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*「ここは フィッシュベル。
海に かこまれた 小さな村よ。
*「あら アルスじゃない。
あなたが 魔物と戦ってるなんて
ふしぎな感じねえ。
*「いつの間にか 見ちがえるほど
立派に なっちゃって……
なんだか 知らない人みたいだわ。
*「今は こんな世の中だけど
きっと いつか 元の平和な日々が
もどってくると 信じてるの。
*「あの暗闇の世界からだって
もどってこれたんだもの……
きっと 大丈夫よ。
*「妻は ああ言ってますが
ボクには 正直 平和な日々が
もどってくるなんて 思えないな。
*「ああ。妻と はなれて
漁に 出ていくことくらいで
悩んでいた日が なつかしい!
*「わしくらい トシをとると
もう 魔王なんぞ ちぃ〜とも
恐くないわい。
*「ただ できれば 最後に もう1度
アミット漁でとれた うまい魚を
食いたいもんじゃのう……。
*「にゃ〜ん……。
*「ボクが もっと 大きかったら
アルスと いっしょに
戦えるのにィ〜。
*「でも いっしょに 行けなくても
いつでも おうえんしてるからね。
ガボ「せめて オイラと同じくらい
背があれば アイツも
いっしょに 戦えたのに……。
ガボ「あと ほんのチョッピリ
足りねえや。 残念だなあ……。
メルビン「なかなか たのもしい
少年でござるな。
メルビン「アルスどの。
あのおうえんに むくいるためにも
魔王を倒すでござるよ。
マーレ「あたしゃ 父さんは
必ず どこかで 生きてるって
信じてるんだよ。
マーレ「海に 落ちたくらいで
くたばっちまうような
ヤワな人じゃあないからね。
マリベル「さすが マーレおばさまね。
あの動じないところ あたしも
見習いたいわ。
ガボ「ボルカノのおっちゃんて
すげえんだなあ!
オイラ ソンケーすっぞ。
ガボ「オイラは 泳ぐの あんまり
得意じゃねえから 海に
落ちねえように 気をつけよっと!
アイラ「なんだか いいわね。
お互いのことを わかりあってる
夫婦って 感じでさ。
*「にゃ〜ん!
*「アワワ……。
あの神さまの正体が
じつは 魔王だったなんて……。
*「わしは もう 何に
祈ればよいのか わからんよ。
*「魔の者が 神の名をかたるとは
なんと バチ当たりな!
*「真の神よ どうか かの者に
天罰を おあたえください。
*「なんと アルスよ。
あの魔王と 戦うと もうすか!?
*「……そうか。思えば アルスは
生まれた時のことといい
ふしぎな子じゃったな。
*「もしかしたら お前が
魔王に いどむのは
運命なのかもしれんのう……。
*「ならば アルスのため
わしも できるかぎりのことを
させてもらおうか……。
(教会)
*「魔王が この島を 暗闇の世界に
落としたのは 水の精霊さまが
ここに 眠ってたからなんだってね。
*「あたしゃ てっきり 本当に
この島は 呪われているのかと
思ったわよ。
*「やっとのこと 暗闇の世界から
もどれたら 今度は あの神さまが
じつは 魔王だったなんて……。
*「まったく ふんだり けったりとは
このことだよ。
*「にゃお〜ん。
*「ごろにゃ〜ん。
マリベルがいない場合
アミット「アルスたちと 旅立つ時の
マリベルの 元気な姿を 見て
わしは 気づいたよ。
アミット「あの子は 外の世界に
飛び出していくことで いちばん
かがやくんだってことにね。
アミット「親としては さびしいが……
それが あの子の幸せなら
のぞむように させてやりたい。
アミット「だから キミたちが
マリベルを 連れ出すつもりなら
わしは もう 止めはせんよ。
メルビン「わが子の 幸せをのぞむのは
親として 当然のことでござる。
メルビン「しかし なかなか
ああいう風には 思い切れぬもの。
アミットどのは 大した方でござる。
マリベルがいる場合
アミット「マリベルや。
わしらには かまわずに お前の
好きなように するがいいよ。
アミット「外の世界へ 出たいという
お前の気持ちに 気づかんほど
わしも どん感ではないからな。
アミット「でもな マリベル……
ここは お前の家なんだ。
アミット「旅することに 疲れたのなら
いつでも 帰ってきていいからな。
マリベル「パパってば ようやく
子ばなれしてくれたみたいね。
マリベル「まったく ひとり娘は
気苦労が 多いわ。
マリベルがいない場合
*「主人は ああ言ってるけど
私は 心配だわ。
*「いちおう あれでも女の子ですもの
危険な目にあって カオにキズでも
ついたりしたら……。
*「……でも まあ その時は
アルスに セキニンを
取ってもらえば いいかしら?
*「アルスって 以前は ちょっと
たよりない感じだったけど 今は
すっかり たのもしくなったものね。
アミット「こ これ お前。
いきなり 何を言い出すんだ!
アルスも 困ってるじゃないか!
ガボ「心配いらねえと思うけどなあ。
マリベルって メチャクチャ
強えーんだもん。
アイラ「マリベルが 相手じゃあ
アルスも 大変ね。
フフフ……。
マリベルがいる場合
*「マリベル……あなたは
言い出したら きかない子だから
もう 止めはしないけど……。
*「くれぐれも 気をつけて
行ってくるのよ。
*「それじゃあ アルス。
こんな じゃじゃ馬娘だけど
よろしくね。
マリベル「ママったら 何言ってんの!
アルスなんか て〜んで
たよりに なんないのよ。
マリベル「そんなヤツに あたしのこと
たのむなんて どうかしてるわ!
*「まあ! ウフフ……。
マリベル「ちょっと アルス。
ママに たのまれたからって
いい気にならないでよね!
マリベル「あたしは あんたなんか
これっぽっちも
アテにしてないんだから。
メルビン「親が わが子を心配するのは
当然のことでござる。
ましてや 娘となれば……。
メルビン「しかし マリベルどのなら
よっぽど 大丈夫という気も
しないではないでござるな。
*「うぇっくしょい!!
*「……うう 魔王が復活したって
聞いてから また カゼが
ぶりかえしてきたよ。
*「魔王と 戦おうだなんて
アルスも ずいぶん
たくましくなったもんだなあ。
*「ボルカノさんも きっと
あの世で ハナが高いだろうよ。
マリベル「ちょっと ちょっと!
あいつ ボルカノおじさまを
勝手に殺してるわよ。
マリベル「なんか ひとこと
言っといた方が いいんじゃない?
*「今の海は 魔物で あふれてて
こんな漁船じゃあ
あぶなくて 出られねえんだ。
*「この間の 海賊船みたいな
でかい船だったら 思う存分
漁に 出られるんだがなあ……。
*「漁に 出るわけでもないのに
こんなところで なにしてるって
思ってるんだろう?
*「いやな……陸に上がってると
どうも 落ち着かなくてなあ。
悪いことばかり 考えちまうんだよ。
*「海の男は いつだって 命がけ。
だから オレは 死ぬのなんざ
ちっとも 恐くねえよ。
*「だが このまま 漁にも出られず
おかに つながれっぱなしってのは
どうにも ガマンならねえ。
*「魔王のチキショウめ!
野郎が 海に現れるってんなら
モリで ひと突きにしてやんのに!
コック長「アルスも すっかり
1人前の男に なったもんだな。
コック長「今の アルスを 見たら
ボルカノどのも さぞや
喜ぶだろうよ。
マリベル「一人前ねえ……。
でも あたしに言わせれば
まだまだね。
マリベル「そりゃ まあ
以前より マシになったってのは
認めるけどさ。
マリベル「あら みんな どうしたの?
魔王を 倒しに行くんじゃ
なかったの?
マリベル「……はは〜ん。さては
このカワイイ マリベルちゃんに
ついてきてほしいってワケね。
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「仕方ないわね〜。 マリベル「あれっ!? マリベル「今のままじゃ ちょっと マリベル「ねえ。 |
いいえ |
マリベル「なによ。あたしは マリベル「フン! じゃあ いいわよ。 |
カンオケを選択
マリベル「なに 言ってんのよ。
○○は カンオケじゃない!
他の人にしてよ。
マリベル「ねえ。
だれを のこしていくの?
マリベル「○○が のこるのね。
じゃあ 代わりに あたしが
パーティーに 入るわよ?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「それじゃ ○○ マリベルが 仲間にくわわった! |
いいえ |
マリベル「なによ。あたしは マリベル「フン! じゃあ いいわよ。 |
仲間から外した場合
マリベル「それじゃ あたしの荷物。
そうびしてるもの以外は
ふくろに 入れておくわよ。
マリベル「あ〜 しんどかった。
ガボ「それじゃ オイラの荷物。
そうびしてるもの以外は
ふくろに 入れておくぞ。
メルビン「それでは わしの荷物は
そうびしておるもの以外は
ふくろに 入れておくでござるよ。
アイラ「それじゃ わたしの荷物は
そうびしてるもの以外は
ふくろに 入れておくわね。
仲間から外した場合
マリベル「あ〜あ アルスたちの
おかげで 疲れちゃったわ。
マリベル「ま あたしが いなくても
みんな 気を落さずに
しっかり やんなさいよ!
仲間から外した場合
ガボ「オイラ ちょっと 休んでっから
その間 みんな がんばれよ!
ガボ「…メシは マリベルの母ちゃんに
言えば 食わしてもらえんのかな?
仲間から外した場合
メルビン「若い娘さんの部屋に
ひとりきりとは……なんだか
キンチョーするでござるなあ。
メルビン「……いや いかん いかん!
今は ニヤけている場合では
ないのでござった。
メルビン「アルスどの。
魔王と戦う時には ぜひとも
わしを つれていってくだされよ。
メルビン「それまでは ここで
英気を やしなっておくでござる。
マリベル「ちょっと メルビン!
あんまり 部屋の中のものに
さわったりしないでよ。
仲間から外した場合
アイラ「みんな わたしの分まで
がんばって 戦ってね。
アイラ「わたしたち一族の 長年の夢を
あんなふうに 利用するなんて
許せないもの!
ガボ「おう アルス!
ここにいんのは ヒマだぞ。
オイラも つれてってくれよう。
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
ガボ「つれてってくれんのか! ガボ「なあ だれが オイラの代わりに |
いいえ |
ガボ「うう〜。 やっぱり オイラ |
カンオケを選択
ガボ「でも ○○は
やられてるじゃねえか。
だれか 他のヤツにしようぜ。
ガボ「なあ だれが オイラの代わりに
ここに のこるんだ?
ガボ「○○が のこるのか。
じゃあ 代わりに オイラが
いっしょに 行っていいんだよな?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
ガボ「ほんじゃ ○○。 |
いいえ |
ガボ「うう〜。 やっぱり オイラ |
アイラ「どうも ここにいるのは
落ち着かないわね。
ねえ わたしも つれてってよ。
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
アイラ「あっ でも このままじゃ 人数多すぎるわね。 だれか のこってもらわなきゃ。 アイラ「ねえ だれを のこしていくの? |
いいえ |
アイラ「そう……残念だわ。 |
カンオケを選択
アイラ「あら? 今の○○を
残すなんて あんまりよ。
だれか 他の人を 選んでよ。
アイラ「ねえ だれを のこしていくの?
アイラ「わかったわ。 ○○を
のこして わたしが かわりに
いっしょに 行けばいいのね?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
アイラ「○○ 悪いわね。 |
いいえ |
アイラ「そう……残念だわ。 |
メルビン「アルスどのっ!
おねがいでござる。 後生だから
わしを つれてってくだされ!
メルビン「わしは 魔王と 戦うために
今日まで 生きてきたのでござる。
メルビン「それが この肝心な時に
るすばんでは 殺生でござるよ。
どうか たのむでござる〜!
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
メルビン「そうでござるか! メルビン「しかし そうなると メルビン「だれか わしの代わりに |
いいえ |
メルビン「うう……ダメでござるか。 |
カンオケを選択
メルビン「おや? ○○どのは
もしや たおれてるのでは
ござらんか?
メルビン「それは 困るでござる。
だれか 他の人に
してほしいでござるよ。
メルビン「だれか わしの代わりに
ここに のこってもらわねば……。
だれに するでござるか?
メルビン「では ○○どのが
のこり わしが いっしょに
行くのでよいでござるな?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
メルビン「○○どの。 |
いいえ |
メルビン「うう……ダメでござるか。 |
マリベルがいる場合
*「今 おじょうさまのお部屋に
いらっしゃる人……
いったい どうしたんですかね?
*「……はあ 気にするなですか?
でも ひとりで さびしそうに
つっ立ってて 気になるですよ。
マリベルがいない場合
*「あれ? あんたがた また
マリベルおじょうさまを
さそいに 来たんですかね?
*「たまには あたしも
さそってほしいですだよ。
ガボ「オイラ もとは人間じゃ
なかったけど…… 今は 人間の
気持ちが 痛いほど わかるぞ。
マリベル「よりによって 神さまに
なりすますなんて あたしは
絶対に 魔王を ゆるさないわ!
アイラ「アルス。 今度こそ
本当に 魔王をたおす時ね。
アイラ「わたしは 絶対に負けない……
みんなの 期待をせおってるから。
アイラ「よかった……。
とりあえず この辺りも
もとの大地に もどったみたいね。
メルビン「神が じつは魔王だと
見ぬけなかったのは 何より
わしの 不覚でござった。
メルビン「世界中の人々に
降りかかった不安は わしらの
この手で 晴らすでござるよ!
メルビン「空が もどったとはいえ
魔王を たおさねば
世界に 真の平和はないでござる。
メルビン「アルスどの!
目指す先は 魔王城でござる!
マリベル「こんな人里はなれた所にいて
あのおじさん 無事なのかしら?
ガボ「外は 魔物でいっぱいだけど
おっちゃん 大丈夫なのかなあ?
*「ニャオ〜ン。
*「うう……動物たちは 魔物に
おびえて みんな 森の奥に
ひっこんじまっただよ。
*「さみしいけんど こんな世の中じゃ
仕方あんめェなあ。
*「ああ だれか なんとか
してくんねェもんか……。
マリベル「あの人も こんな時なんだし
町の方にでも ひなんすれば
いいのにねえ。
マリベル「動物たちのほうが よっぽど
かしこいんじゃない。
ガボ「おっちゃん
さびしそうだったなあ……。
オイラ なんとかしてやりたいぞ!
ガボ「なあ アルス。
魔王を 倒しにいく前に
ハラごしらえでもしてかねえか?
マリベル「考えてみれば 以前は
ここと あたしたちの村しか
この世界に なかったのよね。
マリベル「たしかに 平和では
あったけどさ……そんなのって
やっぱり つまんないわよね。
アイラ「どうしたの アルス?
寄り道してないで はやく
魔王の城に のりこみましょうよ。
メルビン「なにか 町の中が ピンと
はりつめている様子でござるな。
メルビン「魔王が復活したとあっては
無理もないでござるか……。
*「ようこそ。ここは
グランエスタードの城下町よ。
*「それにしても こんな時に
外を 出あるくなんて
あなたたち 勇気あるわねェ。
*「聞くところによると 住人が
全て 魔王に消されてしまった
国もあるそうだな。
*「いったい その消されちまった
人たちは どうなったんだ?
生きているのか それとも……?
*「それを考えると 気になって
夜も 眠れないよ。
*「やあ アルスじゃないか。
魔王が復活するなんて なんだか
とんでもないことになったなあ。
*「おかげで 旅人がへって
ウチも 商売あがったりだよ。
*「……おっと ぼやいてる場合じゃ
なかったかな。
商売 商売っと……。
(宿屋)
*「ボルカノどのが 海に 落ちて
ゆくえ不明じゃというのは
本当のことかね?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「おお なんということじゃ。 *「……いや しかし *「じゃから アルスも |
いいえ |
*「なんじゃ やっぱり |
*「近ごろ ホンダラさん
ちっとも 見せに カオ出さないけど
どうしちゃったのかしら?
*「あんな人でも 長いこと
姿見ないと 心配になるわね。
アイラ「わたしは ホンダラさんなら
無事だと思うわよ。
アイラ「だって あの人
ころんでも タダでは起きないって
タイプじゃない。
マリベル「そういえば アルスの
おじさんって どこに
行っちゃったの?
マリベル「えっ!
ホントに 神の城へ行ってたの?
それって まずいんじゃあ……。
ガボ「そういやあ ホンダラの
おっちゃん どうしてっかなー。
すっかり 忘れてたぞ。
*「魔王が 復活するなんて
おそろしい世の中に
なっちまったもんだなあ。
*「まったく 近ごろは
大事件ばかりで 気の休まるヒマも
ないよ。
*「さあて これでよしと。
この部屋も きれいになったわ。
*「でも いくら きれいにしても
泊まってくれる お客さんが
いなきゃ むなしいだけなのよね。
*「ウワサによると 神の城が
まがまがしい 魔王城に
姿を 変えたとか……。
*「ああ おそろしい!
この世は もう オシマイなんだ〜。
*「きいたところによると 魔王と
戦おうとしている 若者たちが
いるそうじゃないですか。
*「まったく むぼうな話です。
若い命を ムダにちらすことも
ないでしょうに……。
ガボ「……ムボウってなんだ?
ゴボウみたいなもんか?
マリベル「なによー!
だれが 無謀ですって?
マリベル「アルス。
こうなったら 意地でも
魔王を 倒しちゃうわよ!
メルビン「魔王と戦う若者たち……
もちろん その中には わしも
入っているんでござるよな?
メルビン「若者か……フッフッフッ。
アイラ「たしかに 他人の目から
見たら 無謀な戦いに
見えるのかもね。
アイラ「でも わたしは
アルスたちといっしょなら
きっと勝てるって 信じてるわ。
*「この島は ずっと 水の精霊さまに
守られておったんじゃのう。
*「しかし その精霊さまも
魔王の圧倒的な チカラの前に
屈したというウワサじゃ。
*「もう この島に 以前のような
平和な時は もどらんのかも
しれんのう……。
*「なんてことでしょう!
神ではなく 魔王にむかって
祈りを ささげていたなんて。
*「ああ 神よ。
どうか 罪ぶかき 私を
お許しください。
*「わしは この国の平和を ずっと
いのってきたんじゃが どうやら
それは ムダだったようじゃな。
*「まさか 魔王が よみがえるとは…
おそろしい 世の中に
なってしまったもんじゃ。
*「神さまが 魔王だったってことは
やっぱり 神さまなんて ホントは
いないってことなのかなあ?
*「う〜 よくわかんないや。
*「いやあ 神さまの正体が じつは
魔王だったなんて すっかり
だまされたよ。
*「まったくなあ。
人さわがせも いいかげんに
してくれよな!
*「うちの バカ息子ときたら
こんな時だってのに 女の子を
つれこんで なにやってんだか……。
*「まったく あの女グセの悪さは
だれに 似たのかしらねェ?
*「オルカ あたし こわいわ。
いつ 魔王が おそってくるかと
思うと 夜も 眠れないの。
オルカ「オイオイ 心配性だなあ。
大丈夫さ。その時は ぜったい
オレが 守ってやるからな!
*「ありがとう。
オルカって たのもしいのね。
とっても ステキよ。
マリベルがいない場合
オルカ「今 とりこみ中なんだよ。
さっさと 出てってくれ。
オルカ「なにを してるかって?
見りゃ わかんだろ。
ヤボなこと いわず 出てけって。
メルビン「むう。オルカどのは
モテモテでござるな。
ちょっと うらやましいでござる。
マリベルがいる場合
オルカ「今 とりこみ中なんだよ。
さっさと 出てってくれ。
マリベル「フーン。
……で なにを そんなに
とりこんでんのよ?
オルカ「へっ? わぁ〜!
オルカ「や やあ マリベルじゃないか。
こ これは そのう……。
*「ちょっと オルカ〜。
なんなのよ その女は!?
オルカ「あ いや だから これは
ちがうんだ……ちがうんだよ。
*「なにが ちがうのよ!?
オルカ「なにがって……
そりゃ ひと口には なかなか…
ああ なんと言えばいいのか……。
*「なに モゴモゴ言ってんのよ。
あたし そんなことじゃあ
ごまかされないからね!
*「さあ! なにが どう
ちがうのか 言ってみなさいよ!
オルカ「……うう。い いや〜
まさか 神さまだと思ってたのが
じつは 魔王だったなんてなあ…。
オルカ「まったく とんだ
思いちがいだったぜ。なあ?
*「……なによ それ。
ガボ「ああ こわかった。
オイラ いっしゅん 血の雨が
ふるかと思ったぞ。
ガボ「でも マリベルは 意外と
どうでもよかったみたいだな。
マリベル「なんなのかしら?
あわてちゃって バッカみたい。
マリベル「あたし オルカなんかと
なんの関係もないのにさ。
*「なにが ちがうのよ!?
あたし ごまかされないからね!
オルカ「いや〜 だからさ……。
神の正体が 魔王だったなんて
とんだ 思いちがいだなあって…。
*「……なによ それ。
*「ねえ 魔王は 人間を
みな殺しにするつもりだって
ウワサ 本当かしら?
*「ああ おそろしくって
家事も 手につかないわ。
*「家族だけは……妻と娘だけは
オレが 守ってみせる!
*「魔王なんかに オレのささやかな
家庭を こわされて
たまるかってんだ!
*「いったい なにごとでちゅか?
お父ちゃまも お母ちゃまも
様子が 変なんでちゅ。
*「最近 ホンダラさん 見ないけど
どうしちゃったのかなあ?
つまんないよ〜。
*「ゴロニャ〜ン。
*「ホンダラのヤツは 本当に
いったい どこへ
行ってしまったんじゃろうか?
*「もう 家賃のことは
どうでもよいから 無事な姿を
見せてもらいたいもんじゃ。
*「ホンダラさん 最後に会った時に
神さまの城へ 行くって
言ってたけど……。
*「けっきょく その神さまは
魔王だったわけでしょ……
ホントに 大丈夫なのかしら?
メルビン「ホンダラどのを 最後に
見たのは たしか 神の城の外で
ござったな。
メルビン「むう。無事でいてくれれば
よいのでござるが……。
*「あの暗闇の世界から もどれたのは
いいけど 神さまの正体が
じつは 魔王だったなんて……。
*「このままじゃ お先まっ暗だよ。
ああ どこからか 魔王を倒す
勇者が あらわれないもんかねえ。
マリベル「なに言ってんのかしら?
今まさに その勇者さまご一行が
目の前にいるんじゃない。
*「これは アルスどの。
みなさんの ご活躍のウワサは
きいております。
*「われわれが こうして 地上に
もどってこられたのも
みなさんの おかげだとか……。
*「今日は 王さまに ご用ですか?
ささ どうぞ お通りください。
マリベル「いまさら ここのおじいさんに
なんの用が あるっていうのよ?
ガボ「ここのじいちゃんの言うことって
むずかしくて オイラには
よくわかんねえんだよなあ。
*「わんっ! わんっ!
老人「お前さんたち…
魔王に 戦いをいどむというのは
本当なのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
老人「そうか…。 老人「わしは ここで |
いいえ |
老人「そんな事を 言っても 老人「お前さんたちは 老人「ならばもう 老人「必ず 無事で |
マリベル「説教されただけだったわね。
やっぱり 近づくんじゃなかったわ。
メルビン「あの老人の言うことは
いちいち もっともでござるな。
さすが もの知りじいさんでござる。
マリベル「もし 今 キーファがいたら
きっと 真っ先に 魔王の城へ
攻めこんでたでしょうね。
マリベル「アイツ 単純バカで
正義感ばっかり 強かったから…。
ガボ「おう 王さまに会ってくのか?
だったら ついでに なんか
食わしてもらおうぜ。
アイラ「魔王の城に 行く前に
王さまに あいさつでも
していくの?
アイラ「そうね それもいいわね。
これが 最後の戦いですもの。
メルビン「平和になれた 兵士たちも
さすがに今は ピリリとした
表情になっているでござるな。
*「グランエスタード城に ようこそ!
*「グランエスタード城は
すべての国民に 開かれた城です。
兵士長「みなさんの ごかつやくは
王さまから きいております。
兵士長「それで やはり 今度は
あの魔王を倒すための旅へ
出られるのですか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
兵士長「おお やはり そうでしたか。 兵士長「あなたがたこそ まさに |
いいえ |
兵士長「では 他の目的で 兵士長「いずれにせよ それは きっと |
マリベル「フフン。
ようやく 世間も あたしたちの
かつやくに 気がついたようね。
*「こんな時だから 武器のせいびは
しっかり やっておかなくちゃな。
*「……それにしても こいつを
訓練以外で つかう日が
くるなんてなあ……。
*「世界に この島しか
なかったころは
考えもしなかったよ。
*「いつ 魔物が 城内にまで
入りこんでくるかと思うと
一時も 気が 抜けませんよ。
*「見まわりで こんなに
キンチョーしたのは 初めてです。
*「この島は 水の精霊さまに
守られていたおかげで
ずっと 平和だったのでしょう?
*「でも 今は たのみの精霊さまも
いらっしゃらない……。
ああ もう オシマイなんだわ!
*「わたしたちの 信じていた
あの神さまは まっ赤な
ニセモノだったのね……。
*「でも だとしたら 本物の
神さまは いったい どこに
いらっしゃるのかしら?
*「まったく とんでもないことに
なったもんだなあ。
*「こんな時に キーファ王子が
いてくれりゃ 王さまも
心強いだろうに……。
*「たとえ 魔王が復活したって
人間 食うものは食わなくちゃな。
*「文字どおり ハラがへってちゃ
いくさはできぬってモンだ。
さあ いそがしくなるぞ〜!
ガボ「おう コックのおっちゃんの
言ってることは 正しいぞ。
ガボ「オイラも 今のままじゃ
ハラがへって チカラでねえや。
とりあえず メシにしようぜ。
*「う〜む。神が 魔王を
ほろぼしたという昔話……真相は…
全く アベコベじゃったなあ。
*「別に わしが まちがえて
おぼえてたワケではないぞ。
昔から そう伝わっとったんじゃ。
アイラ「あの昔話も 魔王が
自分を 神といつわるために
流したのかもしれないわね。
マリベル「怪しいモンね。
あのおじいさんが ボケてて
まちがえたんじゃないの?
メルビン「人間 都合の悪い話は
聞きたくないものでござるからな。
メルビン「どこかで 神と魔王が
逆転したのでござろうよ。
*「これは アルスどの。
ようこそ いらっしゃいました。
*「王さまは えっけんの間に
おられます。
どうぞ お目通りください。
*「わたしも みなさんのように
魔物と 戦いたい!
*「しかし わたしの役目は
この城を 守ること。
勝手は ゆるされないのです。
*「…………。
世界は いったい
どうなってしまうのだろう…。
*「これは アルスどの。
ようこそ いらっしゃいました。
王さまが お待ちですよ。
*「これは アルスどの。
ご無事で なによりです。
*「王さまは ずいぶん
みなさんのことを
気にかけてる ご様子。
*「はやく 元気なカオを
見せてあげてください。
大臣「王さまは 全てを おぬしたちに
たくすことを 決意されている。
大臣「その期待に こたえるよう
がんばるのじゃぞ!
バーンズ王「おお アルス。
よく来てくれたな。
バーンズ王「言うまでもないことだが
世界は今 かつてないほどの
危機に 直面しておる。
バーンズ王「四精霊は いなくなり
神の城は 魔王城へと 姿を変え
人が消された国まで あるとか……。
バーンズ王「かの魔王のチカラは
われわれの想像を はるかに
こえておる。
バーンズ王「正直 わしには
人間のチカラで あの魔王を
倒せるとは 思えんかった。
バーンズ王「だが われらにも まだ
希望は のこされている……。
バーンズ王「アルスよ。
その希望とは そなたたちのことだ。
バーンズ王「思えば 全てのことは
アルスと わが息子キーファの
好奇心から 始まったのであったな。
バーンズ王「それ以前の この世界には
ただ この島が ひとつあるのみ。
バーンズ王「平和では あったが
なんの 変化もない
閉ざされた世界でしかなかった…。
バーンズ王「…わしには そなたたちが
世界を変えてゆく 特別なチカラを
持っているように思えるのだ。
バーンズ王「ならば 今のこの危機も
そなたたちになら なんとか
できるかもしれん……。
バーンズ王「わしは それに
かけてみようと決めたのだ。
バーンズ王「さあ アルスと
その仲間たちよ。わしが信じた
そのチカラを 見せてくれ。
バーンズ王「そして 魔王を倒し
世界に ふたたび 平和を
とりもどすのじゃっ!
ガボ「王さまの話 聞いてたら
オイラたちが なんとか
しなくちゃって気分になったよ。
マリベル「世界を変えてゆく
チカラねえ……。
マリベル「アルスは 本当に
自分に そんなチカラが
あると思う?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「……あんたって ホント |
いいえ |
マリベル「そうよねえ。 マリベル「よく わかってんじゃない。 |
アイラ「王さまが 言ってたとおり
わたしも アルスには
不思議なチカラが あると思うな。
アイラ「それも その手に宿った
水の紋章のチカラなのかしらね?
メルビン「わしは 魔王を倒すべく
神に選ばれた戦士でござる。
メルビン「だが たしかに
アルスどのには それ以上の
特別なチカラを感じるでござるよ。
メルビン「そのチカラがあればこそ
わしも 封印をとかれ
ここに いるのでござるからな。
バーンズ王「アルスよ。
わたしは そなたたちのチカラに
かけてみようと決めたのだ。
バーンズ王「どうか 世界を
変えてゆける そのチカラを
見せてくれ。
バーンズ王「そして 魔王を倒し
世界に ふたたび 平和を
とりもどすのじゃっ!
*「まさか 魔王が復活するなんて……
なんて おそろしいのでしょう!
*「でも きっと 王さまが
なんとかしてくださるわよね。
ええ きっと 大丈夫よ……。
*「住人が 消されてしまった国は
たいそう 堅固なお城を
かまえていたって 聞いたわ。
*「魔王のチカラの前では
お城の中に たてこもっていても
ムダってことなのね。
*「うひゃ〜!
*「ビ ビックリしたなあ もう!
急に 話しかけないでくださいよ。
*「外は 魔物で いっぱいだし
魔王は 復活するし……。
*「まったく 異常だらけで
気の休まるヒマも ありませんよ。
*「神さまだと 信じてたのに
じつは 魔王だったなんて
あんまりだわ!
*「あの いげんに 満ちた
お姿も お声も 全て
まやかしだったなんて……。
アイラ「人々の そぼくな信仰心を
利用するなんて やっぱり
魔王は 許せないわ。
マリベル「いげんに満ちた お姿に
お声ねえ……あたしは 最初から
ウサン臭いと思ってたけどね。
*「バーンズ王は 大丈夫だと
おっしゃるが 魔王のチカラは
あまりに 強大です。
*「いったい かよわき 人の身に
なにが できるというのでしょう?
*「……なるほど 世界で唯一
この島のみが のこったのは
水の精霊のおかげでしたか。
*「アルスどのたちは 今や
われら学者よりも 世界の秘密に
くわしいようですな。
マリベル「そりゃ こっちは 世界中
歩き回ってるもの。
いいかげん くわしくもなるわよ。
*「魔王が 正体を現すと同時に
あの美しい神の城までもが
邪悪な姿に かわったとか……。
*「魔王は いずれ この世界までも
そのような まがまがしい姿に
変えるつもりなのでしょうか?
*「つい この間までは 魔物など
物語の中だけのものと
思っていたのですが……。
*「今や 町から 一歩 外に出れば
右も 左も 魔物だらけ……
おそろしいことです。
*「魔王と 戦おうというのは
あんたたちかね。どれ 今後の
参考に 占いなど いかがかな?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「では ひとつ このじじいが *「ふんがー! はんがー! *「おおっ 見えた! *「いまわしく うごめき うねる *「それは 人にあらざる者たちの *「はあ はあ……。 *「むう……どうも あまり |
いいえ |
*「そうか……。 |
ガボ「オイラは オオカミだから
人じゃねえけど 4つの道なんて
わかんねえなあ。
マリベル「人にあらざる者ねえ……
それって 魔物のことかしら?
マリベル「でも 魔物が あたしたちを
助けてくれるっていうのも
変な話よねえ?
アイラ「この占い いったい
どういう意味なのかしらね?
アイラ「……まあ 悩んでいても
しょうがないし とりあえず
魔王の城へ 行ってみましょうよ。
メルビン「どうやら 魔王のところまで
たどりつくのは 簡単では
ないようでござるな。
メルビン「アルスどの。
魔王の城へ 攻めこむ時は
気をひきしめてかかるでござるよ。
*「バーンズ王は なにやら まだ
あの魔王に対して 勝算を
お持ちのようだな。
*「しかも そのカギを
にぎっているのは キミたちだと
言うじゃないか。
*「いったい どんな秘策なのかは
知らんが がんばってくれよ!
マリベル「……勝算って ようするに
あたしたちまかせってことでしょ?
マリベル「王さまの決断にしては
なんか 情けないわよねえ。
ガボ「オイラたちが カギを
にぎっているって……?
それって さいごのカギのことか?
メルビン「みなが わしらに
期待しているでござる。
メルビン「アルスどの。これは
やらねば 男がすたるでござるよ。
*「ここは 王さまの お部屋です。
*「王さまは おられませんが
キーファ王子の 妹君の
リーサ姫さまが おられます。
*「どうか そそうの
ありませぬように。
アイラがいない場合
リーサ姫「まあ アルス!
無事だったのね。
リーサ姫「あなたたちが 魔王と
戦おうとしているって話は
お父さまから 聞いてるわ。
リーサ姫「とても 勇敢なことだと
思う。 ふつうの人には
とうてい マネできないもの……。
リーサ姫「でも あまり ムリは
しないでね。 魔王って
とても 強いんでしょう?
リーサ姫「充分に 準備を
ととのえてから むかったほうが
いいと思うわ。
メルビン「リーサ姫の言うとおり
魔王は 並ならぬ強敵でござる。
メルビン「アルスどの。
戦いの準備は 万全でござるかな?
マリベル「リーサ姫って とても
あのキーファの妹とは思えない
いい子よね。
ガボ「よーし アルス。
まずはハラの準備だ。
メシにしよーぜ。
アイラがいる場合
リーサ姫「まあ アイラ!
無事だったのね。
リーサ姫「あなたたちが 魔王と
戦おうとしているって話は
お父さまから 聞いてるわ。
リーサ姫「でも アイラ。
できれば あなたには そんな
あぶないマネしてほしくないの。
リーサ姫「私ね 魔王が復活したと
聞いてから おそろしくて
ふるえが止まらないのよ。
リーサ姫「でも お父さまは
おいそがしい ご様子だし
お兄さまは もう もどらない……。
リーサ姫「だからね アイラ。
せめて あなたには
そばについていてほしいの。
アイラ「リーサ姫……
もったいない お言葉ですが
それは できません。
アイラ「魔王は わが一族の
悲願である 神の復活の儀式を
けがしました。
アイラ「ユバールの民として それを
許すわけにはいかないのです。
リーサ姫「そ そんなの 知らないわ。
私には 関係ないもの。
アイラ「それに わたしには
わたしを 信頼し
共に戦ってくれる 仲間がいます。
アイラ「彼らだけを 戦わせ 自分は
安全な城に こもっているなど
わたしには できません。
アイラ「リーサ姫。
どうか このわたしのワガママを
許してください。
リーサ姫「ごめんなさい。
ワガママを 言っていたのは
私のほうね。
リーサ姫「でも ひとつだけ約束して。
魔王を倒したら かならず
ここへ もどってくると……。
アイラ「それは お約束しますわ。
ご安心ください。 ユバールの民は
決して 約束をたがえませんから。
アイラ「わたしみたいな
よそ者を 本当の姉のように
したってくれるなんて……。
アイラ「姫との約束……
これで 守らなかったら
バチがあたるってもんね。
リーサ姫「アイラ……。
かならず 無事に この城へ
もどってきてね。
アイラ「ご安心ください。
ユバールの民は 決して
約束を たがえませんから。
*「どうも 魔王が復活したって
聞いてから おしっこのキレが
悪いんだよなあ……。
マリベル「もう! 下品ねえ。
レディの前でする話じゃないわよ。
ガボ「魔王の復活と オシッコのキレに
なんの関係があるんだ?
オイラ さっぱり わかんねえぞ。
メルビン「そういえば わしも 近頃
キレが悪いんでござるよ。
これも 魔王のしわざか……。
*「魔王が 復活したというのに
兵を あげるでもなく ただ
城の守りを かためるだけ……。
*「王さまは いったい なにを
考えておいでなのでしょうか。
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