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アイラ「う… あつつ!
アイラ「ガボ!
ほら しっかりしてちょうだい。
死んじゃ いないんでしょ!
アイラ「起きなさいってば!
ガボ「う〜ん。
オラ もう だめだあ。
きっと ほねバラバラだぞ。
アイラ「何 言ってんのよ。
それだけ しゃべれれば
大丈夫に決まってるでしょ!
ガボ「ほねバラバラ……。
アイラ「もう……。
さっさと 起きてちょうだいね!
アイラ「大丈夫? アルス。
いったい 何だったんだろう?
これってまさか……
アイラ「アルス!
そこに バーンズ王が!
ガボ「かあ〜っ!
何だか 知らねえけど
ひどい目に あっちまったなあ。
アイラ「このくらい なによ。
いままでのこと考えれば
大したこと ないでしょ!
アイラ「さあ アルス。
早くバーンズ王を 助けましょ!
アイラ「大丈夫かしら。
私たちとちがうからね 王さま。
大臣「今の地ひびきは 何ごとだ!
いったい 何が起きたというのだ!
大臣「ややっ あ…あれは!?
バーンズ王さま!
大臣「お おまえたち
何を ぐずぐずしておる!
早く王を お部屋にお連れするのだ!
大臣「これは アルスどの!
ご無事のようで なによりです!
大臣「しかし この空の色といい
今しがたの大きな 地ひびきといい
一体 どうしたというのでしょう。
大臣「みなさんから 神の城でのことなど
聞きたいことは 山ほどありますが
いまは 王が気がかり。
大臣「ひとまず ここは
失礼させていただきますぞ!
大臣「そなたは ここに残り
見張りを つづけてくれ。
よいな!
*「はっ!
ガボ「くっそー いってえー。
思いっきり シリぶつけたぞ!
アイラ「アルス これって
まさかとは 思うけど……。
*「ここは わたしが!
さあどうぞ バーンズ王のもとへ
お急ぎください!
ガボ「バーンズ王 だいじょぶかな。
ぜんぜん 動かなかったけど……。
アイラ「ちょっと 心配だわ。
王さまの様子を 見に行きましょう
アルス。
*「私は 感じたのです。
この黒雲が現れる その少し前……
*「はるか海の かなたから
とてつもない波動が この島めがけて
突き進んで来るのを!
*「たしか あれは神の城の方角……。
*「ま… まさか!
神の城で なにか大変な事が
起きたのでは!?
アイラ「ううん 神の城には
メルビンが いるから
きっと だいじょうぶよ!
*「悪いが今日は 占いはお休みじゃ。
*「本来なら国王が 神のお言葉を
グランエスタードの国民みなに伝え
その喜びを祝うはずであったが……
*「なにやら 祝うどころでは
なくなってしまいおったわ。
ガボ「なんだ 今日は じっちゃんの
変な かけ声が 聞けないのか。
つまんないぞ。
*「おおっ アルスか!
神の城より 戻ったのだな。
*「お前さんたちも わかっておろう!
あの雲! あの地ひびき!
自然に起きるものではない。
*「たった今 わたしの忠告で
大臣どのは 城や町の外に出ぬよう
おふれをだしたのじゃ。
*「この先 何が起きるかわからん。
お前さんたちも 外へ出るときは
気をつけるのじゃぞ!
アイラ「これから なにが 起こるか
わからないわ アルス。
気をひきしめて 行きましょう!
ガボ「くんくん……。
アルス! 外から
魔物のニオイが するぞ!!
*「やっぱりだ!
オレは 思ってたんだよ!
*「ぜったいに このまま
終わるはずはないって!
*「ああっ おどろいた!
だって飛空石から みなさんが
落ちて来るのが見えたんですもの!
*「あんな 高いところから落ちて
なんともないなんて……。
やはり 神さまのご加護なのよね!
アイラ「ほんとに わたしたち
よく 無事だったわよね。
神さまに かんしゃ しなきゃ。
*「あの まがまがしい雲が現れ
いままで遠くに 見えていた島々が
まったく見えなくなりました。
*「いや それどころかすでに
フィッシュベルすら 見えません。
*「まるで このエスタード島が
すっぽりと 闇におおわれて
しまったようです!
*「ああ 心配だ……。
フィッシュベルは いまごろ
どうなっているのでしょうか!
アイラ「そうね 王さまも心配だけど
フィッシュベルの人たちも
心配よね アルス。
ガボ「そういや なんで急に
こんなに 暗くなったんだ。
*「外は危険です!
早く城の中に お入りください!
*「やはり わたしの思ったとおり
昨日までの 平和は
いつわりの平和だったのだ!
*「ひょっとすると どこかまだ見ぬ
大国が攻めて来たのかもしれん!
くれぐれも ゆだんするでないぞ!
*「おろおろ……。
*「本当ならば こんなときこそ
私が 王さまのおそばにいて
差し上げなくてはいけないのに……。
*「ああ……。
だめな 私。
*「王さまは この上に おわします。
*「というか今 かつぎこまれて
いかれたばかりなので
ご容体が 心配です。
*「これは アルスどの。
国王さまは すでにこちらに
お連れしてございます。
*「バーンズ王さまは
大丈夫でありましょうか。
心配であります……。
大臣「高いところから 落ちられたせいか
わが国王は まだ意識が完全に
戻っては おらぬのじゃ。
大臣「それはそうと アルスも
フィッシュベルのことが
さぞや 気がかりだろう?
大臣「いっこくも早く 村のようすを
確かめて来るがよい。
大臣「国王のほうは 回復しだい
使いの者を やるからな。
ガボ「そうだ マリベルは
どうしてるかなあ。
アイラ「王さまは お城の人たちに
まかせて わたしたちは
フィッシュベルへ むかいましょう。
*「王さま!
バーンズ国王さま!
しっかりして くださいまし!
リーサ姫「ああっ アルス!
お帰りなさい。
無事だったのですね。
リーサ「お父さまは この通り。
まだ意識が はっきりしないのよ。
わたし 心配で。
リーサ姫「こんなとき。
お兄さまがいてくださったら……。
アイラ「リーサ姫……。
ガボ「そういや キーファは
元気なんかなあ……。
*「城下町を 守っていた仲間の
兵士が 傷ついて倒れたとか。
*「どうやらこの国には
重大な異変が
起きているようです!
*「お帰りなさい アルスどの!
お役目ごくろうさまです!
兵士長「大きな声では いえんが
兵の報告では 町の外に
魔物が 現れたとのことだ。
兵士長「この目で 見るまでは
信じがたいが じっさい城下町では
負傷者が 出てしまったのだ。
兵士長「いま数名を ていさつに
出したところ。
やがて報告が 来るであろう。
兵士長「アルスどの。
いくら経験を積まれているとはいえ
外に行かれるなら 気をつけられよ。
ガボ「やっぱなあ……。
さっきから 魔物のニオイが
プンプンだぞ!
*「さっきの じしんで
王さま お気にいりのお皿が
割れちゃったの!
*「わたしの せいじゃないのよ。
ホントなのよ!
エ〜ン!
*「神さまが 復活なさって
世の中ますます 平和になるって
聞いていたのに……。
*「いったい このさわぎは
なんなのよ〜!
どこが平和だっていうのよねえ!
アイラ「そうよね もしかしたら
神さまが なんとかして
くれるかも……。
アイラ「いいえ 自分たちで
なんとか するべきよね……。
*「たったいま 聞いたんだが
どうやら 王さまは
いしき不明らしいんだ。
*「おいしい食べ物の 匂いでもかげば
治るんじゃないかと思って
こんだてを 考えているところさ。
*「薬なんかより ずっと効き目が
あるはずだからな!
ガボ「オイラなら 死んでても
きっと 起きちまうぞ。
*「よくは わからんが
非常じたいに そなえて
保存食を 作っておかねばな!
*「こいつを 煮込んで
こいつを 干してと!
*「コック長に 言われて
食料の在庫を
調べていたところですじゃ。
*「城の全員で 食べるとすると
ほじゅうせずに もって
1週間といったところですかな。
*「う〜む。少しばかり
こころ細いかも 知れませんぞ。
*「兵士長どのが 武器のチェックを
しておくようにって言うんですよ。
*「チェックなんか しなくたって
一度も使ったことのない
新品ばかりなんですけどねえ。
*「まったく たまげたよ!
さっきのドーンという地ひびきで
身体が はね上がったんだぜ!
*「あれだけの 大きな揺れだもの
城の壁にヒビでも 入ってないか
点検しなくちゃいけないな。
*「ややっ これは アルスどの!
フィッシュベルへ お戻りですか。
くれぐれも お気をつけて!
*「先ほど調べに出た 兵によって
まもなく 城の外のようすが
わかるでありましょう。
*「それまでは アルスどのも
城下町から 出られぬ方が
安全かも しれませぬな。
※記載の都合上、一部はマリベル加入後に
*「ややっ アルスどの!
決していまは 町の外に
出ては なりませぬぞ!
*「信じられぬことですが
町の外には 魔物の群れが!
*「すでに 見張りの兵が傷つき
教会で手当てを受けております!
*「おっと いけない。
兵士長どのに 報告せねば。
では これにて失礼!
*「よろしいですな。
町の外は 危険ですからな!
*「ウウウーッ。
*「異常なーし!
*「さいわい魔物は いまのところ
この 町の中まで
入って来る ようすは無いようです。
*「とはいえ 油断はなりません。
しっかりと 見張らねば!
*「フーッ!!
*「わああっ!!
*「てやーっ!てやーっ!
*「こ…これは すみません!
アルスさんたち でしたか!
つい びっくりしちゃって……。
*「こうしてここで 見張っていると
ときおり その先の草むらの方で
何やら うごめくものが……。
*「ううっ こんなことなら
もっと真剣に 戦いの訓練を
しておけば よかったですよ!
*「さっき お城の兵隊さんが来て
家から出ちゃいけないって。
*「いったい どうしたというの?
さっきまで平和だった この国に
何が起きたというのかしら!
*「なあ 教えてくれよ アルス。
*「アルスは 神の城で
本当の神さまに 会ったんだろ?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうか。 *「でも神さまにとって 俺たちの *「やっぱ あわれな子羊たちって |
いいえ |
*「そっか。 *「しかし 今われわれには |
アイラ「神は わたしたち人間を
見すてたりは なさらないわ。
ええ ぜったいに……。
*「いやでちゅ!
魔物 こわいでちゅよ!
*「もう ひとりで おフロに
入れなくなっちゃうでちゅ!
*「ああ アルス。
あんたすごいね 神さまに
会って来たんだってねえ。
*「悪いけど たのむからもう一度
神の城に行って 神さまに
お願いして来ておくれよ。
*「不吉な くらやみの空から
この国を救ってくださいってね!
*「神が復活なされたばかりと言うに
このありさまは まるで
この世の 終わりのようじゃ!
*「なぜに こんな!
まったく世の中 狂っとるわい!
*「私の兄も お城の兵隊です。
*「もしこれから 魔物退治などを
やるとしたら……。
ああ……心配で心配で。
*「ホンダラの おじちゃん
まだ 帰って来てないよ。
*「今度は 船をどこかで
ちょろまかすって 言って
出かけたっきりなんだ。
*「でも ちょろまかすって
なんのことだろう?
*「よう アルス。
話は 聞いてるぜ。
*「なんでも 魔物とやらが
外をうろついているんだってな!
*「だったら うちで
道具を 買ってったほうが
いいんじゃないか?
*「どうだい 品揃えだけでも
見ていくかい。
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「ようし じゃあ始めるぜ。 (よろず屋) |
いいえ |
*「そっか。 |
*「困ったわねえ。
*「今日はフィッシュベルまで オルカに
行ってもらって 予約してある魚を
取ってきてもらうはずだったのに。
*「外出禁止令が 出ちゃったのよ。
あきらめるしかなさそうだね。
オルカ「なんなんだ アルス!
とっくに帰ってきてたんだろ?
おいらにあいさつも しやしないでさ!
オルカ「まあ それはともかく
お前まだ フィッシュベルに
帰っちゃいないよな?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
オルカ「だよな。 オルカ「おれが直接 ようすを見に行けば オルカ「それに お前だって オルカ「ちゃんと オルカにたのまれて オルカ「あっそれから ついでに オルカ「オルカの分って いえば |
いいえ |
オルカ「そんな 見えすいた (「なんなんだ〜」に戻る) |
ガボ「マリベルなら きっと
ピンピンしてると 思うぞ。
アイラ「マリベルだけじゃなく
アルスの ご両親だって
いるんだもの 心配よね。
*「ああ…アルスさん……。
聞きましたか? 魔物のはなし。
はい | いいえ | |
---|---|---|
はい |
*「いつものように 町の外を *「魔物なんて 自分で見るまで *「だけど あの姿は…… シスター「ほらほら シスター「静かにしてなくちゃ |
※聞き忘れた |
アイラ「この島に 魔物が
あらわれるなんて いったい
なにが 起こったというの!?
シスター「こんなことが起きるなんて
私たちの 神への信仰が
足らなかったからかも知れません。
シスター「祈りましょう アルス。
そうすれば 神さまがきっと
助けて下さいますわ!
*「見るがいい この兵隊さんの
ひどいやられようを。
*「まったく 助かったのが
ふしぎなくらいじゃ。
*「こんなするどいツメやキバを持った
生き物は 今まで見たこともない。
こりゃやはり魔物のしわざかね。
*「……ぼくね。
しずかに してるの。
*「神さまにも 祈ったんだよ。
早く 兵隊さんが
良くなりますようにって。
*「このような 異変を
神が 見過ごされるはずは
ないでしょう。
*「今はただ 自らの務めをはたし
偉大な主の ご加護を
待つことにいたしましょう。
(教会)
*「アルス!
アルスじゃないか!
無事だったんだな!?
*「なんだか 表のようすが
おかしくなっちまったから
不安でなあ。
*「もう アルスたちも
帰ってこれないんじゃないかと
いやあ 心配してたんだぞ!
*「このようすでは フィッシュベルに
帰ることも 大変だろう。
*「疲れたときは いつでも
うちを使ってくれて
かまわないからな。
*「少し休んでいくかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「じゃあ ゆっくり *「どうだい 疲れは取れたかね。 |
いいえ |
*「おお そうかい。 |
*「さっきのじしんは すごかったよ。
どこかに被害とか でてなきゃ
いいんだけど。
*「あの ガケっぷちに住んでる
ヘンクツじいさんのとこなんか
大丈夫だったのかなあ。
*「よお アルス!
神さまの お城から
帰って来てたんだな!
*「むこうで ホンダラさんに
会わなかったかい。
って 会うわけないわな。
*「でも アルスが 王さまのお供で
神の城に行くって聞いたら
すごい勢いで 出てったんだよ。
*「なんでも フィッシュベルから
船で行くとか 言ってたけど
ムチャな 話だよなあ。
*「どっかで そうなんしてなきゃ
いいんだけどな。
*「いやあ びっくりしたわ。
さっきの揺れは 大きかったよ。
机やイスは倒れちゃうしね。
*「それどころか あんた。
あたしゃ タンスの下敷きに
なるところだったんだよ!
*「父親には まいってしまいますよ。
じしんのあと 空が暗くなってから
ずっと あの調子なのです。
*「神がこの国を 見捨てる理由など
どこにも あるはずないですよねえ。
*「わたし 見たの……。
町の外を 走っていく
魔物のすがたを。
*「とつぜん魔物が 現れるなんて
さっきの じしんや この暗闇と
なにか関係が あるのかしら!
老人「これは……
ひじょうに きょうみぶかい
現象じゃな。
老人「まるで なにかが この島を
すっぽりと おおってしまった
ような感じじゃ。
老人「ふむ さっそく 書物を
ひもといてみねば ならんのう。
アイラ「アルス やっぱり
この島は 闇に封印されようと
しているんじゃあ……。
ガボ「この感じは 石版あつめて
行ったとこと そっくりだぞ!
*「ウウー……。
*「ニャオ〜。
*「おーい おーい!
みんな どうしちまった〜。
*「おお お前さんがたか。
見てのとおり 動物たちが
みんな 姿を消しちまったんだよ。
*「動物たちには 異変を感じる
とくべつなチカラが あるからな。
きっと なにかを感じたんだろう。
*「オラにも すこしは 感じられる。
この暗闇が ふつうじゃない
……ってこと くらいはな。
ガボ「オイラには この森の
みんなの声が 聞こえっぞ!
みんな すっげえ こわがってる!
アルスは 石版の台座を しらべた!
石版の台座は かがやきを うしない
なんの反応も ない……。
アイラ「ダメみたいね。
やっぱり 島が封印されて
しまったからかしら。
*「あっ アルス!
よく 無事に 帰ってこれたわねっ。
*「とつぜん はげしい地震があって
それで あたりが まっくらで
そして 魔物が出て……ハッ!
*「そ そんなことより 大変なのよ!
あなたの お父さんが……
ボルカノさんが……。
*「と とにかく 村の中へ!
アイラ「アルス とにかく
あなたの家へ 急ぎましょう!
ガボ「なんだ アルスの父ちゃんに
なんか あったのか!?
*「マーレさんは だいじょうぶかしら。
ガボ「アルスの母ちゃんは
だいじょうぶ なのか!?
*「ボクのせいなんだっ
ボルカノさんが 死んだのはっ!
*「嵐で 海に投げだされた ボクを
救おうとして ボルカノさんも
海に とびこんだんだ。
*「ボルカノさんに たすけられて
ボクは 船に ひきあげられたけど
ボルカノさんは そのまま……
*「アルス ごめんよっ!
ボクのせいで…… ボクのせいで。
ううっ……。
アイラ「さすが ボルカノさんね。
自分の命よりも 他人の命を
大事に できるなんて……。
ガボ「アルスの父ちゃんて
すっげえんだな。
*「うう…… なんじゃ……。
カラダのふしぶしが いたいぞ……。
それに 寒気が するんじゃ……。
*「わしには わかる。
これは なにか よくないことが
おこっとるんじゃ……。
*「あの人が 無事に 帰ってきて
くれたのは いいんだけれど……
*「なんだか ひどく落ちこんじゃって
見ていられないわ。
*「ここのようすを見るため いそいで
城から やってきました。
*「村の中まで 魔物が
はいりこんでは いないようで
ホッと しましたよ。
*「ひきつづき 村のけいびを
しますので ご安心を!
*「海が こんなに はげしく
荒れくるうなんて いったい
なにが おこったってんだ。
*「ふつうじゃないぜ これは
こんなことは 今まで
なかったのに!
神父「これは いったい……
なにが 起こったというのだ……。
神父「しかし あわてては いかんぞ。
こういうときこそ 落ちつくのじゃ。
(教会)
*「まだ お昼だったハズなのに
なんで こんなに 暗いんだろう。
これじゃ あそべないよー。
*「地震 こわい……
カミナリ こわい……
ガタガタガタ……。
*「この暗さは ふつうじゃないよ。
なんていうか 心まで 暗闇に
そまりそうな気が するんだ。
*「このままじゃ どうにかなって
しまいそうだよ。
*「よし 異常は ないな。
魔物といえども そうカンタンには
村の中まで はいってこれぬようだ。
*「漁に出ていた船は ひどい嵐に
おそわれたそうですだ。
*「なんとか 村に帰ってきただけんど
ボルカノさんが 海に
落ちちまったって……。
*「気を しっかり もつだよ。
アルス これからは あんたが
がんばんなきゃ いけないんだから。
アイラ「だいじょうぶ アルス
ボルカノさんは 強い人だから。
ガボ「……オイラ
アルスの父ちゃんが 死んだなんて
ぜったいに 信じないぞ。
*「フニィ〜……。
*「なんでも 外には 魔物が
うろつきはじめたとか……。
*「いつ この村が おそわれるかと
思うと いても 立っても
いられないわ。
マリベル「この暗い空は まさか……。
マリベル「アルス! これって
この島も 今までのところみたいに
封印されちゃったってこと?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マリベル「やっぱり そうなのね! マリベル「だれが 封印なんてマネが マリベル「それとも 魔王以外に マリベル「とにかく こうしちゃ マリベル「パパたちのことは マリベルが 仲間にくわわった! マリベル「さあ それじゃあ |
いいえ |
マリベル「そんなハズないわ! マリベル「アルスだって そうでしょ。 マリベル「これは ぜったい (ループ) |
マリベル「ほら ぼーっとしてないで
さっさと 行くわよ アルス!
ガボ「マリベルが いっしょに
来てくれて オイラ うれしいぞ!
マリベル「あら かわいいこと
いうように なったじゃない ガボ。
アイラ「今は ひとりでも多く
戦える仲間が ほしいものね。
マリベルにも がんばってもらうわ。
*「まあ マリベル!
あなた こんな大変なときに
どこへ 行こうっていのっ。
マリベル「こんなときだからこそ
あたしのチカラが 必要なのよ。
ママなら わかってくれるでしょ?
*「チカラって あなた……。
女の子ひとりで なにが
できると いうの!?
マリベル「ひとりじゃないわ。
アルスたちも いるもの。
*「……しょうがないわね。
あなたは いちど いいだしたら
聞かない子だから。
*「気をつけて いってらっしゃい。
そして かならず 元気に ここへ
帰ってくること…… いいわね?
マリベル「はい! ママ ありがとう。
*「今の時代…… 女といえども
たくましくなければ いけないのかも
しれないわね。
*「でも マリベルに お嫁のもらい手が
いなかったら どうしましょう……。
マリベル「なによ アルス
あたしが 嫁に行こうが
どうしようが 関係ないでしょ!
アイラ「あら マリベルって
もてるんじゃ なかったの?
オルカとか アルスとか……うふ。
ガボ「マリベルは いまでも
じゅうぶん たくましいぞ!
マリベル「なんですって!
聞き捨てならないわよ ガボ!!
アミット「アルスか……
ボルカノどののことは ほんとうに
なんといって いいのか……
アミット「ボルカノどのは まさに
海の男と呼ぶのに ふさわしい
男だった。
アミット「アルス おまえは
ほこりに するがいい。
ボルカノどのの息子で あることを。
アミット「そして 忘れるな。
おまえの父の 生きざまを。
わしに いえるのは それだけだ。
アイラ「そうよ アルス
ボルカノさんは りっぱな人だわ。
ほこりに思って いいのよ!
マリベル「なによ アルス
そんな 悲しそうな目をして……。
マリベル「ボルカノおじさまが
死んじゃうわけ ないじゃない!
*「マリベルおじょうさま!
まさか また アルスと
いっしょに行く おつもりだか?
マリベル「ええ そうよ。
ママたちのこと よろしくね。
*「お気をつけ なすってくだせえ。
アルス! おじょうさまを
たのんだだよっ。
マリベル「あたしの家のことなら
心配しなくて いいわよ アルス。
*「船が 無キズで 帰ってきたって
ボルカノさんを うしなっちゃ
しょうがないじゃないかっ。
*「なんで こんなことに
なってしまったんだよ。
神さまは 見てなかったのかよ!
マリベル「ボルカノおじさま……。
マーレ「あたしは 信じてるよ……
あんたは ぜったい ここへ
帰ってくるって……。
マーレ「アルスかい。
父さんのことは もう聞いたね?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
マーレ「心配しなくて だいじょうぶさ。 マーレ「だから ぜったいに マーレ「この国に 今なにか マーレ「だったら あたしたちの |
いいえ |
マーレ「そうかい。 マーレ「父さんなら だいじょうぶ。 |
ガボ「アルスの父ちゃん
帰ってきて ないのか!?
どこへ 行ったんだ!?
アイラ「お父さんのこと 心配だと
思うけど ねえ アルス……。
アイラ「今はマーレさんの いうとおり
この島全体を 救うことを考えて。
*「あの嵐の中 よく もどって
これたもんだ……。
*「ボルカノさんの おかげだな……。
くそっ!!
*「船は ピンピンしてる。
オレたちもな……。
でも ボルカノのだんなは……
*「いや きっと どこかで
ピンピンしてるに ちげえねえ。
あの人は そういう人だ。
*「ひょっこり 帰ってきて
おまえら しっかりしやがれっ!
……って どやしつけてくれるさ。
*「今 いそがしいんだ。
ジャマを しないでくれ。
*「ボルカノさんが 帰ってくるまでに
こいつを うごかせるように
しておかねえとな。
*「あたりが 闇につつまれようが
魔物が うろつこうが
オレたちには カンケーねえ。
コック長「ヨハンとかいう 男のことなら
心配しなくて いいぞ。
コック「嵐にあう前に どこかの陸地に
おろしたみたいだからな。
マリベル「ヨハンて この間
アルスが いってた
トゥーラの使い手の 人よね。
アイラ「よかった……。
ヨハンは だいじょうぶなのね。
マリベル「ねえ アルス
この島の中は とりあえず
ぜんぶ しらべてみたの?
はい/いいえ | |
---|---|
はい/いいえ |
マリベル「そうね あたしは ここは |
マリベル「ホラ いちばん はじめに
あたしたちが 探険した神殿が
村の北のほうに あったじゃない?
マリベル「思えば あそこが
はじまりだったわけだから きっと
おわりも あそこに あるのよ。
マリベル「どう アルス
ちょっと 行ってみない?
アイラ「もしかしたら まだ 石版から
ほかの大陸へ 行けるかも。
神殿へ 行ってみましょう。
ガボ「オラも あの神殿に
行ってみたほうが いいと思うぞ。
ガボ「なんか 誰かに
呼ばれてるような 気がするぞ。
マリベル「なによ アルスは
あたしの いうことを聞いてれば
それで いいの!
*「神さまが おわすというのに
なぜ このようなことに……
*「アルスは 神さまの城に行って
お会いしてきたのじゃろう。
神さまを 信じてよいのか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうか…… きっと わしたちの |
いいえ |
*「ならば わしたちは これから |
ガボ「あの神さま オラたちを
たすけてくれるんじゃ ないのか?
マリベル「ねえねえ アルス
神さまって どんなだったの?
あたしたちを たすけてくれるの?
*「わたしには 感じとれます。
この地が なにか邪悪な気に
つつみこまれて しまったことを。
*「神のご加護が あるはずなのに
なぜ このようなことが
魔の者に できるのでしょうか。
マリベル「まさか この島まで?
だって魔王は やっつけたし
神さまも 復活したんでしょ!
*「アルス 気をつけてね。
あなたにまで なにか あったら
マーレさんは……。
*「太陽が かくれてしまった……。
すべての命の源の 太陽が。
*「おしまいじゃ!
この国は もうおしまいじゃ!
神はこの国を 見捨てられたのじゃ!
マリベル「神さまが いたって
いなくたって 関係ないわ。
自分で なんとかするから。
*「アルス!
どうだった フィッシュベルは。
みんな 無事だったかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「そうか それは よかった。 |
いいえ |
*「なんだって 親父さんが!? |
*「ところで
少し 休んで行くかい?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
*「じゃあ ゆっくり *「どうだい 疲れは取れたかね。 |
いいえ |
*「おお そうかい。 |
*「あらあら おじいちゃんたら
今日はだいぶ 酔っ払っちゃった
みたいだわね。
*「あなたたちが 出発した後に
ホンダラさんが おれも行くんだ
っていって 飛び出して行ったの。
*「だから おじいちゃん
じしんや暗闇は ホンダラさんの
せいだと 思ってるのよ。
*「よく考えれば ホンダラさんが
神の城なんかに 行けるはずなんか
ないじゃないねー。
アイラ「神さまの城には メルビンも
いるんだから ホンダラさんの
心配は いらないわよ アルス。
ガボ「ホンダラのおっちゃん
どうやって 神さまの城に
来たんだろうなあ。
マリベル「ホンダラさんのことだから
なにか 金もうけのニオイを
かぎつけたのね……。
*「こりゃあなあ ひっく!
神の怒りじゃ。
神さまが 怒っとるんじゃ!
*「きっと何か あの大バカものが
神さまに 悪さしたにちがいない!
まったく ろくでもない奴じゃ!
*「今度見つけたら このわしが
ガツンと やってやらねばな!
ひっく!
ガボ「大バカものって アルスの
おじさんのことか?
アイラ「そういえば ホンダラさん
神さまの城に いたわよね。
まさか……。
マリベル「え? ホンダラさん
神の城に いたの!?
どうりで どこにも いないと……。
*「ごほっ ごほっ!
マリベル「この島の人たちは
魔物なんて ろくに見たことも
なかったのよね……。
ガボ「兵士の おっちゃん
だいじょうかな……。
オルカ「たしかに 魚をどうこう
いってるバアイじゃ ないよなあ。
どうしたもんかなあ……。
ガボ「魚 もらってこいなんて
たのまれてたっけか アルス。
アイラ「今は 魚なんて
あとまわしに 決まってるでしょ。
マリベル「まったく オルカったら
こんなときくらい ビシッと
してくれても いいのに!
*「城の兵士が 魔物に
おそわれたらしいんだ。
*「魔物だよ 魔物!
信じられるかい!?
*「きっとこれは 悪い夢なんだよ。
こうして眠って 起きてみれば
もとに戻ってるに ちがいないんだ!
アイラ「夢はさめても 現実は
かわることは ないのに……。
ガボ「夢なんかじゃ ねえぞ!
だって オイラたち ちゃんと
目を あけてるもんな!
マリベル「夢なら たしかに
楽でしょうけどね……。
*「特別けいかい体制は
まだ とかれていません。
*「申しわけ ありませぬが
まだ しばらくは 城の門を
開けるわけには まいりませぬ。
ガボ「なんだ まだ
城ん中 入れねえみたいだぞ。
マリベル「いざとなったら お城の中に
みんなを かくまってもらうのも
アリかもね アルス。
アイラ「アルス ほかの場所に
行ったほうが よくない?
*「バーンズ王の ご容体は
まだ 回復しておりません。
*「われわれも 心配ですが
ここを はなれるわけには
いきませんので……。
ガボ「王さま だいじょぶかなー。
アイラ「バーンズ王のことは わたしも
心配だけど…… 先を急ぎましょう。
マリベル「なに? 王さま
どうか したの アルス?
マリベル「……えっ 飛空石から
落ちたですって?
なんで アルスは 無事なのよ!
ア……
マリベル |
マリベル「あれ 今なにか |
ガボ |
ガボ「ん? だれか |
アイラ |
アイラ「あら…… なにか |
マリベル「あたし 耳には
自信あるんだけど……。
アイラ「気をつけて アルス。
なにかが ひそんでいるかも
しれないわ……。
ガボ「オイラには 人間の声みたいに
聞こえたぞ アルス!
アル……
マリベル |
マリベル「やっぱり なにか |
ガボ |
ガボ「だれだ! |
アイラ |
アイラ「今の声……どこかで |
アイラ「魔物? それとも
だれか いるのかしら……。
ガボ「がるるるる……。
マリベル「うう…… やだなあ
こういうの……。
アルス……
マリベル |
マリベル「なに 今の声 |
ガボ |
ガボ「この声 あそこの |
アイラ |
アイラ「もしかして アルスの |
マリベル「アルス はやく
あの像を 調べてみましょうよ!
ガボ「なんで あそこから
人の声が するんだ?
アイラ「油断しないでね アルス。
もしかしたら ワナかも……。
遺跡に入ろうとすると
マリベル |
マリベル「うーん あの声 |
ガボ |
ガボ「オイラ さっきの声 |
アイラ |
アイラ「あの声…… |
アルス……
ガボ「アルス あの声
どっかで 聞いたことないか?
アイラ「ほうっておくのも 危険だわ。
声の元を たしかめましょう。
マリベル「なによ アルス
こわいから にげる気ね!
アルス……
マリベル |
マリベル「やっぱり この像が |
ガボ |
ガボ「この つくりもんの人間 |
アイラ |
アイラ「この像が あたしたちを |
アルス! そこに いるのは
アルスどので ござるか!?
はい | いいえ | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
はい |
おおっ アルスどのか! わしでござる! メルビンでござるっ。 マリベル「メルビンさん!? ガボ「メルビン オラも もちろん アイラ「メルビン そっちのほうは アルスどのたちが なんと神は いくつかの地を グランエスタードも わしは神に おうかがいをたてたが 今は遠い コスタールの地に そこから 聖戦士のチカラで
わしも 今回のことは この世には 精霊と呼ばれる その精霊ならば 神の真意が
精霊は 地水火風の四元素を わしのカンが ただしければ わしは わしで 精霊について なにかあったら また むっ 人が来たでござるな。 メルビンの声が 聞こえなくなった。 |
いいえ |
だれでもいい! |
いいえの場合
ガボ「あれ アルス
名前 かえたのか?
マリベル「あら アルスにしては
ずいぶんと 用心ぶかいわね。
アイラ「どうしたの アルス。
今のは メルビンの声に
まちがいないわ!
はいの場合
ガボ「よーっし アルス
セイレイとかを さがしに行くぞ!
マリベル「この島が 邪悪だなんて
そんなこと あるわけがないわ。
そうでしょ アルス!
アイラ「メルビンのことも 心配だけど
今の わたしたちには どうにも
できないわ。
※前に石版の台座を調べていると、石版に対するセリフが出ない(要確認)
マリベル「ここの旅のとびらまで
つかえなくなってるなんて……。
アイラ「どうやら わたしたち
この島に とじこめられて
しまったみたいね。
ガボ「オラたちが 島から出るには
あの まっくらな海を わたるしか
ないのか?
どこからともなく
声が ひびいてきた……
アルスどの メルビンでござる。
聞こえるでござるか?
もしやと思うが そちらの島から
ほかの地へ とぶことが
できぬのでは あるまいか?
いいえの場合のみ追加 | |
---|---|
いいえの場合のみ追加 |
いや そんなはずは ないでござる。 |
島の神殿にあった 四つの旅の扉は
おそらくは 精霊のもとへと
つながるもので ござるのだろう。
マリベル |
マリベル「そういや 神殿の入り口の |
ガボ |
ガボ「入り口んとこに 前は |
アイラ |
アイラ「神殿の入り口の 炎が |
聞けば その炎は かつて
エンゴウから もたらされた
聖なる炎だと いうことでござる。
おそらくは その炎が 消えたせいで
旅のとびらのチカラも なくなって
しまったのでござろう。
そこで わしの出番でござる。
なんと このコスタールには
聖なる炎が あるらしいのでござるよ!
それを 手にいれられれば
わしのチカラで そちらへ
送ることが できると思うでござる!
どうでござるか アルスどの!
わしに まかせてくれぬでござるか?
はい | いいえ | ||
---|---|---|---|
はい |
わかりもうした! たのんだでござるよ アルスどの! ガボ「がんばれー メルビン! マリベル「メルビン アイラ「気をつけてね メルビン。 |
いいえ |
しかし ほかに 手だては どうでござるか アルスどの! (ループ) |
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