあ あいつも けっして
悪いやつじゃねえんだ。
ゆるしてやってくれよ。
*「さっき エテポンゲが 出てったが
気のせいか 顔つきが
だらしなかったような……?
*「まさか もとの あいつに
戻っちまったんじゃねえだろうな?
それはそれで 困るんだが……。
*「さっき エテポンゲのヤツが
通りかかったけど あのぼうしは
かぶってなかったな。
*「さすがに 自分には
似合わないって きづいたのかな?
*「おお おめえらか。
なんだ 外に出るのか?
さあ とおんな。
*「今 アズモフはかせは
この町の伝説にかんする研究を
本に まとめているんだそうだ。
*「だけど なんだか 最近
ベックの方の元気がなくてよ。
大丈夫なのかなあ。
ベック「そ それは もしや
盗まれた ちしきのぼうし!
そうだ まちがいない!
ベック「アルスさん もしかして
これを ぼうしドロボウから
取り戻してきてくれたんですか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
ベック「ああ ありがとうございます。 |
いいえ |
ベック「そんなこといったって これは |
ベック「はかせ〜 アルスさんたちが
アルスさんたちが ぼうしを
取り返してきてくれました〜!
アズモフ「なんと それは本当ですか
ベックくん?
ベック「ええ まちがいなく
本物ですよ。
アズモフ「おお これは たしかに!
アルスさん。どうやら また
めんどうを おかけしたようですな。
アズモフ「まったく なんと お礼を
言ってよいのか……そう そう
なにか お礼の品でも……。
アズモフ「そうだ! 他になにもないし
いっそ このちしきのぼうしを
さしあげましょう。
ベック「は はかせっ! いったい
なにを 言ってるんですか。
そのぼうしは はかせの大切な……。
アズモフ「もう いいんですよ
ベックくん。このぼうしは
たしかに 重宝するものです。
アズモフ「ですが それは 学者として
わたしが 多くのちしきを得るため
役立ててきただけのこと。
アズモフ「今回 これを 盗まれて
わたしは 気づきました。
アズモフ「もはや 学者としての
わたしは このぼうしのチカラを
必要としていないことをね。
アズモフ「ならば ぼうしのチカラは
それを 必要としている人に
あたえられるべきなんです。
ベック「そ それでは ぼうしなしで
かしこさランキングの 登録を
されたのは……?
アズモフ「ぼうしを 必要としない今
自分の能力が 世界で どの程度かを
知りたくなったまでですよ。
アズモフ「結局 上には上がいると
知って なかなか はげみに
なりましたね。
アズモフ「ベックくん。今回のことでは
キミに 心配を かけたようですが
そういうわけだったんですよ。
アズモフ「こうして 説明しておけば
よかったんですが いそがしさに
つい 後回しになってしまってね。
アズモフ「いや お見苦しいところを
お見せしましたな。
アズモフ「そういうわけですので
そのぼうしは アルスさんたちに
さしあげます。
アズモフ「どうか 旅のお役にたてて
くださいね。
メルビン「アズモフどのと
ベックどのの間の わだかまりが
消えて よかったでござる。
メルビン「彼らには これからも
がんばってほしいでござるな。
マリベル「よかったわね。
これで ちしきのぼうしは 正式に
あたしたちのものだわ。
マリベル「かぶった者を かしこくする
魔法のぼうし……なんだったら
あたしが つかってもいいわよ。
アズモフ「ちしきのぼうしのチカラ
どうか アルスさんたちの
旅の お役に たててください。
ベック「よ〜し。
今まで 調子が 出なかった分
バリバリ はたらくぞ〜!
*「今 アズモフはかせは
この町の伝説にかんする研究を
本に まとめているんだそうだ。
*「相変わらず はかせも ベックも
いそがしいことだぜ。
*「ああ もう ネコの鳴き声で
ノイローゼに なりそうだわ。
*「きっと この家には ネコの
ぼうれいが とりついてるのよ!
キ〜!
*「にょうぼに ネコちゃんのこと
うちあけたほうが いいのかなあ。
*「でも 最近あいつ カリカリして
なんだか こわいんだよな〜。
*「この町の 北の山奥にある塔には
なんでも 4匹のスライムが
住みついているそうだ。
*「えっ 知ってる?
それどころか 知り合いだって?
*「アンタたちも 変なところで
カオが 広いんだなあ。
*「……へえ ぼうしドロボウの正体は
ダーマ地方の 山賊だったのか。
*「あのぼうしに 目をつける点といい
手口あざやかさといい
タダ者じゃないと 思ってたが……。
*「きっと ダーマ辺りじゃ さぞ
名高い 山賊なんだろうな。
ガボ「へ〜っ あのおっちゃんたち
じつは すごい山賊だったんだ。
マリベル「名高いねえ……。
まあ ある意味じゃあ
名高い山賊団かもね。
*「そういやあ エテポンゲの奴も
つい さっき 出てったぜ。
*「リートルードに いくとか
言ってたな。あんな遠くまで
ご苦労なこった。
*「さすが かしらの右ウデともなると
ちがうってことかな。
アイク「先ごろ エテポンゲさんが
こちらにみえて ご自分の登録を
消していかれましたよ。
アイク「不正な登録だったというのが
その理由ですが なかなか
いさぎよい態度じゃないですか。
アイク「できれば 身なりの方も
もう少し せいけつだったら
よかったんですがねえ。
*「おりょ?
いつの間にか エテポンゲってヤツ
名前が 消えてる……。
*「結局 ありゃ 何モンだったんだ?
かしこさランキング1位の場合
*「おお あなたは!?
*「ようこそ マリベルさん。
かしこさランキング 初トップ
おめでとうございます。
*「つきましては 当協会より
トップかくとくの記念品を
おくらせていただきます。
*「かんたんな セレモニーも
おこないますので マリベルさんは
左の階段を 上ってください。
アイク「一度 かしこさランキング
トップを とったからといって
油断しては いけないよ。
アイク「人間というのは
生涯 いろいろなことを
学んでいくものなんだ。
アイク「本当に かしこい人間には
なまけている ヒマなんて
これっぽっちも ないんだよ。
*「それでは ただいまより あらたな
かしこさチャンピオンへの
記念品じゅよ式を はじめます。
*「新かしこさチャンピオンの
マリベルさん。
前へ おすすみください。
*「あれが 今度の チャンピオンかあ。
さすがに 頭よさそうだぜ。
*「キャー マリベルさん ステキ〜!
アイク「かしこさチャンピオン
マリベルどの。
アイク「世界ランキング協会によって
あなたは かしこさ世界一と
認定されました。
アイク「よって ここに 認定書と
副賞の黄金のティアラを おくります。
マリベルは
黄金のティアラを うけとった。
アイク「初トップ おめでとう。
これからも そのかしこさに
みがきを かけていってください。
*「以上を もちまして
新かしこさチャンピオンへの
記念品じゅよ式を おわります。
※男キャラの場合「ちりょくのかぶと」入手。セリフは同じ
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