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重い大きな石で 造られたトビラだ。
閉ざされてから 長い年月が
たっているのだろう。
とても人のチカラでは 開きそうにない。
なにやら ふしぎな像だ……。
キーファ「えーと これを
ここに こうして……
キーファ「おっ アルス
やっと 来たか!
キーファ「お前ひとりで ここへ
来れるか ちょっと 心配してたとこだ。
キーファ「ここで まってるなんて
おまえの母さんにゃ いえないしな。
キーファ「おっと そんなことより
これこれ! これを見てくれよ!
アルスは 王家の古文書を
受けとった!
キーファ「どうした?
はやく 見てみろって!
アルスは 古文書を 開いてみた!
そこには たたずむ ひとりの賢者の絵が
記されており 賢者の持つ 杖の先には
かがやく太陽の光が 描かれている。
さらにページをめくると なにやら
石板のようなものが 描かれているが…
あとは 古代文字のようで
とても 読めそうにない。
キーファ「どうだ アルス!
そこに描かれた 賢者の絵は
ここにある像に そっくりだろ!?
キーファ「オレの勘が 正しければ……
キーファ「ずばり!
この像に 何かをすれば
何かが起こる!ってことだぜ!
キーファ「その絵を 見るかぎり
キーワードは 太陽だ。
そこで こいつの出番ってわけさ。
キーファ「じゃーん!
これこそ わが王家に伝わる宝珠
太陽石の指輪!
キーファ「こいつを この像の
どこかに はめれば きっと
なにかが 起こるはず!
キーファ「おっ この杖の先が
あやしいな。
キーファ「うん ほかには
それっぽいのは ないな。
キーファ「よし! それじゃ ここに
こいつを のっけるぜ。
いいな アルス!?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい | (「なにが 禁断の地〜」へ) |
いいえ |
キーファ「なんだよ おじけづいたのか? |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい | キーファ「よし! それじゃ ここに (ループ) |
いいえ |
キーファ「わかったよ アルス。 キーファ「もう いいから お前は キーファ「…………と。 |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
キーファ「よーし! |
いいえ |
キーファ「わかったよ アルス。 キーファ「もう いいから お前は キーファ「…………と。 (ループ) |
キーファ「なにが 禁断の地だ…。
なにが 王家の墓だ……。
キーファ「そんな言葉で終わらせて
それ以上 研究しなかった
学者たちは 怠慢だよな。
キーファ「オレは ずっと
思っていたんだ。
キーファ「この遺跡は
そんなものじゃなくて べつの
なにかが あるって…。
キーファ「それも オレの運命を
変えてしまうような なにかが…。
キーファ「よし いくぞ!
よっ ……と……。
キーファ「やったぜっ!
キーファ「…………………………。
キーファ「……………………。
キーファ「…………。
キーファ「……。???
キーファ「今 一瞬 光ったように
見えたが 別に なにも
おこらないみたいだな。
キーファ「アルス わるい……。
どうやら この指輪は
期待はずれ だったようだ。
キーファ「しかし どう考えてみても
太陽が 関係していることは
まちがいない はずなんだがなあ。
キーファ「よし! アルス。
とりあえず その古文書は
お前に あずけておく。
キーファ「なにか わかったら
知らせてくれよな。
キーファ「オレは 城にもどって
もっと他の 可能性を
探ってみることにするよ。
キーファ「じゃあな アルス。
マーレ「おや お帰り アルス。
で キーファ王子には
会えたのかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マーレ「そうかい そいつは よかった。 マーレ「あまり お手を |
いいえ |
マーレ「そりゃ いけない! マーレ「お前のほうから |
*「キーファ王子が 目をキラキラと
かがやかせながら 浜辺を
走っていました。
*「今まで 王子が あの顔をすると
たいてい ロクなことに
なりませんでしたわ。
*「こんどは いったい何を……。
ああ 神さま……。
*「おう アルス。
キーファ王子には 会えたのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうか。 |
いいえ |
*「お前なあ……。 *「いいかげんに 自分のことを *「お前って ウソをつくとき |
マリベル「あら アルス
また 来たの? そんなに
あたしのことが 気になるんだ。
マリベル「ところで その…
大事そうに 持ってるものは何?
それを 見せに来たの?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「フフン。 |
いいえ |
マリベル「そう言われると よけいに |
マリベル「なに これ?
なんか 古そうな本ねえ…。
変な絵と あとは 文字ばっかり。
マリベル「見てるだけで
頭が いたくなってきたわ。
マリベル「こういうものは
あたしじゃなくて 誰かほかの
人に 見せることね。
マリベル「そうね…。う〜んと……。
たとえば よろず屋の おじさんとか。
マリベル「いいこと? その古い本を
よろず屋さんに 見せてみたらって
教えてあげたのは あたしなのよ。
マリベル「もし それで なにか
面白いことに なりそうだったら
まず あたしに知らせるのよ。
マリベル「これは 約束だからね。
フフン。
*「やあ アルス いらっしゃい。
どうしたい うらに まわったりして。
掘り出し物でも さがしてるのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「どれどれ? ははーん 古文書か。 *「だめだ……。オレには *「そういや グランエスタードの *「ガンコだが いろいろ物知り |
いいえ | *「そうかい。 |
*「やあ アルス どうした?
掘り出し物でも 見つかったかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「どれどれ? ははーん 古文書か。 *「だめだ……。オレには *「そういや グランエスタードの *「ガンコだが いろいろ物知り |
いいえ | *「そうかい。 |
*「あ〜あ たいくつだわ。
でも このたいくつさから
抜けだそうとしたら…
*「自分から いろいろと
動いてみるしか ないのかもね。
*「ようこそ。ここは
グランエスタードの城下町よ。
*「さっきから キーファ王子が
何度か 目の前を
通りすぎていかれたんだけど…
*「こんな 小さな島を
走りまわって
よく あきないわよね。
*「さっき キーファ王子らしき人が
すごいいきおいで 町を
走り抜けていったんだ。
*「いったい あんなに あわてて
なにがあったんだろ?
*「毎日 忙しそうに
走りまわる王子を 見ると
思い出すことが あるのう。
*「わしが お前さんくらいの年の頃
今の王子のように 島じゅうを
走りまわっとった ヤツがおった…
*「しかし ある日を さかいに
めっきり 姿を
見せんようになってのう。
*「やっぱり この島には
何も なかったんじゃと
皆で うわさしあったんじゃ。
*「そいつは 今 ヘンピな所に
犬と さびしく
暮らしておるらしいな。
*「すっかり 人ぎらいになったと
聞くが… 昔は そんなヤツじゃ
なかったんじゃぞ。
*「それにしても キーファ王子の
熱中ぶりは すごいですわね。
*「きっと ああいう方のことを
太陽のような情熱の持ち主…と
いうのでしょうけど……
*「その せっかくの情熱も
今は バーンズ国王の
頭痛のタネでしかないなんて……。
*「わしゃ おそろしいぞい!
*「近頃 キーファ王子といい
あのホンダラといい 禁断の地に
足を踏み入れてるらしいんじゃ。
*「なんぞ おそろしいことが
おきんとええのう。
*「おや アルスじゃないか。
お前さんも 太陽とかを
さがしているのかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「…たく キーファ王子といい |
いいえ |
*「そうかい。だったら いいんだ。 |
*「やれやれ……。
ボルカノどのは ホンダラのことを
どう思っとるんじゃろうのう。
*「いっぱつ ガツンと
言ってやらにゃあ いかんと
わしは 思うぞ。
ホンダラ「なあ いいかげん
オレの気持ちを わかってくれよお。
ヒック……。
ホンダラ「ほら こいつを
プレゼントするよ。へへへ。
ホンダラ「さわってみなよ。
な! ホカホカと あったかいだろ。
名づけて ホットストーン!
ホンダラ「見ためは ただの石コロだが
そんじょそこらの石コロとは
中身がちがうってわけよ。ヒック。
ホンダラ「まるで オレみたいだよな。
へへへ……。
ホンダラ「おう! アルスじゃねえか。
ちょうど いいところに来たな。
ホンダラ「お前からも この娘に
オレの ミリキってやつを
語ってやってくれよ。
ホンダラ「……さて
帰るとするか…… ヒック。
ホンダラ「よう アルス。
ついでに ここの払いも
たのんだぜ。エヘヘ。ヒック。
*「あんなヘンテコな石で
わたしの気をひこうだなんて…。
安くみられたものね。ハァ…。
*「やっと 帰ったよ。
ああ お代はツケにしておくから
心配しなくていいよ アルス。
*「ぐびび。酒は こうして
静かに 飲むものじゃで。
なのに ホンダラときたら……。
*「ときに アルス。
ボルカノどのたちは
アミット漁から 帰ってきたかの?
いいえを選んだ場合のみ | |
---|---|
いいえを選んだ場合のみ |
*「ウソはいかんぞ アルス。 |
*「そうか。まだ帰っておらぬか。
今年も 大漁だと よいのう。
*「あら いらっしゃい。
あなたのおじさんなら 今頃
ぶったおれていると思うわ。
*「でも あんな飲み方してると
そのうち 身体を こわすわよ。
*「やあ アルスか。
そういえば ホンダラさんの
ことだけどな。
*「この店にも 持ってきた
あの ヘンテコな石。
ホットストーンだっけ。
*「さわらしてもらったが 本当に
石のくせに あったかいんだよ。
*「いったい どこで見つけたのか…。
ちょっとだけ 気になるよな。
*「うわさじゃ あのホンダラが
おかしな石を拾って それを必死で
金に変えようと しとるみたいじゃな。
*「金にならんと わかると 今度は
その石をねたに
おなごを 口説いてみたり……。
*「ああいう努力を ほかにむければ
ちっとは マシな男になれるのに…。
こまったもんじゃわい。
*「はあ もう そろそろ お昼だね。
お日さまが あんなに高く……
*「あら? いま なにか
井戸の中で 光らなかった?
いいえを選んだ場合のみ | |
---|---|
いいえを選んだ場合のみ |
*「いや たしかに いま |
*「なんだろうねえ
だれかが なにか
落としたのかしら。
*「さっき 光ったのは
なんだったのかしら…
気に なるわねえ。
アルスは 井戸のなかを
のぞきこんだ。
*「そうかい アルス
あんたが しらべてきて
くれるのかい?
*「それじゃ たのんだよ。
気をつけてね。
しんじゅ玉を持っている場合
*「おや なにか 見つけたみたいね。
どれどれ ちょっと 見せて……。
*「ふーん なーんだ
たいして キレイでもないわね。
*「てっきり 高価な宝石かと
思っちゃったわ。
*「まあ それは アルスが
もってっちゃって
いいんじゃ ないかしら。
*「とりあえず みょうな物が
落ちてなくて 安心したよ。
ありがとうね。
*「なんでちゅか?
レディーの おフロを
のぞくのは しつれいでちゅよ!
*「やや! これは アルスどの。
キーファ王子の ご様子が
どうも普通では ないんです。
*「しょぼくれていたかと思うと 急に
そうか! 物がちがっただけか!
などと叫ばれて……。
*「いきなり 目をキラキラと
かがやかせはじめて……。
*「今度は いったい なにを
やらかしてくれるのか……。
*「ホンダラに 家を貸したのは
失敗だったかのう……。
*「あんな石ころを持ってきて
借金を チャラにしてくれとは…。
*「ボルカノさんの弟さんじゃで
ちっとはマシな奴かと
思ったんじゃがのう。
*「あんまり言いたくないけど
ホンダラさんたら うちの家賃を
半年分も ためてるのよ。
*「それ以外にも いろんな所から
お金を借りてるんですって!
*「あっ ごめんなさい。アルス。
あなたの おじさまだったわね。
*「うえ〜ん。ホンダラさんに
キャンディ 返せっていったら
変な石で こづかれたよおーっ。
ホンダラ「ぐがー ぐがー!
ホンダラのポケットから
なにかが 床に ころがり落ちた!
アルスは 足もとを 調べた!
なんと!
ホットストーンを 見つけた!
アルスは
ホットストーンを 手に入れた!
ホンダラ「ぐがー ぐがー!
どうやら ねむりこけているようだ。
ホットストーンを
ホンダラに かえしますか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
アルスは そっと |
いいえ | (何も起こらない) |
*「なんか さがし物かい?
そういや 王子さんも わけの
わからないことを言ってたな。
*「太陽に まつわる売り物は
ないかって。
*「で ひとつだけ 在庫のあった
お日さまボール 定価3ゴールドを
買ってったが……。
*「あんな 子ども用の
おもちゃのボールで
なに しようってんだかねえ。
*「オルカの友だちかい?
あのこなら 2階にいるよ。
オルカ「ようよう アルス。
さっき お前のオジさんが
変なモン 売りにきたぜ。
オルカ「みょうな 石っころ
もってきて 5000ゴールドで
買わねえかと きたもんだ。
オルカ「よろず屋の息子の
おいらの目で見ても ありゃ
なんの価値も ないね。
オルカ「まったく お前のオジさんは
笑わせて くれるよ ハハハハハ!
*「キーファ王子なら 先ほど
また 飛び出していかれましたよ。
*「本当に 今日は
いつにもまして お忙しそうで……
*「あっ そうそう。
キーファ王子から 伝言です。
*「しばらく 別行動だ。
オレも がんばる。アルスも
いろいろ 試してみてくれ。
*「……だそうです。
よく解りませんが
がんばってくださいね。
*「そういえば キーファ王子が
太陽を さがしているらしいな。
*「あっしらに とっての
太陽っちゃ… 王さまや 姫さま
キーファ王子のことだけど…
*「そういう 太陽じゃ
ないよなあ。
*「お金のたまるサイフを
売ってくれたホンダラさんが
今度は 石を売りにきたんだ。
*「持ってるだけで 女の子にモテモテ
名付けて ホットストーン!
けど 5000ゴールドもするんだ。
*「う〜ん……。
欲しいけど ちょっと
手が出ないよなあ……。
兵士長「おお これは アルスどの。
このグランエスタードに
なに用かな?
兵士長「王子ならば 先ほどまで
城内を 走りまわっておったぞ。
なにか さがしておられたようだが。
*「ここだけの話ですが じつは
キーファ王子は お城の宝物庫を
ひっくりかえしていたかと思うと…
*「古文書のような物を 手にして
今度は 城中を走りまわって
いたんです。
*「宝さがしごっこでも
やっているんですかね。
*「そういや さっきは もう 古文書を
持っていなかったみたいだけど…。
*「さっきは びっくりしました。
いったい キーファ王子は
どうしてしまったんでしょうか…。
*「そこの ふん水に うつっている
太陽を見て いきなり 水に
とびこんでいったんですよ。
*「おかげで びしょぬれ。
カゼを おひきにならなければ
いいのですが…。
*「本当に この国は 平和だな。
しかし これが もし!
いつわりの平和だとしたら……。
*「それはそれで 面白いかも
……と こんなことを考えられるのも
やっぱり平和だから なのだな。
*「王子さま どうしちゃったのかしら?
こんどは 大きな包みだけじゃなく
お弁当まで持って 出かけたのよ。
*「さあ 試しにいくぞ〜!
って 叫んでたけど いったい
どこで なにを試すのかしら……。
リーサ姫「あら アルス
こんにちは。
お兄さまには 会えたのかしら?
リーサ姫「最近の お兄さまは
なにかに 夢中みたいで 私も
お食事のときしか 会えないけど…
リーサ姫「……でも そこまで
夢中になれるものがあるって
とても 素敵なことよね。
リーサ姫「アルスも
お兄さまと いっしょに
素敵な夢を 見つけてね。
*「お妃さまの指輪は ぶじに
王さまに 返されました。
*「もち出した理由については
王子は ひとことも
申されませんでしたが。
*「キーファ王子は 先ほど
もどって まいられましたが
今は どこに おられるやら……。
バーンズ王「アルスか。
そなたたちは いったい なにを
しようと しておるのだ。
バーンズ王「それは 意味の
あることなのか?
わしに 教えてはくれんのか?
バーンズ王「ふう… いや よい。
わしは そなたたちを信じる。
もう なにもいうまい。
アルスは しんじゅ玉を
像の杖の先に のせた!
アルス「……………………。
どうやら何も起きそうにない……。
アルスは しんじゅ玉を
そっと ふところに しまった……。
老人「なんじゃ お前さんは?
人の家に 勝手に 入ってきて
何様のつもりじゃ?
老人「わしは いそがしいんじゃ。
とっとと 出ていってくれ!
キーファ王子から あずかった
古文書を 老人に 見せますか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
老人「お前さんは 物売りかい? 老人「………………。 老人「…………。 老人「……。 老人「わかった。買おう。 |
いいえ |
老人「なんじゃ まだ おったか。 (会話終了) |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
老人「…と 言いたいところじゃが |
いいえ |
老人「なんと! 売りに |
老人「ときに お前さん
この本を どこで手に入れたね?
老人「ほう…… あの王子からか…。
ということは おおかた 城の
宝物庫にでも あったんじゃな。
老人「どれ 見せてみなさい。
ふむふむ。
賢者の絵に かがやく光……か。
老人「なんじゃと?
この絵を見た 王子が
像の杖に 指輪を?
老人「ふん! あの王子 ボンクラと
聞いておったが ボンクラは
城の学者たちかも知れんの。
老人「よし わかった。
この古文書は わしが あずかろう。
老人「イヤとは 言わせんぞ。
もともと そのつもりで ここに
来たんじゃろ。
老人「話は ついたな。わしは これの
解読にかかるから しばらく したら
もどってくると ええじゃろう。
老人「ふむふむ……。
おう! これは すごいのう!
老人「なんじゃ お前さんか。
いつから そこに おった?
お前さんも 人が悪いのう。わはは。
老人「ん?ん? わしが見ておったのは
エッチな本じゃないかじゃと?
わはは まあ 気分転換じゃな…。
老人「よし 気分転換は 終わりじゃ。
老人「わしは 今から 古文書の
解読にかかるから しばらく したら
もどってくると ええじゃろう。
アルスは ホットストーンを
像の杖の先に のせた!
アルス「……………………。
どうやら何も起きそうにない……。
アルスは ホットストーンを
そっと ふところに しまった……。
うん?像に 紙切れが はさまっている。
キーファからの 書き置きらしい。
”アルスへ 調子は どうだ?
オレも あれから いろいろ試したが
どうも だめらしい。
”お前のほうの話も 聞きたいから
城のオレの部屋に 来てくれるか。
待ってるぜ!
*「王子さんも でていったり
もどってきたり いろいろ
大変みたいですね。
*「でも いったい なにに
あんなに夢中になってるんでしょうか?
気になるなあ……。
*「いやはや キーファ王子の
あの情熱は どこから
来るんでしょうね。
*「なんにせよ よろこんだり
しょんぼりしたりと とても
いそがしい方ですな。
*「ふむむ…。
今日も ええ天気じゃのう。
*「見なされ。太陽が あんなに
まぶしく かがやいて……。
ポカポカして気持ちが ええわい。
*「ついさっき キーファ王子が
肩を落として お城のほうへ
歩いていかれました。
*「本当に 王子は
大丈夫なのでしょうか?
*「ここは 漁師の村
フィッシュベルよ。
*「…て なーんだ
アルスじゃないの。
*「やあ アルス いらっしゃい。
買い物なら 表に まわってくれよ。
マリベル「あら アルス
また 来たの? よっぽど
あたしのことが きになるのね。
マリベル「それとも 何か
面白いことでも あったっていうの?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「フフン! ウソね。 |
いいえ |
マリベル「あ〜あ… |
マリベル「ま そうでしょうね。
あんたの その さえない顔を
見れば わかるわよ。
*「王子が 先ほど
お戻りになられました。
*「上に あがられたので
たぶん お部屋にいらっしゃると
思いますが…。
キーファ「アルスか。
その顔じゃ お前のほうも
ダメだったみたいだな。
キーファ「オレさ… あれから
考えられる限りのものを
試したんだぜ。
キーファ「でも ぜんぜんダメ!
古文書にあった 太陽の輝きって
いったい なんなんだろうなあ。
キーファ「……ん? あれ??
キーファ「…お前 古文書は?
どうしちゃったんだよ!?
まさか なくしたりしてないよな??
いいえを選んだ場合のみ | |
---|---|
いいえを選んだ場合のみ |
キーファ「ウソだろ〜!? |
キーファ「えっ!?
ガケっぷちのじいさんに 渡した?
キーファ「そんな面白そうなこと
なんで 早くいわないんだよ。
キーファ「行ってみようぜ!
なにか わかったかも!!
キーファが 仲間にくわわった!
キーファ「アルス 早く
じいさんのところに 行こうぜ!!
*「これは 王子。
今 上には あがらないほうが
いいかと 思いますが……。
キーファ「上に あがらないほうが
いいか… オレも そのほうが
いいと思うぞ アルス。
*「あら キーファ王子。
ごきげんよう。
*「ややっ キーファ王子!
王に なにか
お話でもあるのですか!?
キーファ「おい アルス!
こんなところなんかに来て
どうするんだ?
キーファ「まさか 親父と
話すわけじゃないだろうな?
さあ 早く 行こうぜ!!
*「お 王子!
何か 王さまにご用ですか?
*「王さまはとても
ピリピリしておいでです!
気をつけてくださいね。
大臣「キーファさま
少しは 王の気持ちも
お考えください。
大臣「どれほど 王子のことで
胸を 痛めておられるか……
そして 王の痛みは 私の痛み。
大臣「はっきり申し上げて
王子が 指輪を持ち出されたときは
ショックで 死にかけましたぞ!!
大臣「どうか ご自身の行動には
責任を 持ってくだされ。
大臣「くれぐれも
お願いいたしますぞ。
キーファ「うるさい年寄りは
ほうっておいて
早く 行こうぜ アルス!
バーンズ王「んっ?
キ キーファ!?
そこにおるのは キーファかっ!?
バーンズ王「よ よくも
ぬけぬけと わしの前に
顔が 出せたものだなっ!!
バーンズ王「こっちへ来い キーファ!!
やはり お前とは きっちり
話し合っておかねばならぬっ!!
キーファ「う うわっ! やべっ!!
バーンズ王「こらっ! 待てっ!!
待たんか! キーファ!!
キーファ「バカ! アルス!
なんで 親父のところなんかに
行くんだよ!!
キーファ「このことは オレたち
ふたりだけの ひみつだろ!?
さあ もう 行こうぜ!
キーファ「アルス!
もう絶対 親父のところには
行くなよ!
キーファ「だいたい 親父を
からかってる場合じゃないだろ?
さあ もう 行こうぜ!
バーンズ王「ハア… ハア……
ゼイ…… ゼイ………
バーンズ王「おのれ!
こりずに また来おったかっ!!
こっちへ来い!! キーファ!!
キーファ「くそっ! アルス!!
バーンズ王「ゼイ… 待てっ!!
待たんか! ハア… ハア……
キーファっ!!
キーファ「アルス!!
お前 楽しんでるだろ!?
悪いヤツだな!!
キーファ「これ以上 親父を怒らすと
いいことないぞ!
たのむから もう 行こうぜ!!
*「あら 王子。
さがし物は 見つかったのかしら?
*「朝から ずっと走りまわられて
たいへんそうでしたものね。
*「いや〜 平和だなあ。
これも キーファ王子のお父上
バーンズ王の おかげですね。
キーファ「たしかに オレには
親父のマネは できないな。
キーファ「でも オレは オレさ!
いつかきっと オレにしか
できないことを 見つけてやるぞ!
リーサ姫「あら お兄さま。
めずらしいわね。
こちらに いらっしゃるなんて。
リーサ姫「今日は 朝から
ずっと 走りまわって
いらっしゃったんでしょ?
リーサ姫「お父さまには
ないしょにしておくから
あとで 冒険話を聞かせてね。
キーファ「リーサは
この城で ただひとりの
オレの理解者で 味方なんだ。
キーファ「最近は あまり
話してなかった 気もするけど…
キーファ「今度 ゆっくり
冒険の話でも 聞かせてやろうかな。
*「おお これはこれは キーファ王子。
この先に 行かれるのですな。
しばらく お待ちください。
*「さあ どうぞ お通りください!
キーファ「なんだよ アルス
こんなところに 用は ないだろ?
早く じいさんの家に 行こうぜ!
船番「む?
お前さんたちは だれじゃ?
船番「まあ だれでもよい。
王の許可のない限り ここのイカダは
だれにも 使わせんからな。
キーファ「舟は また今度だ。
アルス 今は
じいさんのところに 急ごうぜ!
キーファ「アルス 早く
じいさんのところに 行こうぜ!!
*「あっ王子!
大丈夫ですか? さっきは
本当に びっくりしましたよ!
*「いきなり
ふん水にとびこ……
キーファ「わ〜〜! バカ!!
それ以上 言うな!!
*「王子? 顔が真っ赤ですよ。
やっぱり カゼを
おひきになったんじゃ……。
キーファ「大丈夫だって!
アルス もう いいだろ?
早く 行こうぜ。
*「カゼには じゅうぶん
注意してくださいね 王子。
キーファ「さっきの兵士の
言うことは 気にするなよ。
キーファ「ちょっと あいつ
最近おかしいんだ。ははは…。
*「物語の中には 魔物などという
あやしげな怪物たちが出てきますが
いったい 誰が考えたのか……。
*「そんな 怪物などというものが
本当に いるのなら
この目で 見てみたいものですよ。
キーファ「怪物か… 本当にいるなら
オレも 見てみたいな!
キーファ「……って 今は
それどころじゃない。
早く 神殿に行こう!
*「その昔 この島の東は
禁断の地とされていたらしいな。
*「東の深き森の中には なにやら
遺跡のようなものが
今でも 残っているそうだが…
*「遺跡は 禁断の地とされていた頃の
代々の王家の墓じゃったと
言われておる。
*「というわけでな
あそこらには あまり
近づくでないぞ。
*「死者たちが やすらかに眠る場所を
あらすなど この島に住む人の
やることでは ないだろうからな。
キーファ「だから あの遺跡は
墓なんかじゃないってのに。
自分の目で 確かめろってんだよな!
*「キーファ王子 こんにちは。
*「王子 お出かけですか?
いってらっしゃいませ。
兵士長「おお これは アルスどの。
王子も ごいっしょでしたか。
兵士長「さしでがましいようですが
王子……
兵士長「あまり お父上を
刺激なさらないほうが
よろしいかと 思いますよ。
キーファ「最近 兵士長までが
口うるさくなってきたな。
キーファ「でも オレは
ぜ〜んぜん 気にしないんだ!
*「ああっ! それは!!
ホットストーンじゃないですか!!
*「どうしたんです? 買ったんですか?
どうですか? モテモテですか?
買って良かったですか?
*「でも まわりに
女の子がいないところを見ると…
*「あんまり
モテモテじゃないんですね。
*「やっぱり ホットストーンで
モテモテなんて
ウソだったのかなあ。
*「もしかしたら
あの サイフも!?
*「がーーーーーーーーーーーーん!!
*「王子さま。遊びたい お気持ちも
よく 解りますが お食事の時間は
ゆっくり とってくださいね。
*「リーサ姫さまにとって
お食事の時間だけが ご家族と
すごせる時間なんですから。
キーファ「……そうだな。
わかった 気をつけるよ。
キーファ「たしかに… オレ
気づかないうちに リーサに
さみしい思い させてたかもな。
*「あら 王子。
まだ お夕食の時間には
早いですよ。
*「うん? 王子
おなかでも すいたんですか?
*「そうそう さっき もらった
小魚のつくだにがありますよ。
キーファ「え? ホントか??
どれどれ…… うん! うまい!!
キーファ「アルス ありがとう。
お前の母さんのつくだ煮は
本当に 世界一うまいよな!!
キーファ「お前は いいよな!
あんなに うまいつくだ煮を
毎日 食べられるんだもんな。
*「え? 王子 まだ
おなかが すいてるんですか?
*「でも これ以上はダメですよ。
夕食まで 待ってくださいね。
*「おや こんなところに
なにか ご用ですか 王子?
*「キッチンは あぶないもので
いっぱいですからね。
*「おケガをなさらぬよう
気をつけてくださいよ。
*「おお さっき
メガネを 見つけてくれた
若者じゃな。
*「あのときした話を
もう一度 聞きたくなったのかな?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい | (以前と同じ内容なので略) *「その戦いのあと 神が どこに |
いいえ |
*「そうか では |
キーファ「神はどこに… か。
たしかに 興味深い話ではあるな。
*「これは キーファ王子
お友だちと お出かけですか?
いってらっしゃいませ。
*「こんにちは 王子。
*「やっと 王子に
あいさつが できました。
*「今日の王子は ずっと
走っていらっしゃいましたから。
*「この先は
グランエスタード城です。
*「おや? 王子
またまた お出かけですか?
気をつけて 行ってらっしゃいませ。
*「あら アルス。
王子も いらっしゃい。
*「こんな家でよかったら
ゆっくりしていってね。
*「やあ アルスじゃないか!
そういえば この前 お前の
おじさんのホンダラがな……
*「うちのカミさんの フロを
のぞこうとして そりゃあ
大変だったんだぞ。
*「おっと! まだ子供の お前に
こんなことを言っても
しかたなかったな。すまんすまん。
キーファ「お前の おじさんって
ホントに いつも
うわさのマトだな。
キーファ「まあ うわさの数じゃ
オレも 負けてないけどさ。
*「レディーの
おフロを のぞくなんて
ろくなおとなに ならないでちゅ!
*「ホンダラおじちゃんみたいに
なっちゃうでちゅ!
キーファ「しかし… あんな
ちっちゃな女の子にまで
ああ いわれちゃう ホンダラって…
キーファ「ある意味 すごいよな。
*「困ったのう。ホンダラには
まともに 家賃を払う気が
ないんじゃろうか?
*「ボルカノさんに
相談したいところじゃが…
なかなか いいにくくてのう。
ホンダラ「ぐがー ぐがー!
ホンダラのポケットから
なにかが 床に ころがり落ちた!
キーファ「ん? アルス
なにかが 落っこちたみたいだぞ。
キーファ「ん? さっき なにかが
落ちたような気がしたけど…。
アルスは 足もとを 調べた!
なんと!
ホットストーンを 見つけた!
アルスは
ホットストーンを 手に入れた!
キーファ「なんだ?
こんな ヘンテコな石…
持ってて 役に立つのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
キーファ「ま あんな 変な石は |
いいえ |
キーファ「あれが うわさの キーファ「しかし よく昼間っから |
*「あら 王子 いらっしゃい。
*「アルス さっきは
いろいろグチっちゃって
ごめんなさいね。
*「ちょっと 大人げなかったなって
反省してたところだったのよ。
*「お前さんたちは
いつも なにやら
楽しそうじゃの。
*「若いもんは ええのう。
青春じゃのう。
*「えーん えーん!
また ホンダラさんに
キャンディ 取られちゃったよーっ!
キーファ「男だったら
そんなことぐらいで 泣くな。
取られたら 取りかえせ!
*「そ そんな…… グスン。
キーファ「しかし
お前のおじさんって……
子供にも ヨウシャないよな。
*「ぐがー ぐがー!
どうやら ねむりこけているようだ。
キーファ「あれが うわさの
お前の おじさんか…。
キーファ「しかし よく昼間っから
のんきに 寝てられるよな。
*「あの ガケっぷちの
ヘンクツじいさん。なんとか
ならないものでしょうかね?
*「まあ 本人は好きこのんで
ああいう生活を
してるんでしょうけど。
キーファ「ヘンクツじいさんって
アルスが 古文書を あずけた
じいさんのことだろ?
キーファ「町の人には
評判 悪いんだな。
どんなじいさんだったっけ…?
*「キーファ王子が 王位をついだら
この国は どうなるのかなあ……。
*「あっ こ これは 王子さま!
いや きっと すばらしい国に
なりますよねっ ねっ!?
キーファ「アルス なにも言うな。
オレが王子に むいてないってのは
自分が 一番よくわかってるさ。
*「キーファ王子!
ここで 会ったからには
いわせてもらいますぞ!
*「禁断の地は
入ってはならん場所じゃからこそ
禁断の地 なのじゃ!
*「王子といえども 同じこと。
あの地には 近づかんほうがええ。
*「なんぞ おそろしいことが
おこったあとでは
遅すぎるからのう。
キーファ「ばあさんの 心配もわかるが
冒険に 危険はつきもの。
オレたち ふたりなら 大丈夫さ!
*「ボクの おいのりは
本当に 神さまのところまで
とどいたのかなあ?
*「きょうの ごはんは
ハンバーグで ありますように!
*「クーンクーン。
*「ようこそ。ここは
グランエスタードの城下町よ。
*「あら これは 王子さま。
ごきげん うるわしゅう。
キーファ「王子さま……か。
なんか よそよそしくて
イヤなんだよなあ。
オルカ「よう アルス。
まだ この町 ウロウロ
してんのかい?
オルカ「いいよなー ヒマなヤツは。
オレなんか いそがしくってさー。
お前が うらやましいよ。
オルカ「あ! キーファ王子も
いらっしゃったんですかっ!?
オルカ「いや… その… べつに
王子がヒマとは 誰も
いってませんから。エヘヘ。
キーファ「さっきのヤツ
オレは どうも
好きになれないんだよな。
*「ちかごろ オルカのところに
よく遊びに来ている あの娘。
*「いわせてもらえば ああいう娘は
男をダメにする タイプだね。
あんたも 気をつけなよ。
キーファ「ハハーン…
あの娘ってのは マリベルのことか。
なるほど たしかに そうかもな。
*「おいおい 勝手に はいって
こないでくれねえか。
商売のじゃま しないでくれよ。
*「おっと こりゃ 王子さん。
また さがしものですかい?
*「そういや
あの お日さまボー……
キーファ「わーっ バカ!
しーっ しーっ!!
*「あん?
へんな 王子さんだねえ。
キーファ「さっきの よろず屋の親父の
いうことは 気にすんなよ。
なんでも ないんだ ハハハ。
*「これは キーファ王子。
太陽とやらは
見つかったのですか?
キーファ「ハハハ…… まあ
これから ってところかな。
*「いいですねえ 若い人たちは…
毎日 楽しそうで。
*「あら キーファ王子。
キタナイところだけど
ゆっくりしていってね。
*「はいはい……
悪かったねえ きたない店で。
*「なにか 飲みものでも
おつくりしましょうか 王子?
キーファ「サンキュー
でも 今はいいや。
*「そうですか……
それでは ノドがかわいたら
いつでもどうぞ。
*「おや アルス。
今度は 王子といっしょに
お出かけなのかい?
*「本当に お前さんたちは
仲がいいんだね。
*「キーファ王子!
遊ぶのもいいが ちゃんと
やることはやらんと いかんぞえ。
*「おとなになって
後悔することの ないようにな。
キーファ「さっきの ばあさん
いいこと 言うなあ。
キーファ「おとなになって
後悔しないために
オレは 今 冒険してるんだ!
町の外に出ようとすると
キーファ「おい アルス!
どこ行くつもりだよ。
じいさんのところに 行くんだろ!?
老人「おお 来たか。
ちょうど 今
解読が 終わったところじゃぞ。
キーファ「ええっ? 解読が
終わった!? で? で??
なにが解ったんだよ じいさん!!
老人「ん? なんじゃ お前さんは?
ああそうか……
お前さんが あの王子さんか。
キーファ「そんなことより!!
早く! 早く 教えてくれよ!!
なにか 解ったんだろ??
老人「ええい! せわしないのう!!
今から いうから
少し 落ち着くんじゃ!!
老人「わしが 解読したところ
この絵に記された 光のかがやきは
太陽とは 関係がないようじゃ。
キーファ「太陽とは 関係ないって!?
老人「そうじゃ。ここに描かれた光は
心のかがやきと 熱意を示しておる。
それも 選ばれた者のな。
キーファ「選ばれた者!?
いったい 誰に選ばれるっていうんだ
え? じいさん!
老人「おそらくは あの遺跡を
作った存在……だろう。
キーファ「う〜ん。
なんだか よく わからない話に
なってきたなあ……。
キーファ「だけど 心のよさと 熱意なら
オレだって 誰にも負けないぜ!
老人「ほーっほっほ。
お前さんたちの どちらかが
選ばれた者だとでも いうのかな?
老人「ならば ここに書かれた
方法を おしえてやろう。
よいかな? 読むぞ。
”選ばれし者よ。
トビラを守る 賢者の前に立ち
強く祈るがよい。
”大いなる意思が 心清き 熱き思いを
受け入れた時 そなたの進むべき道が
必ずや 示されるであろう。
キーファ「そうか! オレみたいな
選ばれし正直者が トビラよ開けと
強く念じれば いいってわけだな!
老人「ほっほっほ。
そなたの その気持ちいいほどの
あつかましさは 貴重かもしれん。
老人「ひょっとしたら……
その 思い込みが 奇跡を
呼び起こすかもしれんな。
キーファ「へへっ!
じいさん 待ってろよ。
その奇跡とやらを 見せてやるぜ!
キーファ「なんか すごく
いい感じの じいさんだよな!
キーファ「オレ あのじいさん
けっこう 好きになったよ。
キーファ「アルス さっそく
遺跡へ 行こう!!
キーファ「じいさんに
教えてもらったことを
早く 試してみたいぜ!!
老人「誰が 何のために
あの遺跡を 残したのか……。
老人「気をつけて いくんじゃぞ。
みやげ話を 楽しみに
しておるからな。
*「お 王子! こちらに
いらっしゃったんですか!
ずいぶん さがしましたよ!!
*「王さまが お呼びなんです。
どうか われわれと いっしょに
来てください!
キーファ「親父が?
どうせ さっきの続きだろ?
オレは 行かないよ!
*「お願いです 王子!
今日の王さまは とても
ごきげんが 悪いらしくて……
*「そうなんです! 王子!!
王子を お城に お連れしないと
われわれは クビになっちゃうんです。
*「王子…
私には 年老いた母が……
*「私のところには 先日
子供が生まれたばかりで……
*「今 クビになってしまうと
大変なんです〜!!
キーファ「ふう… わかったよ。
キーファ「アルス…
ちょっと 行ってくる。
あとで行くから 家で待ってろよ!
そして 夜がふけた……。
キーファ「おい アルス!
起きろよ! アルスってば!!
キーファ「おう やっと起きたか。
ごめんな アルス
こんな時間に なっちゃって。
キーファ「あれから みっちり
親父に 説教されたあげく
部屋に 閉じこめられちゃってさ。
キーファ「いや〜!
まいった まいった はっはっは!
キーファ「親父も トシだよな。
ちょっと 指輪を借りたくらいで
あんなに 怒らなくてもいいのにさ。
キーファ「でもまあ それだけ
あの指輪を 大事にしてたって
ことなんだろうけど……。
キーファ「まあいいや。
夜が明けないうちに
でかけちまおうぜ アルス!!
キーファ「さあ アルス!
遺跡へ 急ごうぜ!!
マーレ「う〜ん…
父さん… あぶないっ!
むにゃむにゃ……。
洞窟に入ろうとすると
夜なので 中は真っ暗だ。
神父「おや こんな夜中に
ふたりそろって
なんか あったのかのう?
神父「夜ふかしは あまり 感心せんが
迷える子羊を救うのが わしの役目。
話を聞こうか……
(教会)
他に入ろうとすると
キーファ「アルス 寄り道してると
時間が もったいないぞ!
このまま 遺跡に向かおう!!
キーファ「さあ 早く
石像の前に 急ごうぜ!
井戸の中に入ると
キーファ「なあ なんで
こんなところに 来たんだ?
早く 石像のところに 行こうぜ!
トビラは かたく閉ざされている……。
キーファ「いつも思うんだけど
あの扉って 怪しいよな。
奥に なにが あるんだろう。
キーファ「ここの 入り江の水って
最高に きれいだよな。
キーファ「さあ 始めるぞ!
アルス 心の準備は いいか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
キーファ「じいさんが いったように キーファ「どうか オレたちを アルスとキーファは 強く念じた。 キーファ「…………………。 キーファ「……………。 キーファ「………?? キーファ「アルス〜!! キーファ「オレは こんなに キーファ「もう一回 やり直しだ! |
いいえ |
キーファ「おいおい 最初から キーファ「そんな気持ちで キーファ「お前が その気になるまで |
※本来は「とことん オレに〜」でいいえを選ぶと失敗だが、レイアウトの都合上ここに載せる
遺跡を出ようとすると
キーファ「待てよ アルス!
今日こそ この遺跡のナゾを
ときあかそうぜ!!
変な方向から像を調べると
キーファ「そこからじゃダメだ。
ちゃんと この像にむかって
オレのよこに 来てくれるか。
キーファ「おっ?アルス
やっと その気になったのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
キーファ「この遺跡には キーファ「たとえ この先に キーファ「お前も いっしょだ。 |
いいえ |
キーファ「おいおい 最初から キーファ「そんな気持ちで キーファ「お前が その気になるまで (ループ) |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
キーファ「じいさんが いったように キーファ「どうか オレたちを アルスとキーファは キーファ「な なんだっ!? キーファ「すごい! すごいぞ!! (会話終了) |
いいえ |
キーファ「なに いってんだよ。 |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい | キーファ「じいさんが いったように キーファ「どうか オレたちを アルスとキーファは キーファ「な なんだっ!? キーファ「すごい! すごいぞ!! |
いいえ |
キーファ「なに いってんだよ。 (ループ) |
出ようとすると
キーファ「お〜い アルス!
なにやってんだよ!!
お前も 早く 来いよ!!
キーファ「アルス! オレたち
ついに やったんだよな!!
キーファ「く〜〜っ!!
この奥に なにがあるのか
楽しみだぜ!!
キーファ「さあ 行こう アルス!
新しい冒険の はじまりだ!!
キーファ「さあ 早く
遺跡の中を 探検してみようぜ!
出ようとすると
キーファ「どこ行くんだよ アルス!
早く 遺跡の中に入ろうぜ!!
(井戸の中)
キーファ「こんなところに
来てる場合じゃないだろ?
早く 遺跡の中に 入ろうぜ!
キーファ「おお〜! 建物の中は
こんなふうに なってたのか!
キーファ「うん? これは……。
キーファ「おい アルス!
これを 見てみろよ。床に
なにか 書いてあるぜ!
アルスは 足もとの床を ながめた。
なにやら 古びた文字のようなものが
きざまれている。
キーファ「な? 何か
古代文字みたいなものが
きざまれてるだろ。
キーファ「でも こんなの
読めるわけないしなあ……。
キーファ「とにかく あちこち
調べてみようぜ。
さあ 行こう!
キーファ「この場所のこと
だれも 知らないんだろうな。
知ってるのは オレたちだけだよな。
キーファ「この場所って
どれくらい 昔に
つくられたんだろうな。
キーファ「アルス
オレ 今 うれしくって
うれしくって たまらないよ!
キーファ「お前も ドキドキしてるだろ?
こんなに こうふんしてるのは
生まれて初めてだぜ!
キーファ「さあ アルス
どんどん 先へ進もうぜ!
アルスは 足もとの床を ながめた。
なにやら 古びた文字のようなものが
きざまれている。
”遺跡が ひらかれた時
伝説は ふたたび 語られん。
なぜか アルスには
そこに きざまれている
なぞの文字を 読むことができた……。
キーファ「あれ? なんで お前
古代文字なんて 読めるんだ?
キーファ「王子のオレだって
読めないのに 変なやつだなあ……。
キーファ「ま いいか。
読めるんなら ラッキーだもんな。
よし! いろいろ 調べてみようぜ!
キーファ「しかし お前
古文書のときには 古代文字
読めなかったハズだよな?
キーファ「ま いいか。
そんなことは どうでもいいよな!
”心の目を とぎすまし
しめされた言葉の 真実を
解き明かすべし。
キーファ「う〜ん…
なんか 難しそうなことが
書いてあるな……。
キーファ「オレ こういうの
覚えとくのは 苦手だからさ。
アルス たのんだぞ!
”ただ やみくもに 進もうとも
ゆく道は ひらけない。
”ならび立つ 聖者たちは
遺跡を守り また 復活への道を
しめすであろう。
キーファ「わりと 広いんだな。
あの遺跡の下が こんなに
なってたなんて思わなかったぜ。
キーファ「おお すごいぞ アルス!
下が まったく 見えないなんて
かなりの高さだな。
キーファ「この島の地下に
こんな大きな空洞があったなんて
ゆめにも 思わなかったよ。
アルスは 墓石を見た。
しかし こっちは うら側
書いてある文字が 読めない。
”我 炎の番人なり。
炎消えるとも 我再び
これを ともさん。
”我が 守りしは
かぶと なりき。
目の前の像は 炎のしょく台を
とても 大事そうに かかえている。
まるで 炎の番人のようだ……
炎が赤々と燃えている。炎を消しますか?
キーファ「聖者のかぶと… か。
だれの かぶとだろうな?
キーファ「4人の聖者の像か…。
もう少し いろいろ
手がかりを さがしてみよう。
トビラは ふしぎなチカラで
かたく 閉ざされている…。
キーファ「すごい部屋だよな。
島の地下に こんな場所が
あったとはな。
”われは 真実のみを
見きわめる者なり。
”こころ正しき者は
未来への 道しるべを
つかみとり……
”こころ悪しき者は
その手を 失うであろう。
カベには ライオンのような像が
口を開いている。
中に 手を 入れてみますか?
アルスは ライオンの口に
手を 入れてみた。
なんと その中には
さびついたカギが 入っていた!
アルスは 古代のカギを
手に入れた!
キーファ「このカギって
どこのカギだろうな?
キーファ「う〜〜!
わくわくしてきたぜ!!
壁には 巨大なライオンが
口を 開けている…。
”生命の宿る木は みな
太陽に向かって
その葉を しげらせる。
”道に迷いし 旅人も また
陽光を求めて 歩むべし。
キーファ「陽光を求めて
歩むべし…か。 なるほどな。
目の前の 壁には
枝に葉をつけた 4本の木の
壁画が 描かれている。
キーファ「よし これからも
気をつけて 進もうぜ!
”神に つかえし 竜は
聖なる水晶と 共に 生まれ
また 水晶の光と 共に くちる。
”我が扉を 開きたくば
秘密の大角柱を もとめよ
それは ここに あらず。
”八角堂の 地中深くに眠る
四色の柱なりき。
”秘密の大角柱の 見せるものは
語られざる伝説のみではなく
復活への 道しるべ。
”描かれし石碑を 正しき順にて
台座に ささげたとき
新たなる 道が ひらかれん。
キーファ「すごい壁画だな。
これは 魔物と聖者の戦いが
描かれているのかな。
アルスは 目の前の
赤色の柱を しらべた。
しかし こちら側からは
柱の のぞき穴が見えない。
○色の柱に のぞき穴が 開いている。
中を のぞいてみますか?
キーファ「やったな!
聖者のよろいを 手に入れたぞ!
キーファ「聖者のつるぎ… か。
すごく かっこいい剣だな。
キーファ「聖者のたて… か。
やったな アルス!
石碑には 4体の聖者についての
伝説が きざまれていた。
どれを 読みますか?
第1の聖者 ”第1の聖者は ”それは はるかなる時であり ”そして その身を おおいつくす |
第2の聖者 ”第2の聖者は ”風は 時として 真空のやいば。 ”その身を守るべく |
第3の聖者 ”第3の聖者は ”炎の聖者が 怒りに燃えるとき ”神たる理性で 怒りをおさえよ。 |
第4の聖者 ”第4の聖者は ”水は すべての命の源。 ”真に強きは 怒りか? 愛か? |
像の台座には ”第○の聖者”
という文字が きざまれている。
アルスは ××を
目の前の像に ささげた!
像に ささげてある
××を はずしますか?
キーファ「よし! ついに
とびらが 開いたぜ!
アルス 先へ進もう!!
キーファ「ここまで来るのに
ずいぶん時間が かかったけど
なんだか いよいよって感じだな。
キーファ「いったい この先には
なにが あるんだ?
キーファ「くそっ! 胸が
ドキドキしてきやがったぜ!!
キーファ「すごいぞ アルス。
これは神殿… なのか?
キーファ「信じられないよ。
あの遺跡の地下に
こんな建物が あったなんて…。
キーファ「さあ アルス。
なにか 入り口を開けるしかけが
あるはずだ。 さがしてみよう!
キーファ「気をつけろよ アルス。
なにがあるか わからないからな。
キーファ「あやしいものが あったら
どんどん 調べてみようぜ。
キーファ「なんか いいモンでも
落ちてないかなあ。
キーファ「オレたちは
この場所に 呼ばれたような…
そんな感じが さっきからするんだ。
キーファ「話すのもいいけど
せっかく来たんだから もっと
いろいろ 見て回ろうぜ。
キーファ「ここって なんだか
ふしぎな ふんいきがあるよな。
出ようとすると
キーファ「待てよ アルス。
せっかく来たんだ
もう少し調べてから 帰ろうぜ。
ふしぎなチカラで 封印された
トビラのようだ。
○い炎の たいまつがある。
手に取りますか?
たいまつを 元の位置に
置きますか?
炎を 灯せる台座がある。
炎を 灯しますか?
炎が 燃えさかっている。
炎を 消しますか?
”うしなわれし 世界の姿を
もとめし者よ。
”世界は 四つの源にわかれ
その姿を 今に残す。
”あるべきものは あるべきところへ。
世界は 真の姿をあらわす。
アルスは 足もとを 調べた。
なんと!
ふしぎな石版黄を みつけた!
アルスは
ふしぎな石版黄を 手に入れた。
キーファ「なんだろうな。
その きったない石版は?
キーファ「ん? 待てよ 確か古文書に
そんな石版の絵が あったような。
キーファ「なんで ここには
同じような台が いっぱいあるんだ?
キーファ「このうえに なにかを
置けってことなのかなあ。
どうやら この部屋の台座と同じ色の
石版は 一枚も 持っていないようだ。
トビラは ひらかなかった。
なにか ふしぎなチカラによって
閉ざされているようだ。
旅のとびらの小部屋
キーファ「待てよ アルス。
ここは 最後に とっておいて
先に ほかの所を 調べてみようぜ!
キーファ「はは ん なるほどな…
この台座は 石版を
ならべるために あるんだな。
キーファ「よし アルス
もっと 石版が落ちていないか
探してみようぜ!
キーファ「う〜ん… あと1枚
たりないって感じだな。
キーファ「ここに来るまでに
けっこう 時間もたっただろうし
さて どうするか…。
小部屋を調べた場合 | 調べていない場合 | ||
---|---|---|---|
小部屋を調べた場合 |
キーファ「よし! さっきの |
調べていない場合 |
キーファ「もう少し 調べるか |
キーファ「なんだ? 一瞬で
こんなところに 来ちゃったぞ。
いったい どうなってるんだ??
キーファ「あれれ?
ここは いつも アルスと
探検していた 洞くつじゃないか!
キーファ「あの神殿と
この洞くつが つながってたなんて
ものすごく 意外だったな!
キーファ「帰り道は 覚えてるよな?
オレは よく覚えてないからさ。
アルス たのんだぜ!
キーファ「わかってると 思うけど
今日のことは ヒミツだからな。
だれにも 言うなよ!
キーファ「ガケっぷちのじいさんに
感謝しなきゃ… ここに来れたのは
じいさんのおかげだからな。
キーファ「今日は 本当に
いろいろあった一日だったな。
キーファ「きっと あの石版が
カギに ちがいないんだ。
町のほうも 探してみようぜ!
キーファ「すごく ドキドキして
とうぶん 眠れそうにないよ。
アルスも そうだろ? な!?
キーファ「うわっ 朝日がまぶしいな!
もう こんな時間に なってたのか。
キーファ「アルス オレは
これから 城に戻って
ほかにも石版がないか さがしてみる。
キーファ「お前も いろいろ
心当たりの場所を
あたってみてくれ!
キーファ「なにか見つけたら 必ず
オレのところに 来てくれよ!
じゃあ また あとでな!!
*「いや〜! アミット漁が
終わったってんで たくさん
魚を 仕入れてきたんですけど…
*「これがもう あっという間に
売り切れちゃって!
*「わたしは もう
笑いが止まりませんよ!
わっはっはっは!!
*「アミット漁が
ぶじに 終わったことと…
*「そして今日も 私たちに
かてを与えてくださったこと…
心から 神に感謝いたします。
*「神さま… きのうの
おねがいを かなえてくださって
どうも ありがとうございます。
*「今日の ごはんは
お魚がいいです。
*「どうか おひるごはんに
お魚が食べられますように!
よろしく おねがいします。
*「こうして 神に祈っていると
自然に 心が落ち着くんじゃ。
*「おそろしいと思ったことも
不安に思ったことも
全て いやされるような感じじゃ。
*「ほんに 不思議じゃのう。
*「よく考えたら つきあってる友だちが
どうこうなんて 他人が
口を出すことじゃないよな。
*「しかし つい こうやって
口を出したくなっちゃうのは
平和すぎるから なのかなあ。
*「おう アルス。
アミット漁は 無事に
終わったらしいな。
*「うちも 今朝から
イキのいい魚を
たくさん仕入れてきたんだよ。
*「ぐびび。うまいっ!
酒もうまいが 魚もうまい!
*「おお アルス。
ボルカノどのたちが
帰ってこられたじゃろう?
*「こうやって
うまい魚が 食べられるのも
ボルカノどのたちの おかげじゃ。
*「ほんに ありがたいのう。
*「あら アルス。
ホンダラさんなら
ここには いないわよ。
*「朝っぱらから 酒ビンを持って
ふらふらと町を
歩いているのは見たんだけど……。
*「今年の魚は
また いいみたいだな。
*「今夜はうちも この魚で
はんじょうさせてもらえると
いいんだけど。
オルカ「よう アルス。
ボルカノさんたちが
帰ってきたんだってな。
オルカ「くやしいけど
お前の父さんは かっこいいよ。
オルカ「やっぱり 女の人って
ああいう海の男に
あこがれちゃうのかなあ。
*「あっ アルス。
おじいちゃん 寝てるみたいだから
静かにしてね。
*「このところ おじいちゃんに
元気がないのが気になってたの。
*「このお魚を食べて
元気になってくれると
いいんだけど。
*「こっくり こっくり……。
*「イキのいいお魚が
すごく 安く手に入ったのよ。
*「だから 今日は朝から
お魚づくし。焼き魚に 煮魚に
おさしみに お魚のスープ…。
*「……ちょっと
やりすぎちゃったかしら。
*「おうちの おてちゅだいくらい
ちゃんとできないと りっぱな
レディーとは いえないんでちゅ!
*「ああ… いいニオイだなあ。
*「カミさんは
美人で 料理がうまく……
*「娘は ちょっぴり マセてるけど
そこがまた かわいくて……
*「ああ きっと こういうのを
しあわせって いうんだろうなあ。
老人「おお お前さんか!
どうじゃった?
わしの解読は 役に立ったかの?
いいえを選んだ場合のみ | |
---|---|
いいえを選んだ場合のみ |
老人「そんなはずは ないじゃろう。 |
老人「そうか! 役に立ったか!
わはは! えらいな わし!!
老人「しかし 残念じゃ。
老人「もっと わしが 若いころに
古文書を 入手していれば…
わしも 冒険できたのに。
老人「……………………。
老人「……と 言いたいところじゃが
わしには そんな友だちは
おらんかったか……。
老人「でも いいんじゃ!
今は 若い友だちが
ふたりも できたからの。
老人「お前さんも うれしいじゃろ?
こんな 物知りな友達ができて!
老人「もう どこで迷っても
どんな 難しい問題でなやんでも
わしがおるかぎり 大丈夫じゃ!!
老人「困ったことがあれば
わしのところに
来るといいかもしれんな。
老人「わしの解ることでなら
チカラに なれるじゃろうから。
*「キーファ王子ですか?
王子なら お部屋に
いらっしゃると思いますが……。
兵士長「おお これは アルスどの。
村には もう 戻られたのかな?
兵士長「アミット漁が 終わったらしく
たくさんの魚が
この城に 届けられたのだ。
兵士長「この城の者は
みな 魚が 好きだからな。
とても 喜んでおるところだ。
*「ああっ!
それは! ホットストーン!!
*「どうですか? モテてますか?
生活は変わりましたか?
彼女は 何人できましたか??
*「……とはいっても まわりの
女の子は 少しも キャーキャー
言ってくれないんですね。
*「なんだか ボクの思ってたのと
違ったかも……。
*「でも モテモテになったら
必ず教えてくださいねっ!!
*「本当に モテモテになるには
どうしたら いいのかなあ。
*「やっぱり 自分で
努力するしかないのかなあ。
*「こういう 人のいない所にこそ
見まわりが必要なんだと
思いませんか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうですよねっ! *「でもまあ この島に |
いいえ |
*「やっぱり そうなのかなあ。 |
*「ああ いそがしい いそがしい。
あとかたづけも たいへんだったけど
朝は 朝で たいへん!!
*「早く 用意しないと
王さまが 待ちきれなくて
おりていらっしゃるかも。
*「きゃー! いそがなくっちゃ!
*「ゴクッ… この魚
本当にうまそうだよなあ……。
*「つまみ食いしたいけど
王さまより 先に 手をつけたら
怒られるだろうなあ やっぱり。
*「う〜ん 今年の魚も
アブラがのってて うまそうだ。
*「これなら 王さまにも
大満足していただけるだろうよ。
*「ん? なんじゃ?
昔話を 聞きに来られたのか??
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい | (以前と同じ内容) |
いいえ |
*「そうか では |
キーファ「ああ アルスか…。
もう一度 城の中を
さがしてみるとは いったけど……
キーファ「実は 城の中も 城下町も
太陽をさがしたときに
全部 見ちゃってるんだよなあ。
キーファ「そういうわけで
今 どこを さがしてないかを
一生懸命 思い出してるところなのさ。
キーファ「……そういえば
アミット漁が
終わったんだってな。
キーファ「アルスも
一度 家に帰ったほうが
いいかも知れないぜ。
*「アルスさん
ぶじに アミット漁が終わって
良かったですね。
*「アミット漁が 終わったおかげで
王さまのご気分も
少しは 晴れたみたいです。
*「本当に 一時は
どうなるかと思いましたよ。
いや 良かった 良かった。
大臣「おお アルス。
今年も ぶじに アミット漁が
終わったようじゃな。
大臣「しかも 今年は
思いのほか 大漁で 王さまも
たいそう お喜びじゃ。
大臣「わしからも 礼をいうぞ。
ボルカノどのたちに
よろしく 伝えておいてくれ。
バーンズ王「アルスか。先ほど
フィッシュベルから たくさんの
魚が 届けられたばかりでな。
バーンズ王「いや わしは 本当に
魚には目がなくてのう。
バーンズ王「今から 朝食が
楽しみで 楽しみでならんのじゃ。
*「ここから 海を見ていると
島のそとに 出たいと思う人の
気持ちが わかる気がするわ。
*「この島は こんなに小さいのに
海はあんなに広いんですもの。
*「もう ひとつやふたつくらい
島があっても
不思議じゃないわよね。
*「異常なーし!
*「今日も 平和だけど
はりきって 仕事するぞ!
*「お若いの。
そなた 占いなど信じるかな?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「では ひとつ このじじいが *「うるらー! らりらー! *「おおっ 見えた! *「おおっ 海が見えるな…… *「はりゃー! *「まあ 当たるも ハッケ |
いいえ |
*「占いなど 信じぬというか……。 |
*「朝早く 大きな船が
南西の沖から 戻ってくるのが
見えたんだ。
*「きっと アミット漁から
帰ってきたんだろうなあ。
リーサ姫「お兄さまも アルスも
いつも 本当に楽しそうだわ。
リーサ姫「私も 男だったら
どこまでも いっしょに
行けたかも知れないのにね。
リーサ姫「うふふ でもきっと
王子が2人だと お父さまの心配も
2倍になっちゃうわね。
リーサ姫「やっぱり 私
女の子に生まれて
良かったのかも知れないわ。
*「ここは フィッシュベル。
海に かこまれた 小さな村よ。
*「あら アルスじゃない。
どこへ 行ってたの?
*「アミット漁が 終わって
ついさっき みんな 帰ってきたのよ。
*「みんなが 無事に 帰ってきて
よかったわ。
*「私たち家族には
それが いちばんの おみやげよ。
*「いや ほんに とれたての魚の
おさしみは おいしいのう。
*「うちのヨメは 料理は ヘタじゃが
これなら おいしいのう。
ありがたや ありがたや。
*「おや アルス じゃないか。
父さんが 帰ってきたというのに
どこに 行ってたんだい?
*「今ごろは マーレが ぞんぶんに
料理のウデを ふるっているころ
じゃろうよ。
*「わーい! とうちゃんが 帰ってきた!
明日は 泳ぎを おしえて
もらうんだいっ!
*「ぐごー ぐごー…。
*「なんだか 最近の アルスさんは
そわそわして おいでですね。
*「お父さまが 漁に出ていらした
せいかしら。
神父「今年も アミット漁が
大漁に終わって なによりじゃ。
さて…
(教会)
*「やあ アルス。そのカオだと
この前の さがしものは
手に入ったな。
*「しかし アルスと 王子さまは
本当に 仲が いいんだな。
*「まったく性格のちがう ふたり
なのに…。ま そういや オレと
カミさんも そうだけど。
*「あんがい そういう ふたりの方が
うまく いくのかもな。
*「ニャオ!
*「やあ アルス!
ボルカノさんなら もう
家に 帰ったぜ。
*「今年の漁も うまくいって
よかったよ。アミを上げると
もう 魚が ピチピチと…
*「あ そういえば なにか 変なものも
アミに ひっかかってたとか
いってたなあ。
*「たしか ボルカノさんが
もっていったけど。
*「ボクも いつかは かじを
とれるように なりたいなあ…。
*「どこまでいっても なにもない海で
なにが楽しいんだって
聞いてくる友人も いるけどさ。
*「海にだって いろんなカオが
あるんだ。笑いもすれば
泣いたり おこったりもする。
*「それと つきあっているだけで
ちっとも あきないんだよな。
マリベル「まあ アルス!
よく あたしの前に カオが
出せたわね。
マリベル「みんなが 漁から 帰ってきたら
あんたのおかげで 船に乗れなかった
いかりが よみがえってきたわ。
マリベル「あーあ!
あたしも 男だったら よかったのに。
何か 面白いこと ないかしら。
*「マリベルおじょうさまには
奥さまも 手をやいていますだよ。
*「カオは おきれいなのに
あのような 性格では
もったいないですだ。
*「あっ こんなこと わたしが
いったなんて ナイショにして
おくんなせ。
*「シーッ!
主人が 目をさまして
しまいますわ。
*「今回は 長旅でしたから
みなさん おつかれのようですわね。
でも 大漁で よかったこと。
アミット「むにゃ むにゃ。
わっ 高波が…!
うーん うーん…。
*「あっ これは アルスどの。
今年のアミット漁は また
大漁だったようですね。
*「王さまも 大好きな魚を たっぷり
召し上がれて ごきげんでしょう。
*「しばらくは キーファ王子のことも
目を つぶってくださいますよ。
わっはっは。
*「はっはっは!
笑いが とまらねえとは
このこった!
*「ボルカノさんが いつもより 北へ
足をのばすって いったときは
正直 どうかなと 思ったけどよ。
*「いや アミに かかること
かかること……。
*「まあ 途中で 海が荒れて
あぶない目にも あったけどな。
*「終わりよければ すべてよし
ってやつよ。がっはっは!
*「ゴロゴロ……。
*「あらーっ ツヤのいいこと!
やっぱり イキのいい魚は
目つきまで ちがうわね。
*「今夜は おさしみ にでも
しようかしら……。
*「うにゃ〜ん。
*「どひゃー!
こりゃまた 今回の漁は
大漁だったなあ。
マーレ「おや お帰り アルス。
でも ごめんよ。お前のぶんの
料理が もう ないんだよ。
マーレ「父さんの弟の ホンダラさんが
また 来て お前のぶんまで
食べちゃったもんだから。
マーレ「めずらしく お酒なんて
もってきたかと思えば 自分で
みんな飲んじゃうし。
マーレ「まったく しょうがない人だわ!
ホンダラ「ぐがー ぐがー!
ねえさん もう いっぱい 酒を…
フゴー!
ボルカノ「おっ 帰ったか アルス!
オレも 帰ったぞ。
わっはっは!
ボルカノ「今年の漁は 潮の読みが
思いのほか うまくいってな。
ボルカノ「これほどの 大漁は たしか
10年以上も 昔の お前が生まれた
あの年 以来だ。
ボルカノ「いや あの年は
今年以上だったかも しれんが…
ボルカノ「漁から もどってみると
お前が 生まれていたんで
そっちの方に 気をとられちまった。
ボルカノ「たった6ヶ月で 生まれたのに
ケロっとして… オレの顔を 見たら
いきなり 泣きだしたっけな。
ボルカノ「……ゴホン。まあ
とにかく 大漁で よかった!
ボルカノ「今夜は ひさしぶりに
ぐっすり 眠れらあ!
ボルカノ「うい〜っ!
今日は 気分が いいなっ!
ボルカノ「ん? どうした アルス。
飲まねえのか?
ボルカノ「え? オレが なにか
ひろわなかったかって?
ボルカノ「おお そう そう!
忘れるところだった。
ボルカノ「アミに まぎれてきたんだが
おかしなものを ひろってな。
ええと……
ボルカノ「何か 古い 石版のような
ものなんだが いちおう お城に
報告したほうが いいかもしれん。
ボルカノ「たしか お前 王子と
仲が よかったな。
ボルカノ「よし これは お前に
まかせるとしよう。
たのんだぞ。
アルスは ふしぎな石版黄を
うけとった!
ボルカノ「いや それにしても
母さんの 魚料理は 最高だな!
この スパイスが たまらん…。
ホットストーンを持っている場合
ホンダラ「やい アルス!
帰ってやがったのか!!
ホンダラ「お前… オレの
大事な 大事な あの石を
ヒック… 持ってっただろ?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
ホンダラ「ヒック……。 アルスは ごういんに (会話終了) |
いいえ |
ホンダラ「なんだとお? ホンダラ「誰が 好きこのんで ホンダラ「お前しか いねえだろ。 |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
ホンダラ「ヒック……。 アルスは ごういんに |
いいえ |
ホンダラ「まだ しらを切りやがるか ゴチ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!! アルスは はずみで ホットストーンが ホンダラ「やっぱりお前だったか |
キーファ「よう アルス!
なにか 解ったかい?
はい/いいえ | |
---|---|
はい/いいえ | キーファ「……って お前! キーファ「え? なんだって? キーファ「そうか! これは キーファ「もう こうなると キーファ「行こう! アルス! |
キーファ「寄り道なんてしないで
まっすぐ 神殿に向かおうぜ!!
キーファ「今度は とんでもない
なにかが 起こるような
気がするぞ!
キーファ「さあ アルス!
神殿に 急ごうぜ!
*「これは キーファ王子。
王さまは この上に おわします。
*「今日は 大好きなお魚を
たくさん 召し上がれて
王さまも さぞ お喜びでしょう。
*「王のうれしそうな顔を見るのは
ずいぶんと 久しぶりのような
気がします。
*「アミット漁に出られた 漁師の方に
感謝しないといけませんわね。
キーファ「アミット漁には
本当に 感謝してるよ。
キーファ「おかげで 親父のきげんが
直ったんだからな!
*「実は 昨日の夜遅く
東のほうが
一瞬 明るく光ったのだ。
*「いったい なんだったんだろう。
王さまに 報告したほうが
いいのだろうか?
キーファ「やばいな。
あのときって かなり
ハデに 光ったからなあ。
キーファ「アルス
親父に 報告される前に
早いとこ 神殿に 向かおうぜ!
リーサ姫「あっ お兄さま。
ゆうべ お部屋を
ぬけ出されたんですってね?
リーサ姫「お兄さまの 見張りを
言いつけられていた兵士が
真っ青になってたわ。
リーサ姫「今朝は お父さまの
ごきげんが 直ってたから
良かったけど……
リーサ姫「あまり 無茶をすると
兵士の方が かわいそうだわ。
気をつけてあげてね。
キーファ「リーサは 誰にでも
やさしすぎるんだよ。
キーファ「まあ そこが
いいところなんだけどさ…
なんか おもしろくないんだよな!
バーンズ王「アルスか。先ほど
フィッシュベルから たくさんの
魚が 届けられたばかりでな。
バーンズ王「いや わしは 本当に
魚には目がなくてのう。
バーンズ王「今から 朝食が
楽しみで 楽しみでならんのじゃ。
バーンズ王「おお キーファ…
おったのか?
バーンズ王「もう お前の
好きにしていいぞ。
わしは お前を信じておるからの。
バーンズ王「それより 早く
食事のしたくが できんかの。
早く あの魚を味わいたいものだ。
キーファ「はっはっは!
魚好きの親父で よかったぜ。
キーファ「これで しばらくは
うるさく言われないぞ。
ラッキ〜!!
大臣「今の王さまは
魚のことしか 頭にないように
見えるかもしれんが……
大臣「ふだんは… いや
どんなときも キーファ王子のことを
一番に思っておられる。
大臣「王子が一番。魚は次じゃ。
誤解のないよう
よく 覚えておくのじゃぞ。
キーファ「大臣 ムリしてるけど
今の 親父の頭の中には
魚しかないって… バレバレ。
キーファ「でも オレが一番
魚が次なら リーサは
いったい 何番目なんだ!?
*「その昔 この島の東は
禁断の地とされていたらしいな。
*「東の深き森の中には なにやら
遺跡のようなものが
今でも 残っているそうだが…
*「遺跡は 禁断の地とされていた頃の
代々の王家の墓じゃったと
言われておる。
*「というわけでな
あそこらには あまり
近づくでないぞ。
*「死者たちが やすらかに眠る場所を
あらすなど この島に住む人の
やることでは ないだろうからな。
キーファ「あいつは まだ
墓だって 思ってるのか。
キーファ「のんきだよなあ。
キーファ「なんだよ アルス
こんなところに 用は ないだろ?
早く 神殿に 行こうぜ!
*「今日の朝食は
王さまの大好きな お魚。
*「だから きっと
ひさしぶりに ご家族そろっての
お食事になるわね。
キーファ「家族そろっての食事か…
リーサには悪いが
オレは 今 メシどころじゃない。
キーファ「オレたちにとっての
一大事が 起こるかも
知れないって ときなんだもんな。
*「またお出かけですか 王子?
そろそろ 食事の時間ですので
お早い お戻りを……。
*「おはようございます 王子。
今日は 上にあがっても
大丈夫みたいですよ。
*「あの ホンダラさんが
持ってた石って
やっぱり ニセモノだよなあ。
*「よく考えると
あの石を持ってたホンダラさんは
モテモテじゃなかったし……。
*「いや! ボクの知らないところで
モテモテなのかも!くうっ!
もしそうだったら うらやましい!
キーファ「また 言ってるのか。
しかし 曲がってるとはいえ
あれも 一種の情熱だよなあ。
兵士長「王子 おはようございます。
ゆうべは ごゆっくりと
おやすみになられましたか?
兵士長「冒険も けっこうですが
あまり 無茶を
なさいませんように。
キーファ「はは… 兵士長でも
イヤミを 言うんだな。
キーファ「ま いっか。
昨日 オレを見張ってた兵士には
悪いコトしちゃったからな。
*「おはようございます 王子。
今日も いい天気ですね。
*「また お出かけですか 王子?
今日も 早いですね。
キーファ「アルス
寄り道は なしだぞ。
まっすぐ 神殿に向かおうぜ!
*「この先は
グランエスタード城です。
*「おや? 王子
朝から お出かけですか?
気をつけて いってらっしゃいませ。
*「わしゃ 見たんじゃ!
昨日の夜遅く
東の空が 赤く光ったのを…。
*「きっと なにか良くないことが
起こるんじゃ! ああ
どうしたら ええんじゃろう…。
キーファ「ゆうべの あの光
見られてたのか…。
キーファ「でもまあ いっか。
オレ 過ぎたことは
気にしないことにしてるんだ!
*「ボクは ぜったい
ホンダラさんみたいな
おとなに ならないぞ!
*「こどもたちに やさしい
おとなに なるんだ!
キーファ「さっきの子どもって
いつも 泣かされてた子だろ?
強くなったみたいだな。
キーファ「お前のおじさんも
人の 役に立ってるじゃないか。
*「そこのじいさんが なにか
さわいでるみたいだけど
とても 信じられませんね。
*「こんな 平和すぎる世の中で
良くない事が 起こると言われても
正直 ピンときませんし…。
キーファ「ああいうのを
平和ボケって いうんだろうな。
キーファ「本当に 良くないことが
起こったら みんな
いったい どうするんだ?
*「あたしゃ なさけないよ!
*「ちかごろ オルカのところに
よく遊びに来ている あの娘。
*「よくよく聞いてみると
あの娘に 熱を上げてるのは
オルカのほうだって いうじゃないか!
*「はあ… うちのオルカは
もう少し 見る目があると
思ってたんだけどねえ……。
キーファ「はっはっは。
おばさんには 悪いけど
オルカには 見る目ないよ! なっ?
*「おっと こりゃ 王子さん。
もう さがしものは
いいんですかい?
キーファ「ああ もういいんだ。
ありがとう。
オルカ「よう アルス。
ボルカノさんたちが
帰ってきたんだってな。
オルカ「くやしいけど
お前の父さんは かっこいいよ。
オルカ「やっぱり 女の人って
ああいう海の男に
あこがれちゃうのかなあ。
オルカ「あっ! といっても
キーファ王子の お父上には
かないませんけどね。エヘヘ。
キーファ「あんなヤツは
ほうっておいて 神殿に行こうぜ!
*「ようこそ。ここは
グランエスタードの城下町よ。
*「あら これは 王子さま。
ごきげん うるわしゅう。
キーファ「王子さま……か。
何度呼ばれても 慣れないな…
なんか よそよそしくてさ。
*「おや 今日も 朝から
いっしょに お出かけかい?
*「気をつけて 行っておいで。
*「今日も おだやかで
いい日に なりそうじゃな。
*「こんな毎日は
たいくつに思えるかもしれんが…
*「そういう日々の中にこそ
しあわせがあるのだと
わしは 思うんじゃ。
キーファ「おだやかな いい日なんて
たいくつなだけさ!
アルスも そう思うだろ?
老人「おお お前さんか!
どうじゃった?
わしの解読は 役に立ったかの?
キーファ「もう バッチリ!
じいさんの言ったとおりだったよ。
ありがとう。
老人「そうか そうか!
さすが わし!!
いや 役に立てて良かったわい。
老人「しかし 残念じゃ。
老人「もっと わしが 若いころに
古文書を 入手していれば…
わしも 冒険できたのに!
キーファ「でも じいさん。
若いころの じいさんの心は
輝いてたのか??
老人「くっ! 失礼なやっちゃの!!
老人「これでも 若いころは
冒険心あふれる
熱い少年じゃったんじゃぞ!
老人「………………。
老人「ただ…… わしには
いっしょに 冒険できる友だちが
おらんかったがの。
老人「でも いいんじゃ!
今は 若い友だちが
ふたりも できたからの。
老人「お前さんたちも うれしいじゃろ?
こんな 物知りな友だちができて!
老人「もう どこで迷っても
どんな 難しい問題でなやんでも
わしがおるかぎり 大丈夫じゃ!!
キーファ「面白い じいさんだよな。
オレ 会うたびに
じいさんが 好きになるよ。
他に入ろうとすると
キーファ「おい アルス!
早く 神殿に行って
その石版を 試してみようぜ!!
城に行かなかった場合
キーファ「おーい! アルス〜!!
マリベル「アルス〜〜!!
待ちなさいよ! バカ!!
キーファ「はあ はあ……
アルス お前って
意外と 冷たいヤツだな。
マリベル「そうよ そうよ!
ひどいヤツね! あんた ひとりで
なにするつもりだったのよ!!
キーファ「マリベルから 聞いたぞ!
なにか変なものが
アミにかかったんだって!?
マリベル「お城に 報告するように
いわれて 預かったくせに!
あんたって ホントに悪人よね!!
キーファ「それで なんだったんだよ?
お前が ここに来たってことは
神殿に関係あるんじゃないのか?
マリベル「まったく ゆるせないわっ!
いいかげんに 教えなさいよ!!
神殿って なんなのよっ!!
キーファ「ああ〜っ! それ!!
お前が持ってるのって
もしかして 石版じゃないのか??
マリベル「だ! か! ら!!
神殿とか 石版って なんなのよ!!
いいかげんに 教えてよっ!!
キーファ「そうなんだろ?
アミにかかったのは
石版なんだろ?
いいえを選んだ場合のみ | |
---|---|
いいえを選んだ場合のみ |
キーファ「ウソつくなよ〜! |
キーファ「そうか! アルス!!
お前も 気が動転してるんだな。
マリベル「あたしは わからないわよっ!
あんたたちが あたしを
仲間はずれにする 理由なんて!!
キーファ「だから つい
オレに知らせるのを
忘れちゃったんだよな!?
マリベル「き〜〜〜〜っ!!
どいつもこいつも
あたしの話を 聞きやしないっ!!
キーファ「うん! とりあえず 今回は
そういうことに しておこう!!
さあ 行こうぜ アルス!!
キーファが 仲間にくわわった!
マリベル「待ちなさいよ バカ王子!
あんた ずうずうしいにも
ほどがあるわよっ!!
マリベル「だいたい あたしが
教えてあげなきゃ あんたは
おいて行かれてたのよっ!!
マリベル「当然 ここから先は
あたしも 連れてってもらうわっ!!
誰にも 文句は いわせないわよ!!
マリベルが 仲間にくわわった!
キーファ「今度こそ
とんでもない なにかが
起こるような気がするんだ。
キーファ「オレ さっきから
胸がドキドキいってるよ。
キーファ「さあ 神殿に向かおうぜ!
マリベル「ウフフ! 見たわよ!!
近ごろずっと 走りまわっていたのは
そういうワケだったのね!!
マリベル「ひどいじゃないの アルス!
こんな 面白そうなことを
あたしに 教えてくれないなんて!!
マリベル「とにかく アルス。
あんたは あたしに
いっぱい 借りがあるはずよね?
マリベル「あたしも いっしょに
行くわ! いいでしょ アルス?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「ウフッ! マリベル「さあ 行くわよ! キーファ「はあ… マリベルが 仲間にくわわった! (会話終了) |
いいえ |
マリベル「あら そんなこと マリベル「王さまに いいつけて マリベル「ウフフ! あきらめて |
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「ウフッ! マリベル「さあ 行くわよ! キーファ「はあ… マリベルが 仲間にくわわった! |
いいえ |
マリベル「あら そんなこと マリベル「王さまに いいつけて マリベル「ウフフ! あきらめて (ループ) |
マリベル「さあ 早く連れてってよ。
あんたたちの秘密の場所にね!
マリベル「ちょっと アルス!
どこ行くつもりよ とろくさいわね!
早く 遺跡の中に 入るわよっ!!
キーファ「ちょっと 予定が
狂っちまったけど…
さあ 行こうぜ アルス!
キーファ「アルス しょうがない。
マリベルは 言い出したら
聞かないからな。
マリベル「ねえ! 今度 あたしを
のけ者にしたら 王さまに
このこと ばらしちゃうからねっ!
マリベル「早く その場所に
連れてってよね!
マリベル「ところで さっき
聞き忘れたんだけど…
あぶなくないんでしょうねっ?
マリベル「アルスっ!
もしものときは バカ王子より
あたしを 守るのよっ!!
マリベル「ふ〜ん…
この島に こんな場所が
あったなんてね。
マリベル「ずっと 秘密にしてたなんて
ゆるせないわっ!!
マリベル「すっごい 高さ!
下が 見えないじゃない!!
マリベル「アルス
あんた トロいんだから
落ちないようにしなさいよっ!
マリベル「すごい仕掛けの部屋ね。
こんなのつくるなんて
ヒマな人も いたもんね!
キーファ「あのさ アルス。
さっきから 言おうと
思ってたんだけど……
キーファ「ここって 神殿とは
全然 関係ない方向じゃないか?
マリベル「ずいぶんと 古い壁画ね。
マリベル「……って 壁画を
見に来たんじゃないでしょ!
キーファ「なんで 神殿に行くのに
わざわざ こんなところにまで
寄ってるんだ?
キーファ「さっきから
ドキドキが おさまらないんだ。
きっと なにかが起こるぞ。
キーファ「さあ いよいよ神殿だな。
アルス 行こうぜ!
キーファ「さあ アルス。
あの台座の部屋に 向かおうぜ!
マリベル「へえ… ここが
あんたたちの言ってた場所なのね。
マリベル「この島の地下に
神殿があるなんて
夢にも思わなかったわ。
マリベル「ここって いつか
アルスと キーファ王子が
コソコソやってた 洞くつじゃない。
マリベル「フフン! とぼけてもムダよ。
アルスたちの 行動なんて
あたしには お見通しなんだから!
マリベル「なにあれ!?
すごく きれいな光のうずだわ。
マリベル「なによ ここは?
ここが あんたたちの言ってた
場所なの?
マリベル「ここって なんか
神秘的な感じがするわね。
マリベル「ま 神殿だもん
とうぜんか。
マリベル「なによ
あの たくさんの台は?
マリベル「あの台と あんたたちが
思ってる すごいことって
なんか 関係あるの?
キーファ「ついに 4枚そろったな。
台座を 石版でうめると
いったい なにが起こるんだ!?
キーファ「アルス! たのんだぜ!!
マリベル「えっ!? ちょっと
な なんなのよ! この光は!!
マリベル「え? え? え??
きゃ〜〜〜〜〜っ!!
キーファ「う うわーーー!!
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