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マーレ「ああ アルス お帰り。
元気で やってるかい?
無茶を するんじゃないよ。
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マーレ「そうだね。お前はもともと |
いいえ |
マーレ「そんなことを言って |
マーレ「とにかく お友だちとも
仲良く やってゆくんだよ。
ガボ「うお〜! アルスの
かーちゃんに 友達と思われて
オイラ なんか うれしいぞ!
仲間が死んでいる場合?
マーレ「ああ アルス お帰り。
旅のほうは 順調なのかい?
マーレ「あんたが旅をしてること
父さんは 喜んでるみたいだよ。
さすがは オレの息子だってね。
アルスが死んでいる場合
マーレ「あら 今日はウチの子は
一緒じゃないんだね?
マーレ「旅の途中で ウチの子が
弱音をはいたりしたら どんどん
キビしくしてやっておくれよ。
ボルカノ「おお アルスか。
やはり 旅は続けるんだな?
ボルカノ「お前も男だ。
好きなように 生きるがいいさ。
ボルカノ「ましてや お前の旅は
この世界のナゾを
解き明かすかも しれんのだ。
ボルカノ「やるからには 絶対に
途中で 投げ出したりするなよ。
ガボ「今のオッチャン
アルスの とーちゃんなのか?
ガボ「ふ〜ん なんか アルスとは
全然 似てねえんだなあ。
アルスが死んでいる場合
ボルカノ「おお 今日は
アルスとは 別行動ですかな?
ボルカノ「アルスに会ったら
たまには 家に戻って 母さんを
よろこばすよう 言ってください。
*「あら マリベル。
あなた また パパを
言い負かしたんでしょ。
マリベル「言い負かしてなんてないよ。
ちゃんと いろいろと
話し合っただけ。
*「あの人が クチで あなたに
勝てるわけないものねえ。
……まったく。
*「とにかく マリベル。
パパとの約束通り 絶対に
危険なマネをしてはダメよ。
マリベル「うん。わかってるよ。
ガボ「ふ〜ん。今のが
マリベルのかーちゃんなのか。
ガボ「じゃあ マリベルも
いつか ああいうふうになんのか?
オラ 想像つかないぞ。
マリベルが死んでいる場合
*「まあ アルス。
戻ってきたの? うちのマリベルは
どうしたのかしら?
*「アルス 聞いてちょうだい。
あの娘は かよわい女の子なの。
*「だから できるだけ
守ってやってちょうだい。
お願いね アルス。
マリベルが死んでいる場合
アミット「おや 今日はマリベルは
一緒では ないのだな?
アミット「……それはそうと
危険なことはしないという約束で
マリベルに 旅を許可したが……
アミット「やはり どうにも心配でな。
マリベルのことを
どうか よろしくたのむぞ。
*「ワオオーンッ!
キーファ「さびしいだろうが
しばらく 待っててくれよな。
キーファ「ガボと一緒に 悪い奴を
やっつけて来るからな!
マリベル「ガボを しばらく
借りるわよ オオカミさん。
マリベル「これから先
仲間がひとりでも 多い方が
助かるしね。
マリベル「あんたも ガボが
早く帰って 来られるように
お祈りしてちょだい!
※誤字まま
ガボが喋れる後?
キーファ「ガボのことは
心配しなくても 大丈夫だぜ
オオカミさん。
キーファ「オヤジさんと
森の仲間たちと の〜んびり
待っててくれよな!
マリベル「オオカミさん。
ガボは どんどん
たくましく なっているわよ。
マリベル「あなたも ガボが
一人前の人間に なれるように
祈っていてあげてね!
ガボ「ウォン ウォ〜ン。
ガボ「オイラ 悪い奴見つけて
さっさと ぶっ倒してくるから
ここでしばらく 待ってておくれよ!
ガボが死んでいる場合
*「クウウ〜ン……。
ガボが喋れない場合
*「おお アルスたちか!
どうだね 調子は?
うまく いきそうかね。
ガボ「ん〜。ガボッガボッ!
*「うんうん。その意気だ ガボ。
がんばって みんなのお役に
たつんだぞ。いいだか!
ガボ「ガオ ガオーッ!
*「わっはっは!
元気で 何よりだなや!
*「ところで アルス。あの神の山に
封印されていた魔物を 逃がした奴が
世界のどっかにいるに違いないだよ。
*「たのむから 早いとこ
その悪い奴を 見つけだして
やっつけて 来てくんな!
*「オラ それまで こいつと二人で
待ってるだあよ!
*「ワオオーンッ!
マリベル「はいはい
待ってて ちょうだいね。
マリベル「そんなやつ
この あたしが パパパーっと
やっつけて くるからさ!
キーファ「よーし アルス。
あの岩戸を 外から開けた奴を
必ず つきとめてこようぜ!
キーファ「見かけはともかく
今度は たのもしい仲間も
一人ふえたことだしな!
ガボが死んでいる場合
*「おお アルスたちか!
どうだね 調子は?
うまく いきそうかね。
*「おや?
ガボは いっしょじゃなかっただか。
*「ははあ。おおかた その辺の
野ネズミでも 追っかけ回してるだな。
困った奴だあよ。わっはっは!
(以下はガボが生きている時と同じ)
ガボが喋れる場合
*「おお アルス。
どうだね 調子は?
うまく いってるかね。
ガボ「おっちゃん!
*「んっ?
いま オラを呼んだのは
だれだね?
ガボ「オイラだよ おっちゃん!
しゃべれるように なったんだぞ!
*「ど どひゃー!
ガボが しゃべってる。
こりゃ ぶったまげただ!
ガボ「えへへ。
おどろいたか? おっちゃん!
ガボ「みんなと 話せるようになって
オイラ すっごく うれしいぞ!
*「い いったい どうして……
ふむふむ……。
なんと! あの魔物が!?
*「まったく 何が さいわいするか
世の中 わからねえものだなあ。
わっはっは!
ガボ「おっちゃん……。
オイラ 自分で おっちゃんに
言いたかったことが あるんだ。
*「ああ なんだね ガボ。
せっかく 話せるようになったんだ
何でも 言ってみるがいいやね。
ガボ「おっちゃん!
オイラを 助けてくれて
ありがとうな!
*「くうーっ。お前って やつぁ……
本当に やさしい子だなや。
オラ 泣けて来ちまうだ……。
*「なあガボよ… いろいろ あったが
あれも これも み〜んな神さまが
お決めになったことに ちがいない。
*「これからも ずっと
アルスたちと いっしょに
がんばって いくだぞ ガボ!
ガボ「ガボッ!
ガボ「えへへ。
オイラ おっちゃんと話せて
すっごく うれしいぞ!
マリベル「ガボも なかなか
いいとこ あるじゃん!
マリベル「あら アルス。
なんだか 目がうるんでない?
マリベル「わ わたし?
ばかね。美人の目は いつも
うるんでいるものよ!
キーファ「ガボが しゃべったから
きこりの オヤジさんも
さすがに びっくりしてたぞ。
キーファ「これで ガボも 礼が言えたし
めでたし めでたしってとこだな。
*「おだやかだった 世界が
何やら あわただしく
なってきただ。
*「オラには むずかしいこたあ
わからねえけど
これだけは 言えるだ。
*「お前さんたちが ちからを合わせりゃ
恐いものなど ありゃしねえさ!
*「しっかり やってきな。
悪い奴 見っけたら
ぶっ飛ばして やるだあよ!
ガボ「おっちゃんの 言う通り
オイラ がんばるぞ!
キーファ「オヤジさんの 言う通りだ。
オレたちが ちからを合わせりゃ
恐いものなんて 何もないさ!
キーファ「さあ みんなで
つぎの 冒険に出かけようぜ!
マリベル「まかしといて ちょうだい。
どんなやつに 出会おうと
このあたしが やっつけてやるわ。
*「キィ キィ。
キーファ「ははは アルス。
なかなか かわいいものだな!
キーファ「こいつらと 話せたら
やっぱり 楽しいだろうなあ。
オヤジさんが うらやましいぜ!
マリベル「ふ〜ん。逃げないじゃない。
森の動物たちも だんだん
私たちに 慣れて来たのかしらん。
*「キィ キィ。
ガボ「えへへ。
かわいいだなあ。
キーファ「こうして なついてくれると
森の 動物たちも
なかなか かわいいものだな。
マリベル「うふふ。リスさんって
まるで あたしみたいに
ちっちゃくて かわいいわね!
ガボ「リスたちも オイラたちのこと
おうえんしてくれて いるってよ。
がんばらなくっちゃな!
*「ゴロ ゴロ ゴロ……。
マリベル「もし ここのネコちゃんが
ガボみたいに 話せるようになったら
いったい 何て言うかしらね?
ガボ「ニャン ニャニャニャン!
ガボ「え? 今 何て言ったかって?
えへへっ オイラと ネコちゃんの
ひみつだよ!
キーファ「あはは!
このネコ なんとなく
オヤジさんに 似てる気がするぜ。
キーファ「やっぱり 飼い主に
似るのかなぁ。
*「おお アルス。
どうだね 調子は?
うまく いっているかね。
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「わっはっは! |
いいえ |
*「そうか そうか。 |
*「お前さんたちが ちからを合わせりゃ
恐いものなど ありゃしねえさ!
*「しっかり やってきな。
悪い奴 見っけたら
ぶっ飛ばして やるだあよ!
*「ここは 湖のむこうの
屋敷に 住んでおられる
さるお方の 船つき場だ。
マリベル「聞いた? アルス。
ここって 個人で使ってる
船着き場なんだってよ。
マリベル「やっぱ むかつくわね。
なんか あたしの家より
お金持ちそうじゃん。
ガボ「船に乗らないと
向こう岸には行けないのか。
不便そうだな。
*「ほう 湖のむこうに だれが
住んでいるのか 知りたいのかね。
*「残念ながら けいび上の理由で
名前を あかすわけには いかないが
これくらいは 言ってもいいかな。
*「あの お屋敷に 住んでる人は
だいの旅行好きで 珍品収集を
生きがいにしている人だ。
マリベル「ふ〜ん……
珍品収集が 生きがいか
マリベル「ようするに
ガラクタ集めが しゅみの
物好きが 住んでるってことね。
*「くぅ〜。
あのお方が うらやましい!
ホントに うらやましい!
*「オレも 行く先々で
金を ばらまくような
ステキな旅を してみたいぜ。
(一部略)
*「では ひとつ このじじいが
占って しんぜよう。
こほん……。
*「ひっぴー はっぴー!
みししっぴー!
せやあ…… はいっ!
*「おおっ 見えたぞ 見えたぞ。
お前さんたちの 向かう方向には
果てしない世界が 広がっておる!
*「なにがあっても おそれずに
がんばるんじゃぞ!
ガボ「きゃははは!
オイラ 今のおっちゃんのかけ声を
もっぺん 聞きてえぞ!
バーンズ王「キーファよ
さんぽから 戻ったのか。
バーンズ王「わしも あれから
いろいろと 考えたのだがな……
バーンズ王「お前ももう子供ではない。
今後 城から出ることだけは
自由としよう。
バーンズ王「だが もういちど言うが
危険な旅をすることまでは
わしは 許しておらんからな。
バーンズ王「よいな くれぐれも
アルスたちとともに
旅に出ては ならんぞ。
バーンズ王「さあ
それがわかったら どこなりと
好きな所へ 行くがいい。
ガボ「今のキーファのとーちゃんだろ?
なんか すげえ いばってんなあ。
ガボ「キーファのとーちゃんって
ひょっとして エライのか?
キーファ「どうやら おじいさんと
ヨゼフは 本当に旅に出た
みたいだな。
キーファ「今でも 元気にしてると
いいんだけどな。
ガボ「この町からは ちっとも
食い物の においが しねえな。
ガボ「アルス オイラ あんまり
この町にいたくねえぞ。
マリベル「しっかし……
ここは あいかわらず陰気ね。
マリベル「ねえ アルス。
あんた いずれ 一人で
この町にすんだらどう?
ガボ「なあ アルス。
どうでもいいけど この村に
いったい 何の用で来たんだ?
*「あら あなたたちも 旅のかたね。
ようこそ エンゴウの村へ。
*「温泉に はいりたいなら
村の まんなかにある 井戸の下よ。
ガボ「温泉って なんだ?
たべものじゃ ないのか。
*「カレの料理って 味は まあまあ
なんだけど 見た目が ちょっと
男っぽいというか なんというか……
*「この間のシチューなんて
おイモとか ニンジンとか
丸ごと はいってたのよ。
ガボ「オラは 見た目なんて
どうでも いいぞ!
*「いらっしゃい!
できたばかりで ちいさいところ
だけど ゆっくりしてってよ。
ガボ「むむ アルス
ここ なんか いいニオイが
するぞー!
パミラ「おや また あんたたちか。
うらないを してほしいのかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
パミラ「ふむ…… パミラ「ふむ…… あんたは パミラ「宿屋の前の 立て札…… パミラ「ふう…… パミラ「さて 見料を いただこうかね。 アルスは しぶしぶ パミラ「まいど あり! |
いいえ |
パミラ「じゃあ 薬かい? パミラ「初代のパミラさまなら |
マリベル「変なものが 落ちてたり
しないでしょーね!
キーファ「宿屋の前の 立て札か。
そこに なんか あるってわけだな。
探してみようぜ アルス!
アルスは 立て札を 読んだ。
宿と お食事
炎の温泉亭は こちら!
文字を読んでいた アルスは
立て札の足元に なにかが
おちているのに 気がついた!
なんと まんまるボタンを見つけた!
アルスは まんまるボタンを
手にいれた!
キーファ「アルス これって
あの男の子が 探してたやつだろ?
返して やろうぜ!
アルスを先頭にして占う
パミラ「おや… これは おどろいた。
なにも 見えないぞ。ふむ……。
パミラ「しかし あんたからは
なにやら ふしぎなチカラを
感じる……。
パミラ「どうやら そのチカラが
わしの うらないの目を
とどかなく しているようだね。
ガボ「アルスには ふしぎなチカラが
あるのか? すっげーぞ!!
キーファを先頭にして占う
パミラ「ほう……
あんたは 高貴なものを感じるよ。
人は 見かけに よらないねえ。
パミラ「ほうほう……
出会いと わかれ……
はて… どういうことだろうね。
マリベル「おばあさん さすがね。
あたしなんか ぜんぜん
高貴さなんて 感じないもの。
キーファ「やっぱりなあ。
身体から にじみ出る高貴さは
かくしきれないもんだ。
ガボ「高貴って なんだ?
キーファが そうなのか?
オラ わっかんねえぞ。
マリベル・ガボを先頭にして占う
パミラ「ふむっ!
こ これは なんとしたことじゃ!
パミラ「お前さんたちの ゆく先には
巨大な邪悪なるものの影が見える!
パミラ「いったい お前さんたちは
どこから来て どこに行こうと
しておるのか……。
パミラ「こればっかりは
わしのチカラをしても
見えぬようじゃな。ふむ……。
キーファ「巨大な邪悪!
おい アルス それって……。
マリベル「まだまだ あたしたちの旅は
おわらない みたいね……。
ガボ「うっひゃー オイラ
そんな でっかいヤツと
戦いたくないぞー。
井戸の中
ガボ「むーん なんか
むしあついぞ……。
*「えー ここって 混浴だったのー。
どうしよう ここで きがえるの
はずかしいなあ……。
*「でも 温泉 はいりたいなあ。
ここは 思いきって……
*「でもなあ…… はずかしいよう。
ガボ「そっか! フロ入るときは
服ぬがなきゃ いけないんだったな。
*「温泉を つくったものの
お客のいりは 今ひとつですわね。
*「やはり こんな北の地まで
足を はこんでもらうには
温泉だけじゃ よわいんですわ。
*「もっと 目玉を用意しないと。
あの火山を なんとか 見せ物に
できないものかしらね。
ガボ「オイラは あの山 好きだぞ。
みんなも 行けばいいんだ。
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